「ビルマの竪琴」の水島上等兵は、実はすでに日本へ帰っていた! いまや商社員となり、戦死者の遺骨を大量に輸入し、ハンコを作って儲けていたのだ。一方、帰らぬ夫を待つ、元教師で今はホステスの水島カンナ。 彼女の前に現れたのは、カンナの教師時代の教え子だったと名乗る、流しの水島銀次。 カンナの思いは、夫の水島と教え子の水島の間で揺れ、競輪場からビルマ戦線の“白骨街道”へ、さらにラシャメンだったカンナの母がいたバッタンバンの娼家へと、時間と空間を越えて、ゆきつもどりつする……。
劇 団 大 岡 山 劇 場
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