99 Wind Report

3月三浦レポート

爆風の三浦。漂流!
そのレポートです
レポート
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探索レポート

152-9 井田

ウインドレポート

 今回は、予報通り大荒れの強風コンディションだった。ボードは3本持って行った。もちろんロングも。というのも来週は熱海〜初島往復のロングディスタンスなので、練習しようと思ったからだ。それにしても、最近は忙しく、浜名湖行きもキャンセルになってしまった。でも、今日は吹くからラッキーかな。
 朝、4時50分に八王子を出発。7時過ぎ、いつもの三浦海岸に到着。まだ風は弱い。誰も来ていない。7.5をセットするか?でも、これから上がってくるかも。天気はまあまあだが、北風で冷たい。しばらく車の中で様子を見る、つもりが1時間ほど寝てしまった。
 ぼちぼち、いつも見かける人達が集まり始める。岡田に連絡を取ると、これから出るとのこと。到着は10時頃かな。
 風もやや上がってきており、沖はけっこう吹いているよう。
 吉原到着。聞くとロングボードしか持ってきていないとのこと。しかもメガパンプで練習するとのこと。「気合入ってるな!」なにせ、先週彼は、横河の永沼さんはじめレースボーダー10数人?と葉山で練習して、俄然燃え出し、急遽熱海のロングディスタンスレースにエントリーしたのであった。
 吉原が出るのじゃ、付き合わないわけにもいかないし、浜寄りで乗っている分には問題ないだろう。と、私も 7.5 (V8) をセッティング。
 三浦は普段から波がないが、今日は少しだけある。難なく吉原出艇。でも、ビーチスタートはマスターしよう。走り出してすぐ、沈。セイルアップ、沈を繰り返しているようだ。
 岡田はショートボードに 6.0 をセッティング。
 私は頑張って、ロングに7.5(V8)で出艇。風は上がってきていて、きつい。50mほど走って、すぐにタック。浜に向かってボードを左右に振りながらウェイブ気分で戻ってくる。これで、今日のロングは終了。あとはショートボードで楽なセイリングか。
 浜に上がって6.5(ガストラのノーカムセイル)をセッティングしていると、横河電機の長沼さんがやってきた。永沼さんもロングに 7.5 で出ているとのこと。さすが!
 セイルのダウンが思うように引けない。苦労していると永沼さんからシートが古いと指摘され、新品に変えてみた。すると、嘘のようにダウンが引けた。前回も思うように引けなかったのは、シートのせいもあったかも。
 このガストラのノーカムセイル、取り回しも軽くなかなか良い。去年購入したのだが、サイパン旅行が当たるキャンペーンで、旅行は当たらなかったものの、ガストラのTシャツが当たったという縁起物。(参照→Tシャツギャラリ)
 岡田は、浅いところでウォータースタートの練習。しかし、レディーポジションに持って行けず、苦労していたらしい。
 風が少し弱まってきた、一時休憩し、昼食をコンビニ弁当ですませる。岡田と午後の練習にさあ出ようと思ったら、急に吹きあがってきた。岡田は出てみるものの、まったく思うようにならない。私の 6.5 では明かにオーバーなので、やめる。
 吉原が岩向こうの浜にいないので、捜索へ

漂流日記

吉原 152-3

吉原@さすらいのウィンドサーファーです。

なんか冷静に考えると「漂流日記」が連発されるのって、ハタメイワクこの上ないって事に気がついてしまい、実はモニターの向こうでブルブル震えながら「このオオボケモノが〜」なんて叫んでらっしゃる方もイラッシャルかもしれませんが、、ナルベク今回の漂流日記で最後になるように、今後努力致しますので、、此処は一つ、ご容赦のほどを。


で、何時も通りのノリですので、此処から先、読むか否かはお任せします。

週末、三浦に向かうにあたって

先々週、葉山にて実連の方々のウィンド練習会に参加させて頂いて、思わず「熱海のレースに参加します」なんて書いてしまいましたが、、早速、その日の内に某福島氏より

「熱海を甘く見てはイケナイ、熱海の風は浜名湖の百倍は厳しいと思え//」

との教えを受けてしまいました。
そうですよね、ヨクヨク考えてみたら海の様に広いとはいえ湖であれなんだから、外洋、、とは言わないまでも片道10キロ先の島迄、行って帰って来いレースって事は、、確かにか〜な〜り、厳しい状況が発生するであろう事は必定。
しかも、吉原の7.5のセールは微風用(かな?)のメガパンプ//
で、今週中に下記の各項目を実行する事にする。
(この時点で、吉原の短絡回路は外海→爆風に設定される)
1.ダウンのカニンガムが設定できるように、セールをセッティングする。
2.メガパンプに根性焼きを入れる。
3.エキップ2(美品)のトラッカー部のペダルが出っ放しになるパーツをゲットする
4.22日はゼッタイに海に出て練習する。

1項に関しては、以前、吉原が所有するメガパンプにカニンガムをセットしようとした所、セール側のシートの固定部が只の丸穴だった事もあり、セッティングに非常に苦しんだ記憶があったので3連のプーリー?をセール側にセッティングする事にする。で、プーリーを買ってから、、良く考えてみたら、強風に対して対策を打てば良いだけ?って事は、、引けるだけ引いとけばオッケー?って事に三浦についてから気がつきました。
2項に関しては、、浜名湖で、セールアップに死ぬ程苦しんだ理由の一つに、メガパンプの特性として、マストスリーブの部分に水の抜ける穴が一切無い為、一度スリーブに水が入ると、いくらヨシハラが全体重をかけてセールアップを試みても、ドウニモコウニモってな状況におちいるわけです。
しかも強風っていう気象条件だし。って事で、、スリーブの部分に、タバコの火を押付けて穴をあけ水抜きが出来るようにしようって訳です。
3項に関しては、エキップ2で唯一ヨシハラが不満に思っているポイントなのですが、トラッカーの調節用ペダルが収納できる構造になっているのですが、、収納してもあまり意味が無い。っていうか海上で収納されてしまうと「最悪」な状態になってしまうのですが、、これは岡田君のボードに対策部品(多分後づけ)がついていた記憶があったので、今週から来週にかけて貸してもらう事にする。
4項に関しては、もし、もしも最悪、練習しに行った日に限って微風だったとしても2項の効果の確認くらいはゼッタイにしておきたいって事です。

で、週末、、、、

3月21日(日)

稲毛のニフティにて3連の滑車を2千円ほどで購入し、雨が降り出す中ヨットハーバーの駐車場にて、セールの仮セッティングを行う。天候がもう少し良ければ海上に出ても良かったのですが、雨が降り始めた事、あ〜んど、ヨットハーバーにて確認した月曜日の風速予報の内容が内容だったので、海上に出るのは取り止める事にする。
そう、天気予報がドコマデ信用できるか?は解かりませんがこの時点(日曜日)で月曜日、稲毛ヨットハーバーの最大風速の予報は、、なんと、14メートル。
ある意味では、願ったり叶ったりの好条件(悪条件?)が予想されるいじょう微風の中海上に出て風邪を引くなどゼッタイにゼ〜ッタイに出来ない話。なので、素直に家に帰る事にする。
夜、何時もの如く、ブロイを飲みながら、、、靴の修理をする事にする。
歩く距離が尋常でないのか?体重が尋常でないのか毎年GTホーキンスを履きつぶしてしまうのですが、今年はもう少し、もたせたい。(金銭的な理由で)
で、ボードの補修用のパテ(液状)を靴の穴明き部分に盛り込んでみる事にする。
靴を引っくり返して、穴の部分にパテ(液状)を入れてみると、、、
あ〜ら不思議、何故かいくらでもパテが入ってしまう。
「オイオイ、パテが無くなっちゃったらどうすんだよ〜」などと言いながら、暫くパテを入れてから、、ようやっと、靴の穴を埋める為にパテを入れ始めた事を思い出す。
そう、靴の内側に、ドンドンパテが流れ出してたわけですね。
それでも、多少粘性のあるパテを使用した事もあり、作業場となっていたヨシハラのベットの上がパテだらけになる最悪の事態はまぬがれたものの、、
愛用のホーキンスの中には「ムーミン」に登場した「ニョロニョロ」の如き謎の物体が数本生えることになりました。
で、「ニョロニョロ」をカットして就寝。

22日(月曜日)

朝、6時半頃に目が覚める。
前日、道具その他は、オットセイ号に搭載済みだったので、そのまま速攻で出発しても良かったのですが、、ウダウダしている内に7時半近くになってしまい、慌てて出発する。で、10時近辺に三浦到着。
既に井田さんは到着していたが、寒さの為か風が上がりきらない為か、道具のセッティングをためらっている様子。
だがシカ〜シ、本日のヨシハラの辞書に「タメラウ」とか「チュウチョスル」なんて文字はソンザイシナ〜イ//って事で、さくさく道具のセッティングを開始する。この時点で初めて、ダウン用のカニンガムが不要かもしれない事に気がつき、暫く3連のプーリーを握り締めてボーゼンとするが、なんといってもイキオイのついた吉原はその程度の事では止まらずセッティングを続行する。メガパンプを軽目にセッティングし根性焼きを実効する事にする。
(キッチリ張ってからやると、そのままビリビリ破けそうで恐かったんですよ)
で、第2バテンから上のスリーブ部分にバテン間に、左右2ヶ所づつ焼きを入れる。
なんだか昆虫のオナカ(呼吸器)みたいだな〜なんて思いつつキッチリセールを張る。
特に穴が裂ける事もなく、無事セールをはる事が出来る。
セッティングは、葉山でセッティングした時よりも、ちょっとキツメくらい。
この辺で、車と言ったり来たりしている時に、三浦寿司屋前のローカルさん(ロンゲさん)に「ヤッパリこの風でも頑張れないと初島まではキツイですよね〜」
なんて言われて「いや〜、やっぱそう思います?」
等と答えてから、ハタと気がつく。なんで知ってるわけ?こ、この人が噂の「焚火の人」か?
ま、それはさておき、セッティング終了。
横を見ると、井田さんはニールの7.5をセッティング。
その板っぺらさ加減に、
「ん〜、やっぱニールを強風用に欲しいかな〜」
等と思うが、、先立つモノがないのでスッパリ諦める事にする。
この辺で岡田君が登場するが、吉原の意識は既に海の上状態って事で、

海上へゴー//

風が超強風でうまくビーチスタートが出来ず、いきなりセールアップ。
(っていうか、この時点で既にセールに裏風が入りうまく立てずにいた)
なんとかボードの上に立ちあがったものの、セールの僅かな湾曲の為か裏風が入ってしまい、いきなりマスト手側に過重がかかる。セールごと海面に叩き付けられそうになるのを必死の思いでこらえるものの、その後走り出す姿勢に移る事が出来ない。
暫く、踏ん張るものの、踏ん張りきれず、あえなく沈。
いきなり、メガパンプに施した「根性焼き」の効果が試される。
これが、、とても有功な対策だったんですよ。
文字どおり、サクサクとセールが海面からはなれセールアップ成功//
が、、、セールに裏風が入る状況は変わらないので、あえなく沈。
セールアップと沈を暫く繰り返した所で、岩場エリアに入ってしまった為、ボードの端につかまって岩場を避けながら岸に辿り着く。
この時、もう一つ打てる対策があった事に気がつく。
そう、強風用のバテンチューブを入れる事。
(普通は最初に入れる?)
早速、車までバテンチューブを取りに行く。入れる場所も入れ方?もイマイチ良く解からないので、同型のメガパンプを購入していた(今は賀川君が所有)井田さんにチューブの入れ方を聞きに行き、作業を手伝ってもらう。
更に、セールが僅かでも湾曲していると裏風が入ってしまう為、ダウンをひき殆どスラロームセールの様な形状(第二バテン迄テロンテロン状態)にしてしまう。
(いいのか?)
そして、缶コーヒで暖を取った後、、

再び、海上へゴー//

「イケル//メガパンプでもこのセッティングならイケル//」

そう、セールに裏風が入る事もなくエキップ2が矢の如く海面を走、、らせると危ないので、風を逃がし気味にしながら走り始める。
で、以外な事にチャント走れたんですよ、これが。しかも、調子に乗ってマストの位置を下げ、スラローム風な乗り方に変えたんですが、、問題なく乗れる。(当然か?)
でも、これは結構以外でした。いくらセールの設計思想を無視した様なセッティングを施したとはとはいえ、メガパンプで頑張れるとは。
最初からハイテンション気味だった吉原の精神状態は、この時ピークを迎えサルの様に湾内を往復し始める、、、が、ふと気がつくと、周辺のスラローマーな方々はイケスを避けながら湾を出て、更に沖合に向かっている。
「湾を出て沖合まで行ければ、更に楽しめるかも??」
「しかも、このセールのセッティングなら、沖に行っても問題ないかも?」
(問題あったんですけどね)
早速ヨシハラも、周囲の方々にならってイケスを避けながら沖合を目指す。
で、沖合右手の岩場を越えたあたりでしょうか、、「ゼッコウチョウ〜〜」状態で海上を走りつづけた吉原が、ふと気が緩んだ瞬間、、海面にセールごと叩き付けられてしまったわけです。(当然の結果か?)
でもね、そう、今回はメガパンプに根性焼きを入れてあるからセールアップはサクサクっと上がるのですが、、何故かセールアップと同時にセールが鬼の様にバタツキ再度沈。
で、、必死の思いでセールアップアンド沈を繰り返しながら、浜(金田湾)を目指す。
なんとか浜に辿り着いてセールを良く見ると、、なんとアウター側のカニンガムの位置がずっこけているのに気が着く。実は僕のブームのカニンガムはニフティーオリジナルのマジックテープで固定されたものだったのですが、最初に派手に沈した時に衝撃で位置がずれていたんですね。これが。
セールがバタつくわけです。
で、セールのセッティングしなおし、海の状況を見るが、金田湾は波打ち際に岩が多くしかも爆風で波も高くなっている様子。一度出艇を試みるも、波にまかれてしまいあえなく挫折。暫く様子を見る。で、此処で素直に挫折して三浦迄歩いて戻ればそれで済んだのですが、、セールアップアンド沈で多少収まってはいたもののやはり未だハイテンションの残り火があったのでしょうか。多少風が弱まったか?と感じた瞬間、、、

再度、海上へゴー

思いっきり判断を誤った事が即座に判明。
数秒、雨崎方向に走った後、先程より更にハードに海面に叩き付けられる。
しかも、今度は先程より風が上がっており、根性焼き済みのセールでもまるでセールアップ不可能に。

漂流がはじまる。

只、、風向きも潮の向きも浜に向いていた為、ほとんど慌てる事もなく浜を目指してノンビリ漂流する。
もっとも、漂流する先にある浜辺の上方、丘の中腹に教会が見えた時は何か象徴的な物を感じないでもなかったですが。
で、、、まずい事に、漂流する先に岩場がある事に気が着く。
しかも、何か洗濯板の様な形状の岩が広範囲にわたって。
こんな所で美品に傷を付けるのは悔しい限りなので、ボードからおりて精一杯波打ち際の、岩場の上で踏ん張りながらボードを浜辺に上げる。
さすがに、もうこれから再度海上に出る気にもなれず、セールをボードから取り外し、まずはセールだけ抱えて三浦方面にテクテク歩いて行く。金田湾の一番三浦寄りにセールを置き、ボードの方に戻る。
が、、、自分が漂着した辺りに近付くにつれ、段々と不安になり始める。
そう、自分のボードが//美品のニューボードが//

見当たらないじゃないですか//

顔面蒼白の思いで漂着した辺りに走りより、周囲を見まわす。
そう言えば、近くに怪しいオッチャンが二人ほど居た様な気もするし、、あぁ、なんて事に、、
「ヨシハラさ〜ん」←ここで何故か岡田君の声
「へ??」←吉原状況をつかめず
「ヨシハラさ〜ん」←何故か岡田君の声が背後から

振り替えると、、何故か?岡田君が居る。
岡田君も流されたのか?でも、ボードは?
よくよく聞いてみると、どうも、あまりにも僕が浜に戻らなかった為に危険な状況で流されていたのでは?と不安に感じた、井田さんと岡田君が探しに着てくれていたとの事。で、ボードは既に井田さんのレガシーに搭載されている事を確認。
イヤ〜助かりました。さすがにボードを担いで三浦まで戻るのは避けたかったですから。(ケッコウ疲れてたし)
で、まず三浦までレガシーで乗せてもらいオットセイで金田湾に戻りセールを収容。

この日の強風セーリングは終了となったわけです。

でも、この日は妙な一日でした。
あれだけの強風の中、途中で頑張りきれなくなって漂流する事になったとはいえ多少なりともメガパンプで走れたんですから。
もっとも、帰り際、井田さんから
「永沼さんは最後まで、7.5セールで走り回ってた」
と、聞かされた時は倒れそうになりましたが。
一体どういう体力してるんだか。

帰り際、殆ど最近毎週の様に顔を出しているライズにより、強風用セールを物色する。
(買えないけど)
でも、今日の様な強風の中でも乗ろうと思ったら、ホントにヤバイ事になる前になにがしか、強風用セールをゲットすべきなんでしょうね。
一部補足ですが、「サルの様に湾内を往復、、云々」と 表現されている部分の湾内とは、金田湾の手前の事です。 それと、漂流後、空腹に耐え兼ねてコンビニに入った際、昨 年、一部で流行ったドーピング、、じゃなくて栄養食関連で 「アミノバイタル」って商品があったと思うのですが、これ を、発見しました。
小さなパッケージで、結構お手軽な値段になっていましたが 、、あれって、、、売れないと思う。
もう少し、栄養剤らしいパッケージに変えた方が良いのでは? (あ、これはモンモンで言うべきか?)
ま、近々、熱海沖での回収記も書かせて頂きますので、海上 で、漂流した人間の「恐怖」その他を疑似体験してみて下さい。
(いや、ほんとは全然恐くないんですけど)

152-9 井田

 さすらいのウィンドサーファー吉原の「漂流日記(三浦にて)」(↑掲載)を補足する意味で、探索日記を書きました。

 >ええ、やってしまいました。
 >昨日、関東沿岸に爆風が吹き荒れましたが
 >(幕張近辺は最大風速22メートルを記録)
 >今回は三浦でやってしまいました。

「吉原探索日記」

 今日は予報では、海山とも大荒れとのことだった。
 メガパンプ7.5で出艇した吉原は出艇直後、沈し、岩向こうの右側浜へ流されていった。
 ちなみに、この時私もV8 7.5で出艇し、50mほど行ってタック、ロングボードでウェーブしながら浜に戻り、今日はこれでおしまい、というくらい吹いていました。(それでもまだ序の口だった)

 6.5ならまだ十分いけると思い、セッティングしていると吉原が浜から戻ってきた。強風用のチューブバテンを持ってセットのやり方を聞きに来たので、教える。

 岡田と昼食をとり、ショートボードで出艇しようとした時、これまでいまひとつはっきりしなかった空が青空になり、それと同時に風が爆発。これでは、6.5でも出るのは無理。

 吉原は、浜に見当たらないし、もちろん沖にも見えない。ボードもない。捜索開始。

 風は北西。風速は15m以上だろうか。
 吉原は、三浦海岸から見えない一つ先の湾に漂着しているのだろうと、岡田を乗せて、ドライのまま車で捜索に行く。一つ目の湾は沢山のウインドサーファーがいた。車は10台くらいが、道路脇の空き地、残り10台くらいは、路上駐車である。岡田がみつけた。ここは、女の子が多い。ヘルメットかぶった人もいる。みんなうまそう。

 しかし、吉原の姿はなし。おかしい。もう少し先へ行ってみることに。

 その先の漁港で捜すが見当たらず。さらに、先へ。と、道路が海岸から離れたと思ったら、どんどん坂を上がっていき、海が見えなくなった。しばらく行くと正面には灯台らしきものが見える。左折できるところがあったので、入る。ここから海岸線までは、かなりありそう。1kmくらい?両側が畑で大根などを作っているようだった。
 標高もあり、ここからだと海は見えるものの、、、ながめは最高だし、こののどかな雰囲気も良いのだけれど。

 さらに、どんどん進んで海岸をめざす。坂を下ってやっと海岸。しかし、漁港になっているし、もしここまで流されたのなら、もう湾(東京湾)を出ているのでは?

 細い道の先に海が見えたので歩いて行き、捜索。見つからず。風向きからしても、こんな所まで来ているわけがない。戻りながら、捜索することにする。

 途中で車を止めて双眼鏡をのぞくが風が強くて、ぶれてしまう。この位置はちょうど風向の真下であり、これより、外に漂着はないので、さらに戻りながら捜索。

 釣り具屋の前に車を止め、捜索すると浜に青っぽい物体が。あった!
 吉原のボードだけが浜に打ち上げられている。

 セイルを捨てたのだろうか?吉原の姿が見えない。歩いて戻っているのだろうと、とりあえずボードを拾い、戻りながら捜索。と、浜を逆方向に歩いているそれらしき姿を発見。おかしかなことに三浦海岸方向ではなく、ボードの方に歩いてた。岡田に追いかけさせ、車で先回り。

 セイルを飛ばないように、移動させていたとのこと。とくに怪我もなく、無事な様子。吉原を乗せて、三浦海岸へ戻った。

おしまい。
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