Sep. 17, '97
Jul. 7, '97 by 152-9
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イエロー・エンジェルについて | |
イエロー・エンジェルで撮った写真集その1 | |
イエロー・エンジェルの評価 | |
イエロー・エンジェルを使ったマストトップ写真 | |
セイルトップが閉じているセイルに マストトップカメラをセットする |
何人かの人に、海の写真が少ない、もっと載せて欲しいとメールをもらったことがあります。海上でウィンドの写真を撮るためにはそれなりのカメラが必要です。 ウィンドカメラは、防水が必須条件です。日常防水あるいは防滴では駄目で、水深5mくらいまでのものが良いです。別に潜って撮影するわけではないですが、沈した時に完全にカメラが水没することがあるからです。 さて、撮影に必要な機能をリストアップしてみましょう。それには、まず、撮影条件、環境から考えていくと良いでしょう。 ウィンドは、天候の悪い中ではやらないですよね。つまり、視界は良い、曇りだとしても明るさはそれなりにある。だから、晴れ・曇りで撮れる機能があれば良い。 海上で撮影する場合、被写体はセイリング中の人が多いでしょう。背景は無限遠、ピントを合わせたい被写体はけっこう近くにいるとします。そうすると、ピントは被写体から無限遠までにあっていればよく、固定焦点で十分でしょう。 さて、ここまでくると、条件にあうカメラがある事に気付くでしょう。夏になると多くのカメラ店で売られる「レンズ付きフィルム」の防水版です。フジの「写るんです水中」とか各社から出ていますね。以前は私もこの手のカメラを使っていました。 フジ、コニカ、コダック等から出ていますが、実際に使用、あるいは店頭で比較したところフジの物が一番良さそうです。フジは片手で操作できる点で他メーカより優れています。フィルム巻上げがカメラを持った右手の親指一本で簡単にできます。他の点は大同小異。5m防水、固定焦点、適度な大きさ、流れ止めストラップ等。 今までフジのを使っていたのですが、実買価格1300円前後。ミニカメラに5m防水機能のついたもので(例えばキヤノンのAutoboy D−5)実買価格2万円を切るものはありませんでした。(ちょっと高いかなあという感じ〜みたいな;)ところが、最近ミノルタから5m防水、固定焦点のミニカメラが発売され、実買価格1万4千円程度で売られています。役立ちそうなオプションパーツもあるので、購入しました。 写るんです防水10個分の値段でした。これが高いか安いかはこれからの使用頻度、使用評価(Aug.4,'97)によって判断したいと思いますが、今のところ、まあ良かったかなと思っています。本当に撮りたいのはセイリングしている自分自身の姿なのですが、それを可能にしてくれそうなカメラです。 グリップ感が良く、フィルム自動巻上げなので、セイリングしながら片手で連続してシャッターを切れます。オプションのベルト・アームバンドは、ワンタッチでカメラ本体を取り外せるバックルを、腕にベルクロベルトで巻き付け固定します。このベルトは腕の太さに合わせてあるのでちょっと長めですが、ウィンドブーツ等に使っていたベルクロに交換すれば、ブームやマストに付けることができます。実際に腕に付けると取り外しが若干やりづらいのと邪魔になるので、ライジャケにつけておけば、セイリング中も邪魔にならず、取り外しも楽です。 あまり必要ないと思っていた機能で重宝しそうなのが、セルフタイマです。セイリング中の自分の顔を撮ったりできるでしょう。 写真の説明 |
◎:良い、○:ある、△:あるがいま一つ、−:なし
op:オプション
チェック項目 | 写るんです系 | ミノルタ 「イエロー・エンジェル」 VECTIS GX−4 |
5m防水 | ○ | ○ |
固定焦点 | ○ | ○ |
フィルム巻上げ | ○ | ◎ 自動 |
片手操作 | ○ | ○ オンオフのスイッチあり |
グリップ感 | ○ | ◎ |
不沈構造 | ○ | ○ |
流れ止め | ○ 輪ゴム状のもの | ○ スパイラルストラップop |
落とした時 海上で目立つ | △ | ◎ 黄色 |
ファインダ 視認性 | ○ | ○ |
フィルム カウンタ 視認性 | ○ | △ |
携行性 | △ | ◎ ベルト・アームバンドop |
セルフタイマ | − | ○ |
AE | − | ○ |
ストロボ | − | ○ |