バンテアイ・スレイに行ったついでに、 何にも知らないまま、バイタクに薦められるがままに訪れた。
この頃の自分は、バンテアイ・スレイの名前すら覚えられないくらいで、クバル・スピアンの名もしばらく覚えられなかった。 道の途中、西方に大きな岩肌が露出していて、「あ、もしかしたらあそこから石材を切り出したのかも」と、どきどきした。(実際は、クーレン山らしい) クバル・スピアンまでは軽いトレッキング。山奥にさりげなくある遺跡という印象が強い。しかし、この時アンコール遺跡の凄さを知った。手つかずで、放置されている遺跡がたくさんあるのだと。 道に沿ってペンキが樹木の幹に塗られている。道標かと思っていたが、違う。これから先は危ないぞというマーキングだったようだ。結果として道標にはなったのだが。うっかり用を足しに藪の中に入るのは危険である。(やってません!) |