白杖歩行者への援助についてお願い


白杖を使って単独歩行をしている視覚障害者は、街でみなさんから援助が得られることを、たいへんありがたく思っています。より一層のご協力を得られるよう、このパンフレットを作りました。どうぞよろしくお願いいたします。


こうしてほしい(よい接し方の例)

●まず「お手伝いしましょうか」と声をかけていただき、それから・・・。

ホームなら「一緒に改札まで行きましょうか」と言ってくださればいいのです。「・・・まで私も行きますのでご一緒に」というよびかけは気が楽です。


●どのようにしたらよいか相手にたずねてほしい

手引きをするには腕をくんだり、後ろに出したひじを持たせたり、肩を持たせたり、いろいろのタイプがあります。癖もあり人によっても違うので聞いてあげてください。もし「大丈夫です」と言われたら、そっと見守ってあげてください。


●電車の乗り降りや車内で・・・

乗り降りのときは、声でドアの位置を言ってください。手や白杖を車体に触れさせてもらえば、自分で判断して乗ることができます(人によっていろいろな乗り方があります)。
座席が空いていたら、その席の前で「前の席が空いていますよ」と教えてください。立っているときは吊革や棒に手を触れさせてください。


●交差点や横断歩道で・・・

「青にかわりましたよ」と教えてくださればありがたいのです。
後続車が来ないかと立ち止まっていることがあるので、「大丈夫ですよ」と言ってもらえば、安心して渡ることができます。


●道路上で前に障害物があるとき・・・

「前方に自転車がありますよ」「・・・メートルくらい前に車が止まっていますよ」と声で教えてください。このときも車体に触れようとしますので離さないでください。白杖や手で触れないと、位置を正確に知ることができません。この点をご理解ください。



これは困る(ありがたくない例)

●無言で腕をつかんだり体をかかえないで

白杖を持った手をつかまれては杖が左右に動かせません。ひじを上につきあげられるのも、杖が浮いてしまって触れられなくなります。後ろから押されるのも困ります。


●斜め歩きや斜め降りはしないで・・・

ホームや階段から落ちないためには、線路や階段にまっすぐむかっている必要があります。そのために絶えず歩いている方向(方角)を意識していたいのです。慣れたところでは、頭の中に「メンタル・マップ」といって地図が描けています。点字ブロックをはずして近道をされては困ることがあります。点字ブロックの上を歩かせてください。


●点字ブロックの上に障害物を置かないで・・・

自転車や車をブロックの上にとめないでください。物を置いたり黙って立っておられても困ります。トラックの歩道上の片足駐車も、ミラーで怪我をする原因になっています。


●白杖につまづいたり、持っている荷物にぶつからないで・・・

私たちは何か障害物があるらしいと思うと、急に杖を横に出して触ろうとします。これにつまづく方がよくあります。また手引きをされて歩いているとき、持っている荷物にぶつかったりする人がよくあります。私たちはとっさによけられないので、見える方が十分によけてくださるようお願いしたいのです。




人によりニーズが違いがあります

そっと、やさしく、さりげなく の気持ちでよろしく


視覚障害者リソースネットワークでも関連情報をだしていますので登録して会員になれば見ることができます。また月1回失明者の交流会を神戸市東部在宅センターで開いています。(Tel078ー709ー4337へご連絡を)




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このページの著者は松本昌三です。編集は松本吉生です。メールの宛先はyoc@bekkoame.ne.jp