キャンピングカー用語集



キャンピングカーの用語集です。よく使われている用語を簡単に説明文にしました。私なりにかいつまんで説明していますので間違い等有るかも?「これ違うんじゃない」等思われた方、「○○○って何だろう?」と思われた方はメール下されば追加記載したいと思います。
  • クラスA
    主に北米及び欧州製でシャーシー及びエンジンを自動車メーカーから供給を受けたビルダー(キャンピングカーメーカー)が自社工場にてボディー、コーチ部すべて仮装を行った物。外見の特徴は運転席上部にバンクベットを持たず、運転席天井にプルダウンベットを持つ物など、なお海外製は主に2人ほどの少人数で使用する事を前提に作られた物が多いため収納もクラスCに比べると少な目、常設ベッドを持つ物が大半、国産の物も有り、外見は大型バスに良く似ているがボディー全体はFRP(まれにアルミ)で出来ている

  • クラスB
    これも主に北米製のバンを仮装した物が大半、バンの原型をほぼとどめていて内装及び車種によってはルーフを嵩上げした物や窓を潰してパネル仕上げにした物も有る。車体のおよそ半分はオリジナルの鉄板をそのまま使用する物がほとんど。

  • クラスC
    これも呼ばれているのは北米、欧州の車種。クラスAと作成行程はほぼ同じだが運転席より後ろのBピラーより後方をコーチビルドしたもの、特徴は運転席上部に大きなバンクベッドを持つ物がほとんど、大型(22ft以上)になると常設ベッドもリアに有る物も有る。収納もクラスAと比べると使用人数が増える為大きい。

  • 国産キャブコン
    欧州、北米のクラスCに準ずるがベース車両は国産車を使用し国内使用に有った大きさを確保している。しかしクラスA.Cと違いライトトラックやRV車をベースとしているため非力、

  • シャーシー
    北米のクラスCにはフォードのE-350と言うシャーシー&エンジンがほとんど使われている。(V-10,305phガソリン)アメ車特有の大排気量ガソリンエンジンで走行性能はストレスを感じさせない走りが可能、そのほかにもクライスラー製のV-8などガソリンエンジン車がほとんど、まれにディーゼルエンジンも有る。欧州車のクラスA,C 車はベンツやフィアットなどのディーゼルエンジン車が多く、インタークーラーディーゼル等で走行性能はそれなり、国産車はノンターボディーゼルがほとんどで、そのほとんどが非力、後付のターボキット等があるほど。

  • サイドオーニング
    車体に取り付けるタープ、商店街の軒下にある雨や日差しを遮るテント生地のひさしと思えばよい、タイプとしてはパンタグラフ式の物とロール式の物がほとんど、雨の日などは重宝する、ただしあまり風の強い時は煽られて破損するので注意が必要。

  • トイレ
    タイプは、ポータブル、カセット、マリン、その他に分かれている。すべて水洗トイレである。ポータブルはその名の通り水タンクと汚物タンクがコンパクトに一体になった持ち運び可能な物でバンコン、バスコン等に多く使われている、個人的には介護用品としても使えそうに思う。ポータブルは水タンク内蔵式の物と車両の給水タンクよりポンプにて汲み上げ、使用する物と有り、汚物タンクは別体になっており汚物タンクのみカセット式、取り外し汚物を処理できる。カセットトイレ本体は車両に施工固定する。マリントイレはポータブルと違い汚物タンクも車両に固定されており(容量は大きい50リッターほど)処理するときはタンク出口にホースを取り付けバルブ操作にて汚物を家庭の浄化槽等に流す。

  • グレー、ブラックタンク
    グレータンクとはシンクやシャワー等に使われた水をストックしておくタンク、ブラックタンクとはトイレより出てきた水をストックする。配管はグレーのみの車の場合は直にバルブのみだが、ブラック、グレーと両方有る場合はT時配管によりブラックタンクの洗浄、追い出しが出来るようになっている物も有る。ちなみに使用前の水タンク(給水タンク)はホワイトとも呼ばれている。各タンク容量はまちまち、シャワー等を使う場合はやはり最低100リッター出来れば200リッターは欲しい。

  • ボイラー
    ボイラーは、車のラジエター熱交換タイプとガスや軽油、ガソリンを燃料とする燃焼タイプに大別される。冬にお湯が出るのは洗い物をするときに重宝するが温水シャワーを使用するには国産車の場合大半が給水タンクの容量の問題から3人位の使用が精一杯である。

  • ヒーター
    車のヒーターの他にFFヒーターも取り付けられる、使用する燃料の違いにより灯油、軽油、ガス等に大別され構造は外気から空気を取り入れ燃焼し排ガスは車外へ排気され社内の空気を循環し熱交換し温風を送り出す。構造上、車内の酸欠などは無く安全であるが車内の空気が乾燥するので湿度の確保に車のオーナーは気を使う事となる。

  • ジェネレーター、ルーフエアコン
    ジェネレーター=発電機で大型のキャンパーに取り付けられ(主に輸入車、国産の大型)容量は2.5Kw以上ありこれによりルーフに取り付けられたエアコンや電子レンジを動かす。またジェネレーターは小型の国産の物も良く愛用されバッテリーの充電や照明等に使われる、中には電子レンジも使えるタイプも有る。

  • コンロ、シンク、レンジ
    コンロは多くが2口で輸入車になると4口のガスコンロも有る。シンクは国産のは比較的小型だが1シンクや2シンクの物も有る。輸入車はこの他にガスオーブンレンジも有り七面鳥なども焼ける。

  • ボディーパネル
    FRPの一体形成の物とFRP+断熱材等とのコンポジットパネルとが有る。これは外見で識別でき継ぎ目のほとんど無い物がFRP一体形成シェルでコーナー等に大きめのモールが有る物はパネル工法である。一体形成の物はシェル自体は柔らかく応力を分散するタイプ、メンテナンスもほとんどいらない、パネル工法はフレームが有る物は強固で強度自体も有り、ドアやウィンドウなども比較的柔軟に追加取り付けが出来るほかリアゲートを大きく開ける事も出来る。そのほかにはパネル工法でもアルミのサイディングを外板に使った物やアルミシェルも有る。

  • タイヤの話
    輸入車の場合、ほとんど問題にはならないが国産のキャブコンの場合問題が有る。国産キャブコンの場合、そのほとんどがライトトラックをベース車両に使用されているが仮装を施すとそのほとんどが積載重量一杯まで重量が増えてしまいその弊害がタイヤに掛かってくる。重量増=運動性能の低下に現れるが同時にタイヤへの負担も増え結果としてタイヤバースト等の問題が有る。バーストのほとんどが高速道路でおきている。対処方法としては空気圧のこまめなチェックと高速走行時は休憩時良くチェックする。タイヤの交換時は出来ればワンサイズランクを上げて交換する等の対処が必要と思われる。具体的にはタイヤのプライス数を上げる。6PLから8PLへLT表示の物は数値の大きいタイヤへ、空気圧を1ヶ月1回は確認する。(4.0Kgから4.5Kgの間)ちなみに私のロデオは標準タイヤは215-15の6PL(プライ)から255-70R 15 112L.LTに112Lとはロードインデックス(タイヤの対加重値)で一本あたり1120Kgまでは使用可能である、ただし112LのLから最高速度は120Kmになっている。飛ばしすぎに注意が必要か?。