[山と花の記 13]


 

ツツジの冬芽

 四国の石鎚山系を訪ねたのはゴールデンウィークだったが、山頂は吹雪であった。そんな中で、直下の祠には役行者をおもわせる修験道の山伏が肩に雪を溜めながら一心に真言をとなえていた。
 冬芽は爆発前の静かなエナジーを秘めながら、ひたすらに春を待つ火薬だ。

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