岡山県立津山高等学校本館
[1895年築 津山市椿高下]
前夜、新宿を21時30分に発車した夜行高速バスは帰省ラッシュの渋滞で約3時間遅れ、9時30分に津山駅に着いた。観光案内所で地図をもらい、歩いて津山高校へ。
正門ごしに対面。縦長の「半円型ペディメント付きエディキュラ窓」が、微妙な規則性をもってシンメトリーのファサードに軽快に並んでいて、ネオ・ルネッサンス様式の「端正と品格」を典型的に表現している。等間隔の持ち送りに支えられたコーニスと胴蛇腹が、日差しをあびて作り出す水平の陰影が爽やかに見える。設計者も施工者も不詳というが、岡山に唯一残った旧制中学の遺構として、近代建築の歩みを語るうえでとても重要な建物だ。
1895年築ということは、来年でちょうど百歳ということになる。さすがに歴史を感じさせる学校で、校内には30周年記念館・80周年記念舘も建っている。盆休みで学校は閉鎖中のため内部の見学はできなかった。資料では廊下の天井や階段の手摺りの意匠が素晴らしい、とのことだが。
お昼前。校庭ではもう来年の甲子園をめざして高校球児たちが練習にはげんでいる。[94.08.13]
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