この3作品はヴァイオリンニストにとって特によく演奏する曲です。クライスラー自身が素晴らしいヴァイオリンニストであり、また沢山の小品を残してくれました。やはり、ヴァイオリンニスト自身が作る曲は、その楽器の特質をよくわかった上で書いているので、素敵な作品が生まれるのではないかと思います。
この3曲以外でよく演奏するのは、ウイーン奇奏曲、中国の太鼓、またヴァイオリンの小品にアレンジしているものではモーツァルトのロンドや、民謡のロンドンデリーの歌などがあります。彼のヴァイオリンの小品は調べてみると30曲以上あるようです。

この曲がクラルテで演奏するようになった切っ掛けはこうだったんです。
この3曲は市販の譜面で弦楽四重奏用のアレンジしたものがあり、その譜面を使いクラルテで演奏会をすることがあったのですが、当時、6重奏用の譜面(クラルテ用のレパートリー)が数少なく、このコンサートでコントラバスの新納さんがあまり出番が無く「これは不公平だ!新納さんにもっと仕事をさせよう!!」ということで、急遽アレンジして出来上がったのがこの作品です。

アレンジしてみると、この曲は元がヴァイオリンとピアノの曲をなので、6人でやるには、あること無いこと書き足していかなければならず、結果はずいぶんゴージャスなクライスラーになっちゃったんです。
クライスラー作曲 1875〜1962
 愛の喜び
 愛の悲しみ
 美しきロスマリン