四角い鉄塔 東名高速日本坂トンネルを出て(ないしは入る)すぐに日本坂PAがあります。左図はその下りPA側より山側を見た際に一番目立つ鉄塔です。鉄塔の下側に集中してオフセットパラボラが設置されています。上方にはカセグレンアンテナが設置されており、沼津や富士で同形式のアンテナを見た際にあった、遮蔽板に黒いシールもかろうじて観察されました。

 このアンテナが設置してあるステージから少し距離を置いてさらに上にステージがあり、その下側には自動車電話基地局のアンテナが設置されているのも観察されました。さらに塔頂付近には方探のアンテナの様なもの(H型アドコックアンテナ?)が設置されていました。


上りPA側より 日本坂PAは焼津ICより上り方にありますので焼津土産=日本坂PAの感じが強いです。このためかPA建物上に左図の様なオブジェがあります(下りはPAを出て焼津ICになるので焼津土産ってイメージはあまりわきませんでした:下り焼津IC通過後の最初の休憩箇所は茶どころの牧之原SAになってしまいます)。

 と、オブジェはともかく再度PAの北側にある高草山を見てみました。上図にある四角い鉄塔局以外に左手方に3局見えています。いちばん左の鉄塔にも複数のレドーム付きのパラボラが設置されているのが観察されます。これらが設置されている高草山は501.4m、静岡市と焼津市の海沿いにある山の中では一番標高があります。日本坂PAは海抜12m、ここから高草山山頂まで2km弱と文字通り見上げる位置にある局群です。


案内看板 日本坂の地名の由来などが記された案内看板があります。PAやSAには比較的目立たない場所にこの様な地名の由来を記したものや開通記念碑などの案内看板があります。休息の際に見つけて読んでみるのも一興かもです。


焼津港から 焼津ICから焼津港まではほぼ1本道でおおよそ2キロくらいです。この焼津港からも高草山の中継局群が良く見えました。また銚子や三崎などと並ぶ水揚数量を有する特定第3種漁港で、このため通信士試験(地理)にも位置を問うものがあると聞きます。が、オフだったためか数隻の漁船が停泊しているだけでした。


漁船の空中線群 遠洋漁船でしょうか、停泊していた漁船には短波帯の線状アンテナ(型式名は不詳ですがY給電とかなんか特徴があります…)、レーダ用のアンテナ(見た時は停止していましたが、これが回転しているところを見てみたいです)、インマルサット用のアンテナ等が所狭しと設置されていました。


富士山 漁港の向こうに富士山が見えました。ちょっと霞んでいますが特徴のある稜線は良く見えました。


富士山 from 由比 時間が前後しますがここに来る前に寄った由比PA(下り)から見た富士山です。下り線側はほぼ海岸線に沿って通過していますのでPAの柵の向こうは駿河湾になっています。ここから蒲原の街の向こうに富士山が見えています。焼津漁港から焼津ICに入り日本坂PAを通過すると日本坂トンネルになります。このトンネル内で静岡市に入り、左図の由比PAがある清水区由比を越えて清水区蒲原、富士川SAの手前の蒲原トンネル付近までが静岡市の行政区域となります。


撮影:
(上2枚)2008.10.18 お昼前、夕刻
(中4枚)2008.11.02 お昼頃
(下1枚)2008.11.02 10時すぎ

レーダ用のアンテナなど → 古野電気株式会社 カタログなど参考になりました。

ひとつもどります