東電本社の鉄塔 東京駅で時間を持て余したので(東海道)新幹線のホームに入場して見ました。土曜日でしたが、午後の時間であったためホームの人波は一段落している様で、下り先頭車両方にある自由席車両への待ち行列もそれほど長くなく、ホームの先端(南側)はなんとなくがらんとしてました。

 左図はそのホームから有楽町方面を見たものです。有楽町駅近くにある東京電力本社ビル、の屋上にあるマイクロ回線の鉄塔が見えています。紅白に塗り分けられたスマートな、背の高い鉄塔上方に3段のリング、真ん中くらいにいつのリングが設置され、それぞれの段に各方面に開口したパラボラアンテナが遠目で見えます。塔頂には気象レーダの様な球状レドームが設置してあります。


LCXの端末部分 左図は19番線側にある、LCX(Leaky Coaxial Cable;漏えい同軸ケーブル)の末端部です。東海道新幹線は開業当初空間波方式の列車無線システムを採用していたとのことですが、その後トンネル内不感地帯対策や老朽設備更改に併せ線路沿いにLCXを敷設してLCX方式に移行しているそうです(東北・上越新幹線は開業時よりLCX方式)。

 東海道新幹線のLCXは列車指令や車内公衆電話の他、700系のぞみ車内で利用できる無線LANの車上基地局(から変換した列車無線帯域の電波)と地上基地局の間をとりもつ設備でもあります。

鉄道建設記念碑 再びホームの先端に注目します。左図はホーム先端に設置してある鉄道建設記念碑です。東海道新幹線建設に尽力された十河国鉄総裁のレリーフと、一花開天下春と刻印されたプレートがあります。ホームの柵ギリギリの位置にあるため、背面に刻印されている区間開業の距離・日付が読みにくかったです。


撮影 2009.08.07 15時頃
初稿 2009.08.09


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