NTT立野無中12年前 これは今から約12年前に撮影したものです。当時、周囲は畑ばっかでした。場所的に内房線五井−姉ヶ崎間の下り進行方向左手車窓に小さく見えます。立野街道というローカルな名称の道路脇にあります。この休みに実家に帰り運良く自動車が借りれたので当時の記憶を頼りに光風台経由で行って見ました。後で考えると有秋台経由で行った方がすごく近かったです。ちなみに実家の近くは○○台という地名が幾多も有ります。すべて山を切り開いて造成した団地です。実家も青葉台という切り開き造成地です。切り開きした関係でしょうか、山の影による電波の減衰も出やすく実家は某通信事業者で圏外すれすれになってます。ところが数100mも動くと3本起立状態になるので計算上では完全なエリアらしいですね。時々実家の携帯に電話した時途切れ途切れの音声で苦慮しました。PHSは近くに基地局あるので大丈夫ですけど…あ、本旨から外れましたね。で、立野無線中継所ですがこのテの建物はランドマークにうってつけらしく、Navi'n You(という地図ソフト)にはそのものズバリの名称で記載されていました。

 ステージ上から2、3段目に教科書に出てるホーンレフレクタアンテナが載ってます。アンテナの形状が角張ってる(左側)と丸まってる(右側)の2種類がありますが、手元にある資料では左側がホーンレフレクタとなってます。右側のはなんとなくぷっくりとしたオフセットアンテナと似てますが、角錐または円錐形ホーンとの説明もあったのでやはり同じホーンレフレクタアンテナなのでしょうか?ステージ最上段にはパラボラが90°位の開きでそれぞれの方向を向いてます。なんかいかにも中継所という感じを醸し出していました、当時は
(この写真は当時撮影したプリントをスキャナで撮り込んだものです)

NTT立野無中現在 さて、これが最新の立野無線中継所の鉄塔の様子です。2、3段目のホーンレフレクタアンテナはそのままでしたが、搭頂のパラボラが今流行り(か?)のIU-67系のオフセットアンテナに変わっていました。また最下段ステージ下には当時なかった円筒状のアンテナが設置されています。自動車電話(携帯電話)基地局にもなってしまったわけですね…。場所的に館山道が近くを通過してますのでそのエリア対策でしょうか?それ以外にはゴルフ場対策?
NTT立野無中看板

 局舎は柵で囲われてまして、なんか工事もしていた様です。その正面入口にある看板です。工事中なのか連絡先の電話番号などが記載されていないのはご愛嬌なのですが、ここってこの事業者が管理してるのですか?写真はありませんが、敷地内にコンテナが3基ありました。自動車電話基地局設備はこの中、マイクロ中継機器はコンクリ局舎の中…でしょうか?

 アンテナの向きから単純に考えると東京湾を挟んだ対岸の局と立野街道の北方面延長線の局との回線があると思われます。横浜と千葉の方向をそれぞれ向いていて、千葉の方向では千葉市中央区千葉みなと駅の近くにある千葉NWCではないかと思います(ドコモの鉄塔も千葉NWCのすぐ近くにありました)。

NTT立野無中とヒコーキ

 おまけです。ここに居ると時折飛行機が見えます。市原市の対岸は羽田空港ですが、概ね木更津方面からアプローチするみたいですが、風の強い日などではこんな場所を通過して行くみたいです。低空で飛ばれるとNHK総合(関東地区ではローバンド1ch)の映像がぶれたりすることがありました。

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このページは以前掲載されていたものを少し引用して、大幅な改定を加えたものです。