基地局 かなり前に家庭用のコードレス(電話)が街に出るというコンセプトで簡易型携帯電話システムのサービスが始まりました。当初はPHPと称されていましたが松下幸之助氏創始のシンクタンクの略称と紛らわしいのでPHSと呼ばれ意外に普及しました。PHS事業者は3つあり、当時はパーソナル、ポケットそして左図のアステルでした。

 その後通信事業者間の泥試合などで吸収されたり売却したりで現在も公衆サービスをしているのは2事業者、そのうち1事業者も来年早々撤退です。アステルは…電力系と鉄道系の企業がバックアップしていたためか電柱になっているケース、そして駅構内にさりげなくぶら下がっているケース、良く見ました。


引いてみました 現在も立川駅、武蔵小金井駅構内などで見かけます…停波状態なのか、第二の用途で稼動しているのかはわかりませんが、放熱フィン付き筐体に事業者のロゴタイプ、それに(PHSであれば)ダイバーシチアンテナが目立っており、下に設置してある電車案内の文字を見るのと同じくらいについつい見てしまいます。

 市中の電柱にある同基地局ではたまに電線が切れたまま、その電線がぶら下がっているのを見かけたりしてなんか物悲しい感じがする時もありますが、ここでは(上図で見ると)キチンと2本の電線が走っていました。既に停波していてオブジェとして余生を送ってるのか、実は筐体の中には別の基地局装置が入っているとか…どちらか判りませんが、とにかく一世を風靡したもののひとつではあるので気付いたらそんなものもあったな、と見てあげて下さい。

 本題と外れますが、2007.09.30より立川駅のホーム番線が変更になり、左図ののりば番線は上から順に6、1、2となります。またこの日からホームへの階段(エスカレータ)も増設され、乗り換えが便利になりました。



移動局 来年早々に事業が終わっちゃうので機種変を強いられているところの、PHSデータカードです。今はザウルスというPDAやPCに実装して出先にてメールやページ更新に使用しています。最近のPCではこのカードが使用できない(PCMCIAインターフェースがない)のでいよいよ活動範囲が狭まってきています。またザウルス上では音声通話がサポートされていませんので、8kHzのADPCM音声通話もできません。これを行うには2000年に買ったWin98SEのPCまで戻る必要があります。



撮影:2007.09.24 11時頃

初稿:2007.10.01

ひとつもどります