鉄塔 利根大堰から取水された見沼代用水は県中部を東南方向に進み久喜市菖蒲庁舎付近で星川と見沼代用水に分流します。その分流点に見沼管理所と水門があり、銀色モノトーンの鉄塔が建っています。左図は分流した星川方から水門を見たもので、鉄塔塔頂に設置されている開口アンテナは見沼代用水取水口である利根導水総合事業所方に指向している様です。


塔頂部拡大 塔頂部には開口アンテナ(レドーム付き)があり、これが4本のボルトのみで鉄塔のリングに固定してあります。アンテナ焦点裏側に給電線が接続されており、鉄塔中心部付近でなだらかな曲線を描き垂下されている様子も伺えます。

 12素子の八木宇田アンテナ(放射器は折り返しダイポール型式)が同一方向に向かって2段構えで設置されています。これは複数段にしてアンテナ動作利得を得るためと思われ、共聴アンテナとかVUHF帯のアマチュア局でスタックアンテナとしているのを市中で見かけます。


塔中間部拡大1 塔中間部にも塔頂部と同じ様にスタックされた八木宇田アンテナと、一回り大きい5素子の八木宇田アンテナが設置されています。


塔中間部拡大2 上図の反対側にも垂直設置の5素子八木宇田アンテナが設置されています。


見沼代用水方から 鉄塔のある管理所付近で分流した見沼代用水側から見た鉄塔です。菖蒲庁舎付近は桜並木となっていますが、この日時点では満開ちょっと手前でした。


菖蒲庁舎方から 菖蒲庁舎(左手方にフレームアウト)方から見た鉄塔です。主題の鉄塔の後方に紅白の鉄塔も見えています。同じ久喜市内にある、NHK菖蒲久喜送信所です。


撮影:2012.04.08 11時〜12時頃
初稿:2012.06.03


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