鉄塔全景 栗橋で利根川を渡り、そのまま国道4号線を古河市内、小山市内と北上していくとそのうち餃子の宇都宮市内に至ります。宇都宮市街地の手前、東北線(宇都宮線)で言うと一駅手前に雀宮駅があり、その付近に電話局があります。国道4号線を北上している時も視界に入ってきます。銀色の鉄塔、塔頂に自動車電話基地局のアンテナと地方でよく見かける姿なのですが、鉄塔上部のステージの下にカセグレンアンテナが設置してあるのが気になり、宇都宮まで行ってJRで1駅戻って見ました。

 雀宮駅を降りて電話局の前を通って国道4号(東京街道)まで出ますが、市街地なので鉄塔全景が見える場所がありませんでした。少し歩き、国道から東側に入った小学校の前から左図の構図で見ることができました。カセグレンアンテナは南の方位に開口しています。塔頂にはレドームに収容されたアンテナが複数設置してあり、またオフセットアンテナも。これは宇都宮市街地方に開口してました。自動車電話基地局のエントランスでしょうか?

塔頂下部拡大 ステージの下に設置されているカセグレンアンテナ、リング状のフレームにガッチリ固定されている様はなんとなく変電所などにある電力事業用のマイクロ鉄塔を連想してしまいますが、遮蔽板のあるレドームなし(放射器、1次反射器が拝める)開口アンテナは電話局でお馴染みの光景でした。

 しかしながら鉄塔からせり出した様に設置されているのはちょっと珍しく思います。またこの様に設置されているのもですから給電線(導波管)も観察することができ、2本(垂直と水平の各偏波使いでしょうか?)見えています。途中で細いものから太いものに変換されているみたいです。

プレート 駅前通り(駅から国道4号への通り)にある局舎の前(鉄扉)に設置してあったプレートです。「電話」の右側3文字分くらいにテープが貼られ、行を変えて「交換センタ」とあります。テープの下は「交換所」「交換局」とかでしたのでしょうか?


撮影:2010.09.05 12時半頃
初稿:2010.09.07

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