送信所全景  江別市に4局ある中波送信所のひとつ、札幌テレビ放送のラジオ送信所です。北海道放送のラジオ送信所の前の道を国道275号方面に進み、国道に入ります。この頃から小雪→粉雪の天候となり、左図の様な状態です。この時点では時々吹雪く程度で視界不良にはなりませんでしたが、それでも時折前が見えなくなる状況にもなりました。ほんの30分前までは青空に映えた紅白の鉄塔が見えていたのに…同じ市内なのに…

 この送信所は札幌市(東区)との境界近くにあり、直ぐ近くに豊平川が流れています。この豊平川もこの送信所からおおよそ2キロほど北で石狩川に合流します。江別市は石狩川と千歳・夕張・豊平の各河川が合流(集中)するため大地導電率が高い(=アンテナ効率が高まる)、札幌市(視聴者の多い都市部)の近くに位置する等の立地条件が揃っているため中波送信所が集中したのでしょうか?この鉄塔、札幌テレビ放送(本局)の送信周波数1,440kHz、波長約208mですので中波大電力局(のフェーディング防止)形とすれば約110m高となります。

 この写真は国道から右折して豊平川方面に向かった際に見えたものです。1つ早い交差点で右折してしまいました。鉄塔を左に見ながらそのまま直進して適当なところで左折して目標に向かおうと思いましたが吹雪+除雪してあるか怪しい…とのことで再度国道に戻り少し札幌市内方面に進んで再度右折して局舎正面に向かいました。


送信所正面  HBCの局舎と比べるといくぶんコンパクトになっています。建屋中央部分にSTLのアンテナがあり、壁には局名と呼出符号が表示されてました。STV、の「S」が数字の「5」に見えて仕方なかったのですが、札幌テレビ放送のテレビのチャンネルは(札幌では)5チャンネルだったと思います。



マイクロもあります  この局も演奏所との回線はマイクロを利用しているみたいです。アンテナは札幌市大通り公園近くにある演奏所に向いてそうです。HBC演奏所、NTT大通りビル(マイクロのアンテナ多し)にも近いです。このアンテナの給電線もフレキシブル導波管の様です。取り付け鉄塔が低くくまたケーブルラックに早々に収納されていましたので給電線自体は良く見えませんでしたが、ラックに収納される部分で緩やかに弧を描いている部分がなんか中空っぽい感じをかもし出していました。

 雪が降り止むのを少しばかり待っていたのですが逆に段々降りが激しくなってきました。何時止むのかわかりませんでしたので全景−局舎−おわんの写真を撮ったということでこの場を後にしました。


撮影:
上 2005.01.09 12:28
中 2005.01.09 12:35
下 2005.01.09 12:40


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