市街地にある鉄塔 中央道塩尻ICから新信濃変電所の往復路で塩尻市街を通過します。この塩尻市内、奈良井川の右岸河岸段丘にあたる場所(塩尻駅から北西方に約2キロ)に中信変電所(中部電力)・塩尻送電所(中部、東京電力)が固まって設置されています。変電所と送電所の敷地を貫く様に県道294号(原洗馬停車場線)が通ってます。

 左図は変電所北側にあるコンビニ(サークルK塩尻郷原店)駐車場から見た、中信変電所のマイクロ鉄塔です。建物の上に設置された、ある意味コンパクトな鉄塔ですが4段のリングを有し、更に市街地にある鉄塔らしく自動車電話(携帯電話)基地局の空中線も併設されています。

 こちらの方角から見ると最上段と最下段のリングに集中して尖ったレドーム(たぶんカセグレン?)の開口アンテナがあり、先に見て来た新信濃変電所のマイクロ鉄塔のそれとはまた違った様に思えます。尖ってるといかにもこの先っぽ方に強い指向性があるんよ、と主張しているみたいで。実際そうなんですが…。


県道から 場所を移動し、変電所と送電所の間を通過する県道より見て見ました。最下段の大きなカセグレンをほぼ真横から見ることができます。この段の開口アンテナは若干上方にチルトしている様に見えます。周囲の山(海抜の高い方)の中継局に向けての回線でしょうか?

 建物は2階建てで、その屋上に鉄塔が設置されています。鉄塔中央部には給電線が走ってます。それに沿って垂直梯子があります。途中に踊り場があるのですが、この鉄塔も一気に垂直移動…ですか。この位置からは最下段リングの下にあるレドームに収納された垂直のアンテナが見辛くなってしまいました。


最下段拡大 左図は最下段のリングを拡大したものです。右側の小さい開口径の反射鏡面の裏側にはガッチリ補強されている様に見えますが、逆に大きい開口径のものはかなりスッキリシンプルな感じがします。


変電所 県道を更に南下して変電所全体を見て見ました。例によって豪快な設備がありますが、中信変電所のマイクロ鉄塔はその端の方にやや控え目な感じに見えてました。

 画面右側に走っているのが県道294号(原洗馬停車場線)です。変電所(送電所)付近は小型自動車がすれ違うのがやっと程度の道幅です。制限速度40キロの標識が見えてますが、その後ろにある鉄塔、昭和電工赤松線というプレートがあり、それには1950年5月と表示されています。63年物ですか…。途中で建て替えとかしたのでしょうか?


撮影:2013.03.24 11時頃
初稿:2013.05.16


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