高背鉄塔複数 関越道から北関東道に入り太田藪塚ICを過ぎた頃、進行方向に向かって右方に高背の紅白鉄塔が見えてきます。関越道本庄児玉IC手前でも右方に(新岡部変電所の)高背鉄塔が見えましたが、こちらは殊更によく見えました。次の太田桐生IC(2008年4月に只上無線中継局(太田市)を見た時利用)で降り、少し戻る様な格好で高背鉄塔を見てきました。

 県道39号を西進して、今来た北関東道をくぐり東武桐生線の踏切を越え、新田小金井町北・新田市野井町交差点を過ぎると高速高架から見た鉄塔(マイクロのと送電線の)と、その足元に豪快な設備を擁する新新田変電所に行き着きます。この付近は太田市ですが、変電所名の示す様に2005年3月までは新田郡新田町(新田義貞ゆかりの地)でした。

 新新田変電所の周囲は畑などで、開けた場所に高背鉄塔と豪快な設備がありました。このため敷地周囲を周回することが容易で、そのためマイクロ鉄塔を素直に観察することができます。左図で画面右方の鉄構がフレームアウトしていますが、もう少し離れて見ると左にある規模の鉄塔から送電線が引き込まれており、左右対称な構造になっています。

鉄塔全景 敷地をぐるりと回るとマイクロ鉄塔の全容を見ることができる場所があります。3段リング型式のものですが、新野田や新京葉に比べると少し控えめな設置状況です。

 その代わり鉄塔真ん中辺りに携帯電話基地局の、レドームに収容されたアンテナが設置されています。送電線に被って見える位置によく見かける垂直のもの、その下にこれを一回り小さくしたものが鉄塔構造物から少し離隔して(取付金具を介して)設置してあります。

 塔頂のパラボラから、及び携帯基地局からの給電線は塔中央部を垂直に走るケーブルラックに集約され、基部の無線室方に向かってます。その右方に梯子の様なものが設置されているのが見えてます。この梯子で保守点検時はこの梯子を昇って塔上部のステージまで行くのかと思ってましたが、これは作業員を乗せたカゴが上下するレールの様です。でも携帯基地局のアンテナ部へはバケット車が届かない様な高さなので、やっぱり特殊高所作業になるのですか?鉄塔構造物に足掛け金具が付いているのでここを(電柱昇るイメージで)昇っていくとか。


鉄塔下から 見上げるとこんな感じです。


上段リング及び塔頂 左図は塔の最上部を見たものです。開口アンテナは2方向に向けて設置してあります。塔頂には避雷針の様な…見様によっては空中線の様な…構造物DEURASセンサ局の空中線が設置してあります。また高背鉄塔なので航空障害灯も見えてます。

 リングの床はパンチメタル(網状の鉄板)となっています。下から見て透けて見えると言うことは、当然パンチメタルの隙間から鉄塔の真下、つまり100メートル越えの下の風景が丸見えということになります…下のリング越しなのでそれほどでもないのでしょうか?


垂直アンテナ 鉄塔の真ん中あたりに設置されている携帯電話基地局の空中線です。アンテナ下方に移相器か分配器の様な附属設備の箱が見えます。ここから複数本の同軸ケーブルが地上の基地局無線設備に向かって出ています。



撮影:2013.05.25 14時頃〜15時頃
初稿:2013.08.18
訂正:2020.03.29 塔頂の空中線 > 電波監視システム(DEURAS) > 参考:電波監視システムの概要(関東総合通信局)
※ご指摘ありましたので訂正しました。ありがとうございました。


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