古河市、もう隣の八千代町境界にほど近い位置…名崎送信所跡地、古河名崎工業団地(予定地)の外れに設置してあった、マイクロ回線の中継局です。周囲に何もないため局舎の上に設置された鉄塔が目立ちます。
鉄塔自体も3段のステージを有し、局間中継用と思われる大きな開口径のカセグレン2基とオフセット1基がその存在感を示し、各段には近隣の携帯電話基地局へのエントランス回線用のちんまいオフセットが方々に向かって開口していました。
3段ステージの部分の様子です。左側2基のカセグレン、せっかく開口面が見えている(レドームが実装されていない)状態でしたが、午後の時間は逆光になってしまいます。見た限り、遮蔽板に黒いシールはなかった様です。
携帯電話の基地局としても機能している様で、ステージの間にポールが渡されており、これにレドームに収納されたアンテナが方々に向いて設置されています。
この付近は畑となっており、所々に農道(の様な轍のある道)があったものの、工業団地向けに整地されていた箇所もありました。かつてここに数多の短波用空中線(と、これを支える鉄塔)があったとはとても思えない様です。