別館全景 埼玉方面から茨城県央方面に至るルートは幾つかあります。古河市経由だと新国道4号あるいは八俣送信所を掠めて県道結城野田線ないしは県道筑西三和線を進むルートがあり、何れも国道50号線を通り笠間(友部)や水戸方に進むことができます。この時は八俣を掠める県道結城野田線を道なりに進み、結城市で国道50号に入り東進して水戸方に向かいました。結城から国道50号線を12キロほど進むと筑西市(下館)にある左図の鉄塔が視界に入ってきます。

 周囲に高い建物がなく別館建屋だけでも目立ちますが、その目立つ建屋の上に紅白の鉄塔が設置されていて、更に搭上部のステージにはエントランス回線用のものらしいちんまいオフセットが複数、でかいのも少し、さらにカセグレン2基とマイクロ回線がかなり集まっている模様です。このカセグレンの開口方向が一致している様でしたので、ダイバーシチ…対向局と少し長いスパンの回線が設定されているものと思われます。

表札

カセグレンアンテナ拡大 2段のステージの下側にはひしめく様にちんまいオフセットが詰まっていますが、南西〜西方向には大口径の開口アンテナが設置されています。この方向には古河市方面〜小山市(栃木県)方面となります。左図にカセグレンアンテナ付近を拡大してみました。

 このカセグレンアンテナ、他の電話局でも良く見る様に遮蔽板が設置されており、ここからだと9時の位置に遮蔽板内壁での反射を抑制するために段々状の加工が施されているのが観察されました(地域によっては黒いシール状のもの…電波吸収材…が貼付されている模様)。

 副反射鏡下部にあたる反射鏡に白いものが付着している様に見えています。塗装剥がれの様にも見えないこともないのですが、やはりアレでしょうか…?立つ鳥跡を濁さずであるべきと思います…

撮影:2010.10.02 12時半頃
初稿:2010.11.02

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