佐久平ハイウエイオアシスから南方遠景 上信越自動車道、起点(藤岡JCT)方から11本のトンネルを通過して下り坂区間の終わる頃、あるいは上り線側ではこれら県境方に向かう登り坂スタート地点に佐久平パーキングエリアが設置してあります。ここはハイウエイオアシスあるはスマートインター併設でハイシーズン時の碓井軽井沢ICの迂回ICとしての機能もあります。左図はパーキングエリアに併設されているハイウエイオアシス(平尾山公園)から八ヶ岳方を見たものです。

 これを見た位置には八ヶ岳の各山の形と名称を示した案内看板があったのですが、すべての山に雲がかかっている状態でした。こっち方面はJR小海線が小淵沢方に向かって伸びており、途中に臼田・八千穂・野辺山といった電波関連施設が結構ある地域となっています。


同じく西方遠景 上信越道佐久IC方も開けて見え、この位置が高台にあるため約3キロ離れている佐久IC(に隣接して設置されている)信越放送佐久放送局の中波送信アンテナも見えてます(画面右の「↓」部分)。

3方展開の八木宇田空中線 この位置は南〜西方面に開けていることから、この地区(佐久市)を放送エリアとするエフエム佐久平の送信空中線が設置されているとのことです。佐久市街地に対して放送波がまんべんなく届くように5素子の八木宇田アンテナが3方に展開されています。

 良く見る八木宇田アンテナは各素子が実装されているブームとマストを直接クロス金具などで固定しているのですが、ここではマストからステー設置のアームを設け、この上にアンテナを搭載していました。このためアンテナ自体に負荷がかからない様な構造でした。着雪などへの対応でしょうか?


スマートETC地上局空中線 上図にあるFM放送帯域から一気に飛んで5GHz帯の空中線になります。佐久平PAから車種は限定されますがETC搭載車両はPA外に出入りできますので一旦停止型のETCゲートが設置されています。バリア型式ではないので比較的近くまで寄れます(が、周辺の駐車エリアに停めている自車から望遠レンズでの撮影が精一杯ですが…)。移動体(自動車)側に設置されているアンテナと平行になる様に(正対向になる様に)やや傾いてぶら下がり設置されています。

 このアンテナは給電線がアンテナ放射面と反対側に引き出されているので自ずとケーブル接続個所は天空を向くことになり、つまり上方に雨除けがないことから直に降雨に晒されています。このためケーブル接続個所は防水のため厳重にテープが巻かれている様です。

佐久IC付近の空中線 上図ではちんまりしか見えていないので拡大して見ました。ここの施設です。

 この空中線は佐久IC隣の仙禄湖の上に設置してあり、この湖の直下を北陸新幹線が通過し、その約1.5キロ長野方に佐久平駅があります。この佐久平駅に併設されているプラザ佐久にエフエム佐久平の演奏所があるとのことです。

 左図の空中線に対する演奏所は長野市です。



撮影:2009.09.05 11時頃
初稿:2009.09.06

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