案内 国道18号線は群馬県碓氷郡松井田町の横川駅付近から、碓氷バイパスと旧道に分岐します。ここの冒頭の表現では旧道っぽいのですが、バイパスを通ってもえっちらおっちらという表現になります。

 旧道はその近くに信越本線の廃線跡(鉄道文化財)があるので鉄道に興味があるとそっち行ってしまいそうですが、県境までは180箇所以上のカーブを通過しなくてはいけませんし、路側帯が殆どない箇所もあるしでバイパス方に行ってしまいます。

 バイパスは登坂車線があるので走行はしやすいですが、それでもカーブは多いです。ただ、かつては有料道路であったためか、左図の様なシステムがあります。でもこの時は放送していませんでした…


送信所?全景 できれば旧道の方にこそ上図の様なシステムを入れてもらいたいと思うのですが、そこは一般のラジオ局頼みなのでしょうか。そうこうしているうちに県境(国境、監理局境界)に着きます。ちょうど登坂車線が無くなる付近ですが、駐車帯もありますので周囲状況を確認の上一服します。

 左図は県境に設置してあったものです。これが路側の放送機でしょうか?白いホイップアンテナがありますが、中波(1,620kHz)の送信アンテナとしてはちょっと短縮しすぎな気もします。またバイパス登坂中、アンテナらしきのをそれとなく探したのですがここで見たような派手派手しいのはありませんでした…電柱に沿って張られているんでしょうか…?不詳。


銘板 放送機は茶色で塗装され、地味に設置してありましたが、メーカー名と装置名を表す部分は逆に目立っています。


2005.10.02 お昼頃(←1年前の図版なので、今は変わっているかも知れません)


 県境を越えると軽井沢町(中心部)の方に向かって下り坂になります。少しすると上信越道碓氷軽井沢ICからの県道と交差し、時間によっては渋滞の先頭となります。バイパスは軽井沢駅周辺を避けて通過しているのですが、シーズン中は流れが悪くなります。そうこうしていると信越放送軽井沢放送局の近くを通過します。

以下、この界隈の中波送信所です。

 信越放送軽井沢放送局(信越放送軽井沢放送局
 信越放送佐久放送局(信越放送佐久放送局
 NHK長野・小諸放送局(小諸〜県道131号通り(小諸市)
 NHK長野・上田放送局(NHK長野・上田放送局
 信越放送上田放送局(信越放送上田放送局


 都内から中央道を経由して山梨県内で国道20号に流入した場合、長野県に入る際に難儀な場所はありませんが、ここに次いでここを通過して諏訪湖に至る区間は多少山間道路もどきになります。ただし18号の県境に比べると平坦地の道路と言っても良いかもしれません。甲斐と信濃の境は国界橋(釜無川…後の富士川)で、橋を渡ることで県境越えになります。そこから7キロほど進むとこんな看板が目に飛び込んできます。

ヘアピン 中波放送が山梨放送から信越放送に変わりますよ…旨の案内看板でしょうか、でも諏訪湖岸(上諏訪)までは後20キロもあります。ただ、この上り坂区間を過ぎれば諏訪湖に向かって徐々に高度が下がって行くので受信し易い地形になるのでしょうか…


看板 目標の看板を拡大してみました。表示されている周波数は信越放送諏訪ラジオ放送局のものです。


撮影 2006.10.21 11時22分

 この手の看板は遠出した時に比較的良く見るのですが、車のラジオにプリセットしていないとすぐ選局できません(FM放送の場合も一緒)。(ラジオの)自動チューニング機能がある場合はボタン一つで強い局を選んでくれるのですが、こと中波放送の場合、夕刻〜未明のいわゆる夜間では思っても見ない遠方の局が捕まる(…国内BCLとしては面白いのですけど)のである意味厄介です。次の停止信号まで操作できませんが、その頃には周波数忘れてたりもします。移動体(車とか)で聴取する場合同じエリア(県内)なら同じ周波数、いわゆる同期放送だとこんな場合助かります。それか、路側通信(VICS)の情報でその区間のラジオ(中波、FM)の周波数を下ろしてくれて、VICS受信機からラジオへ周波数情報渡すとか。もっとも交通情報だけであればVICSでこと足りるのですが(けど地域の情報も欲しいです)。

以下、この界隈の中波送信所です。

 信越放送諏訪ラジオ放送局
 NHK岡谷諏訪ラジオ中継放送所


初版 2006.10.15
追記 2006.10.29

ひとつもどります