青梅市役所 前に気になっていた青梅市役所屋上にあるマイクロ回線のアンテナです。大きい方が奥多摩街道羽村方向からほぼ正面に見えるので、小さい方は南西の方を向いています。左図は市役所前にある歩道橋の上から見た感じですが、心もち小さいアンテナが上方を向いている気がします。

 アンテナの対向が二ツ塚中継局とすれば、ここから直線距離おおよそ3,250m、標高差おおよそ200mとなり仰角がおおよそ3°となります。5GHzを越えるパラボラの場合指向性が鋭い(電力半値角が1°以下のものが多い)ため、山の麓にあり山頂の局との回線を構成する場合文字通り「見上げる」様にチルトを設定する必要があるものと思います。


西多摩建設事務所 青梅市役所から400mほど北東に位置する西多摩建設事務所の屋上にあるマイクロのアンテナで、これも二ツ塚中継局の方を向いています。直線距離はおおよそ3,700m、標高差は市役所とほぼ同じですので仰角は若干小さくなりますがそれでも電力半値角以上の様です。ここに設置されたアンテナも若干上方を向いています(建物の壁と比較すると僅かに角度があるのが観察されました)。

あきる野市役所秋川庁舎 青梅と二ツ塚峠を挟んで反対側広がるあきる野市のあきる野市役所(秋川庁舎)屋上にあるマイクロです。横を向いているのが二ツ塚方です。手前のは五日市街道と同一方向ですので福生方面です。ここは直ぐ近くの水準点から海抜153.5m、設置高さを考慮しておおよそ170m、アンテナ自体は青梅市役所より10mほど低い位置になります。一方二ツ塚から直線距離は5,200mとなり計算上の仰角はおおよそ2°になります。チルトをつけるかどうか微妙なところなのでしょうか、見た感じほぼ水平に設置されていましたが、如何せん建物の下から見上げる格好でしか観察できませんでしたので…

 また屋上から同軸ケーブルがケーブルラックの中を通っているのが観察されました。画面右方、建物の端にあるのがそれです。

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