局舎 左図はここに程近い御前崎にある表題の施設です。このページの表題の中で一番長いものです。施設名も長距離水管〜で、2点間の傾斜を精密に測定することにより地殻変動を検出するものとのことです。傾斜を電気信号に変換して集計施設に伝送する、いわゆるテレメータでしょうか。

 表から見える部分には(長い)施設名が表示してあり、壁には電話線の保安器と積算電力計といった川沿いのテレメータ局でも見かけるもの、左側にはおそらくGPSのアンテナ、中央のマストに丸いジャンクションボックス…これは電線の接続個所を納める電工用の部品ですが、弧を描いたパイプの下からケーブルが1本にょっきりと出ているだけだったのでもしかしたらアンテナでも入っているんか?と思った次第です。屋外用のボックスは防水性能も良好ですから…が印象的でした。それと屋根伝いに容易に立ち入れない様にしてある有刺鉄線も。


3素子八木宇田 丸いジャンクションボックスが取り付けてあったマストの塔頂には3素子の八木宇田アンテナが設置されていました。指向方向は右手側、導波器・放射器・反射器の長さは分かり易かったです。このアンテナでは放射器〜反射器より放射器〜導波器の間隔が短い形式のものでした。放射器が太いのと、放射器から同軸ケーブルを引き込んでいる部分も放射器と同じ程度の太さのパイプになっているのが特徴的かと思います。この部分は整合回路でしょうか?


近景 この施設は自衛隊基地敷地内に設置してありました。左手のマスト(塔頂に3素子の八木宇田アンテナ)が長い表題の局で、そこからほど近い位置に御前埼灯台から見えていた鉄骨にガッチリ設置されているパラボラと紅白の鉄塔があります。


撮影 2008.12.20 11時半頃
初稿 2008.12.24

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