関越道を下って本庄児玉IC少し手前で進行方向右方に紅白の鉄塔が見えてきます。地図上で4キロ程度離れていますが、高速運転中にも視界に入る規模の高背の鉄塔で、近くに行って見たら3段のリングに幾つもの開口アンテナを実装した、やっぱり大きな鉄塔でした。
新岡部変電所のマイクロ鉄塔で、変電所ですので同じ鉄塔の仲間である超高圧送電線の鉄塔もかなり設置されていました。鉄塔の足元には鉄構が幾つもあり、周囲の送電線が接続され、その鉄構の下にある電力機器や別の鉄構の間に縦横無尽の如くケーブルが懸架されていました(下図)。変電所の脇にJR高崎線が通過しており、その架線も下の方に見えています。
変電所の名称が新岡部となっています。岡部町は2006年の平成大合併の時に周辺の町とともに深谷市に合併していますので、深谷市の新岡部変電所です。変電所のすぐ脇に小山川が流れており、ここが本庄市との境界になっています。
高崎線の電車と鉄塔と豪快な設備を比較してみました。(無線)鉄塔にはマイクロ回線用の開口アンテナ以外に下側のリングの下側に携帯電話(自動車電話)基地局のアンテナ、豪快な設備の高さと同じあたり(下から白→赤→白…となっている赤の上側付近)にコーリニアアンテナが設置されているのが観察されました。
そのコーリニアアンテナ(と、鉄塔中心部の給電線ラック)を拡大して見ました(画面右端の方になってしまいましたが…)。アンテナは鉄塔から1m程度離して鉄塔(金属物体)の影響をなるべく受けない様にしている様です。
地線が均等に4本あり、この目測長さ(30センチ弱…鉄塔にある足掛けに使うボルト長と対比)から、400MHz帯の空中線と思われます。