アンテナ3本 小田原駅に近い小田急線沿いから見た3本の鉄塔です。左側のものと中央の紅白のものは新幹線から見えてた記憶があります。特に左側のものは銀色の鉄塔にパラボラ多数ですのでよりしぶい感じがします。


右のアンテナ 右側のものは線路沿い、切り通しの上にある鉄塔で尖ったレドームを見上げる状況にあります。これも銀色の鉄塔でした。


崖の上の鉄塔 尖ったレドーム1基が設置された鉄塔を後方から見てみました。鉄塔(局舎)の先が崖で、その下を複線の小田急線が通っています。左図だけを見ると空地の向こうにマイクロ端局があります…という感じです。崖の上にあるせいか鉄塔の低い位置にアンテナが設置されていますが、1/2.5万の地形図で見ると線路と電波塔記号(♪の旗がギザギザって感じの記号)の間に等高線が2本走ってます(約20mの高低差)。局舎の近くまで行っては見たのですが、局名とかは判りませんでした。


新幹線から見えてた方 上の位置から左手方を見るとオフセット形式やカセグレン形式のパラボラが複数設置された鉄塔が見えます。


カセグレンアンテナの遮蔽板 オフセットパラボラに比べ大口径のカセグレンアンテナには反射板の周囲に遮蔽板が設けられています。この位置から見ると9時の位置に黒いシールが貼付されていました。このアンテナは上の位置からではなく、小田原合同庁舎前の通りから見たものです。


紅白の鉄塔とともに 一番上の写真の中央にある、紅白の鉄塔にはパラボラ等のアンテナは設置されていなく、垂直に設置されたアンテナ(自動車・携帯電話基地局のアンテナ)のみでしたが、よくよく見ると鉄塔の基部脇にちんまりとオフセットアンテナが設置されていました。右側の赤い鉄骨が紅白鉄塔の基部です。


踏切わき 紅白の鉄塔と開口アンテナ満載の鉄塔のそれぞれの局は道路を挟んで向かい合っています。その道路が小田急線を踏切で通過していますが、その踏み切り傍に(ちょっとくたびれている感じが否めませんが)NTTマークの表示された函がありました。函にはシリコン排流器と記載された銘板が貼付されていました。鉄道と通信の関係では誘導障害が一番に思い浮かびますが、直流電化の場合は電食(電気分解腐食)も問題になるそうです(このため通信線路や線路設備管理でこの関係の問題も出る様です)。

 変電所から架線を通って電車に取り入れられた電流は電車のモーターを回した後、変電所への帰路はレール(軌条)になりますが、その一部は大地を経由してしまいます。この時に近隣に地中埋設金属管…主なものはガス管や水道管ですが…通信ケーブルや電力ケーブルの外被に金属が用いられている場合(鉛被ケーブル、鉛管など)、この大地を経由する電流が流れ込み、電流がケーブルから再び大地へ抜ける部分で電食が起こり得ます。このため電食を防ぐため左図のユニットを設置して埋設ケーブルなどから軌条へ向けて電流を通過させているとのことです(「向けて」のためにシリコン整流素子を用いるのでシリコン排流器と呼んでいる?)。


撮影 2009.01.17 11時半頃
初稿 2009.01.18

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