200mもの鉄塔の解体ということで一般紙(とは言っても北海道ローカルですが)に取り上げられてました。でも2件しかありませんでしたが、そのさわりの紹介です。初めて見たのは長万部の局、続いて美瑛の局で残りは厚岸と稚内にあると資料で調べただけに終わりました。

2001.03.23

 北海道新聞の記事(こだまというコラム)に厚岸デッカ局の鉄塔解体について写真入りで出てました。この記事には世界で最後まで残っていたとあることから長万部と稚内の局の鉄塔も既に解体されているものと推測されます。掲載されていた写真は美瑛の時の記事と同じくワイヤー(支線)を切断され折れ曲がる様になる瞬間を撮影していますが、ゆっくり眠るように倒れ込んだとあるのはなかなかいい比喩かと思います。厚岸と稚内はここ千歳から距離がありましたので行かず終いでした。2回ほど見た長万部局もないんですね(静狩峠付近から一際目立ってました)。

(注:このフォントは記事より部分引用しました)

2001.03.07

 北海道新聞の記事にデッカ局解体とありました。2001.03.01に閉局したそうです。その先陣を切って美瑛の局の鉄塔が2001.03.06に解体されたとのことで、記事とともに支線を切断されて折り曲がりながら倒れる鉄塔の写真が掲載されていました(第3社会面16版)。引き続き長万部、厚岸、稚内の各局も鉄塔の解体を行うとありました。この先、緑の映える季節になったら再び見に行こうと思っていたのですがそれも果たせなくなってしまいました…。

美瑛局

美瑛の丘にあった、デッカ主局(1998年6月14日)


参考事項:

北海道新聞社(DOSHIN)ホームページ ローカル情報をどうぞ。
(社)燈光会ホームページ 灯台…光もの、電波利用のものの紹介があります。
海上保安庁ホームページ 「データ集」でDGPSや各地灯台の紹介があります。
株式会社カコーホームページ 「以前のニュース」→「デッカ電波塔倒壊工事」で貴重な図版があります。また「カコー通信」でも興味深いものがあります。



初稿:2001.05.13
訂正:2009.05.18(リンク先修正・追加)

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