ここのリテイクです。

局舎 千葉県長生郡長柄町、市津湖(長柄ダム)があり、短波ラジオの送信所があります。以前、ラジオたんぱと称されていた時期に行って見ましたが、再度行く機会がありましたので見てきました。県道わきには道の駅ながらが開設され、ここに駐車して長柄ダム周遊コースをウォーキングすることができます。行った時期は3月中旬でしたので、周遊コースは閑散としていました…

 さて、道の駅から周遊コースに向かって歩き、周遊コース(湖岸)へ行かず、そのまま竹林に囲まれた道路(狭いけど舗装はされています)を半島の先っぽ方に歩くと送信所局舎が見える位置に辿りつきます。以前来た時は舗装道路がここまで、その先は未舗装道路でしたが今はもう少し先まで舗装が続いています。で、そのままダム湖の方に進んで見ました。

 左図は局舎の脇を通り過ぎ、今来た方向を振り返って見たものです。局舎から平行給電線が3組引き出されていました。ここからの放送波は第1放送3波と第2放送3波があり同時に6波送信されていることがあることから、3MHz帯・6MHz帯・9MHz帯でそれぞれ共用しているのでしょうか?

送信アンテナ 八俣送信所の空中線設備に比べるとシンプルな構成に見える折り返しダイポールアンテナ…ですが、数式で表すと結構複雑になっていくと思います(今もって苦手…)。折り返しダイポール本体は画面中央部となり、鉄塔との間に展張されているワイヤー類はアンテナを支えたりしています。


送信アンテナ給電部 折り返しダイポールアンテナ水平部から垂下された給電線を中心に見て見ました。放射部分は1ループですが、給電線は4線型式です。その4線が局舎から来ている平行給電線に接続されています。


整合回路? 上図において平行給電線(局舎から出発しているもの)の電柱の少し右側に籠の様なものが給電線にぶら下がっています。左図で拡大して見ました。

 給電線にλ/2やλ/4の関係を持って(先端を)短絡したワイヤを接続すると整合回路を構成することができるそうです。またトラップとして動作させることもでき、複数の周波数を共用する短波空中線(設備)で使用されている様子。



撮影:2010.03.14 14時頃
初稿:2010.05.12


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