姨捨SA上り

 2月に中央道経由で更埴まで行った際に、善光寺平の眺望がいい姨捨SAに設置されていた携帯電話基地局です。カテゴリ的には超短波帯なのですが、塔頂のパラボラがポイントということで撮影したもんですから、こっちに入れました。姨捨SAは眺めがいいことから上り下りどちらからでもそれぞれの眺望が妨げられない様に長野方が上側、松本方が下側に駐車場が設けてあります。この基地局鉄塔は松本方(上り線)側の端っこに設置されていまして、上側にある休息施設から善光寺平方を見た際に視界に入らない様になっていました。

 塔頂にちょこんと鎮座しているオフセットパラボラは長野市方向を向いていました。3月に行った長野市には携帯電話事業者のビルがあり、屋上に各方向に向いた同じ様なパラボラがありましたが、ここから(そのビルがある市街地が見えるとはいえ)おおよそ20kmはあります。見えるということは見通し距離内ということで電力(空間損失)の問題さえクリアすれば通信は可能ですし、ものの本ではマイクロ中継局の間隔は50km…という記述を見るにつけ直接結んでいる様な気がしますが、それだけの距離をフェージング対策なしでできるんだろうかとも考えてしまいます。パラボラが1つしかないので、短距離回線かなぁと思い、それよりもあんずの里のある奥の山との取り合わせの光景を愛でてきました。手前の白い塊は除雪された雪です。高速道路内はもとより、周囲にはあんまし雪がありませんでした。

撮影:2003.02.08 13:29


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