NTT白髭ビル遠景 東京メトロ日比谷線は南千住〜北千住駅間で高架になっています。南千住駅のすぐ隣に隅田川駅(貨物駅)があります。左図は貨物列車の入れ替えを行っている1コマです。いえ、入れるページは間違っていません。画面右上の方に紅白の、高背の鉄塔が見えています。この日は所用で足立区方面に行ってきましたが、その際に地下鉄高架区間で貨物ヤードを眺めていた際に紅白の鉄塔が視界に入りました。その最上段のステージに、さらに鉄塔が搭載されて妙に目立っていたので、帰路途中下車をしてしまった次第です。

 日比谷線はかつて足立区に1年ほど居た際に水道橋までの通学に利用していました。冬場、眼下の貨物駅にあった貨車の屋根に雪が積もっているのを見て感動したものですが、その頃にこの紅白の鉄塔があったかは定かではありません。また、南千住駅も通過するだけで今回途中下車は初めてです。南口から出るとすぐに跨線橋があり、目の前を機関車が通過して行ったため、つい本題を忘れそうになってしまいました。


鉄塔全景 跨線橋を渡り貨物駅を左手に南下していきます。2つめの大きな交差点が泪橋、とあるボクシングマンガの舞台の一つになったと言われる地名が連想されます。さらにここから歩いて塔頂にある鉄塔に設置されたアンテナの開口面が見える位置に移動します。

 泪橋交差点を渡ると南千住駅のある荒川区から台東区になります。南千住駅から見えていた鉄塔は台東区に設置されていました。泪橋交差点を東西に通過する明治通脇に白髭ビルがあり、500mほど東進すると隅田川(白髭橋)に行きつきます。

 鉄塔は付近の建物より遥かに高く6段ものステージがあります。各ステージには方々を向いた開口アンテナが設置されていますが、空き舞台も若干目立つ様な気がしました。かつてはカセグレンやオフセットが満載されていたのでしょうか…ただ、長距離(無線方式では)大容量回線に代わって近距離回線の収容基地として活躍していました。


鉄塔の最上段に鉄塔が設置 鉄塔は紅白に塗り分けされていました。日比谷線車窓から見えていたものが高背の紅白鉄塔だけならおそらく途中下車までは至らなかったと思います。

 最上段のステージにどこかのビルの屋上にあったカセグレンアンテナを鉄塔ごと持ってきたような感じで左図の様に設置されていたのが非常に印象的でした。



撮影:2009.06.12 15時頃
初稿:2009.06.14


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