中継局基本形か 千歳に来る前は羽村・富士吉田に数年ずついました。この時結構遠出することを覚え、週末は隣の静岡県とかに出かけていました。御殿場から高速道路に入るとついつい静岡以西に足を伸ばしてしまいました。左の図は牧之原台地を南北に走る国道473号の脇にあったマイクロ中継局です。位置的には東名高速相良牧之原インターから金谷町に抜ける間だったと記憶しています。この国道は金谷町に下る寸前に大井川沿岸に広がる街並みがパッと見える醍醐味がある、その様な台地を縦断するものです。この付近は海抜200m程で周囲に高い山がありませんのでこの様な10数m高の鉄塔で中継回線が繋げることができるのでしょうか?

 誠に残念なことに局舎の看板を控えるのを忘れてしまってるので(注;撮影は1993年)NTTなどの通信事業者なのか電力なのか或いはその他の回線なのかは今となってはナゾです。今現在もこの様な容姿であるかもわかりませんが…

 アンテナを(写真で)観察してみます。雪があまり降らない地区ゆえでしょうか、レドーム(ふた)がありません。また反射板の周りに注目すると囲いがあります。遮蔽板付パラボラアンテナというらしいです。ものの本によれば指向特性を改善するために設けるとのことです。その隣に設置してあるパラボラにはありませんが…また中華なべみたいな方のアンテナの放射器はくるりと丸まっていてなんか愛嬌があると思います。

 アンテナが各方面に2基ずつありますから、上り回線用・下り回線用と単純に考えたいですが、以前他の局で「送受」「受」の組合わせでダイバーシチもあるよとご指摘をいただいたのでこれもその可能性はありそうですが。ただ、今まで見てきた局では概ねアンテナを上下に設置していたので今回の左右の設置は何かがありそうです。

 ← それにしても鉄塔の構造が複雑ですね。


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