送信所全景 NHK甲府ラジオ放送の放送所です。ここのページで「甲府局(の送信所)は中央道からとても良く見える位置にあります」と書いた以上検証が必要と思い現地に行ってみました。中央道甲府昭和インターを降りる時に既に目視できましたが、国道20号から折れて宅地街を進む際の道の狭さと言ったら…。左図はそのこせまい道の脇に設置してある送信所です。後方に中央道の高架が見えてますので、確かに高速脇でした。また周囲は宅地ではありましたがフェンス越しに鉄塔基部を見ることもできました。鉄塔につき物のステー、道路を挟んで反対側まで延びています(つまり送信所の中を道路が突っ切っている感じ)。画面左手側のステーの一番下のものを利用してワイヤーアンテナが設置してありました。モニタ受信用でしょうか?

 鉄塔基部と言うものの給電点は局舎の屋上です。また第1、第2放送共用アンテナのため給電点へ2本の給電線が向かっているのも観察できました。更に100mを越える鉄塔の真ん中辺りにSTLのアンテナと思しきレドーム付きのパラボラが市街地の方を向いて設置されています。このSTLアンテナへの給電線(同軸??)も鉄塔に沿って局舎方まで延びており、給電部で大きく迂回して局舎内に引き込まれていました。中波の送信出力は5kWですからいくら第n次高調波がマイナスうんdB以下であってもSTLの受信に影響がないとは思えないのですが…中波送信所の鉄塔(送信アンテナ自体)にマイクロのアンテナが設置されているのを見る度にそう思えて仕方ないのですが、何かしらのトラップとかフィルタとか挿入されているのでしょうか…?

送信所案内 道路沿いの閉ざされた門の前には左にある様な局紹介のパネルがあり、空中線形式、高さ、送信周波数、出力、開設日が記載されています。半径100mにアース線とあります。富士吉田局は60mでした。波長が長い分、それだけ長く必要なんでしょう。また表示文字も富士吉田局と同じでした(〜いたしなす)。

(連絡先の電話番号は一部消していますが、現地ではキチンと表示されています)




【参考】
鉄塔基部 碍子とリング状のトランスが良く見えました。また右側にあるL字型のケーブルラックにSTLアンテナからの同軸らしきのと中波送信機の給電線らしきのが同居しているのも。また正面からも給電線と思しきものもありました。なんか複雑な構造してました。

STL 送信アンテナの真ん中辺りにちんまり設置されていました。ちょうど紅白の境目にありましたが、これ意図的なんでしょうか?

撮影:2003.10.04 09:00頃

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