久喜市の南側に東西に広がった白岡町があり、その東端方に東電北東京変電所があります。近くには東武動物公園があります（隣の宮代町にまたがっています）。東武動物公園、というとその昔日比谷線−東武線を利用して通学していた頃「東武線直通東武動物公園行き」というのに良く乗ってました（五反野で降車してましたが…）。

　左図は近くを走る県道（65号さいたま幸手線）からマイクロの紅白鉄塔を見たものです。木の陰になって変電所設備は見えてませんが、送電鉄塔から引き下げられている送電線の様子を見るとその先に豪快な設備が並んでいるものと思われます。

　マイクロ鉄塔を観察してみました。３段リングそれぞれに開口アンテナ（カセグレンとかか？）が設置してあり、近隣の変電所とか営業所に向けて開口しています。坂戸変電所で観察したのと同じ様に、レドームが真っ白のものと（最上段のリングに設置してある）やや灰色のものがありました。

　また鉄塔の中間部には携帯電話向けの空中線も設置してあり、携帯電話基地局としても機能しています。


　上図の位置とは反対方から、最上段のリング部を見て見ました。こちら側に設置してあるアンテナのレドームは白色でした。

　このレドームの材質はちょっと判りませんが、４つの部品を合わせて一つのものにしている様です。


　塔の中間付近に設置してあった、円筒形レドームに収納された携帯電話用のアンテナです。垂直設置のものですが、筒内の放射素子の設置方向と反射板により水平面内で120°のビーム幅がある指向性空中線になっています。

　鉄塔の内部にはラッタル（と称するかは不明ですが、梯子状の階段）が設置されています。ここを作業員の方が上下するのですが、それと比べても円筒形レドームに収納されたアンテナは結構大きなものです。