送信所全景  江別市に4局ある中波送信所のひとつ、北海道放送のラジオ送信所です。演奏所は札幌市内中心部、道庁赤レンガの隣にあります(北海道放送(HBC)演奏所)。江別市には石狩川が流れています。送信所はこの石狩川(と千歳川の合流する近く)沿いにあります。左図の左側に道内最大の河川が流れています。NHK中波放送の送信所から道央道をくぐって国道12号(函館本線・石狩川沿い)に出て千歳川を渡る新江別橋を通過してその後右折…王子製紙の工場を右に見ながら石狩大橋に向かいます。石狩大橋を渡り終わると左手の方に紅白の鉄塔が見えてきます。

 北海道放送(本局)の送信周波数1,287kHz、波長約233mですので中波大電力局(のフェーディング防止)形とすれば約120m高となります。左側の局舎にSTLのアンテナが見えます。ここに送信機、鉄塔基部の小屋には整合部という構造でしょうか?50kWの送信機にしては基部の小屋は小さい様な気がします…給排気口が見当たらないので巨大な熱源(終段管)はないかと。

 一面真っ白ですが、(3年以上前の)雪のない時期に見た時は一面緑となっていました。


送信所正面  送信所の前を通過する道路は国道275号(雁来バイパス)につながってます。ただ、市内からこのバイパスへの道路は川を挟んで反対側に走ってる方がメイン通りの様ですので、あまり車は走っていませんでした。そんな感じでしたので送信所正門前に停車可能でしたので、雪に埋まった正門を撮って見ました。除雪をしていないのか、したけどすぐこんな状態になったかは定かではありません(ただ、ここ数日結構な降りだったそうです)。

 鎖で簡易的に「とおせんぼ」された奥の方に鉄塔基部と小屋が見えますが、その小屋の扉の大きさからほぼ2階建ての家程度の高さはあるかと思います。そんな部屋の中にある巨大なコイルなりコンデンサなりを見てみたい気もします。



マイクロもあります  演奏所との回線はマイクロを利用しているみたいです。局舎の上に鉄塔があり、鉄塔頂部に札幌市内方面を向いているフタ付のパラボラが設置されていました。アンテナと黒いケーブルの接合部分は見えませんでしたが、なだらかに布線されていることからフレキシブル導波管でしょうか?

 局舎にもHBCのロゴが設置してあり、正門に取り付けてある表札(HBC江別ラジオ送信所、と記載)を見るまでもなく北海道放送の送信所とわかります。


撮影:
上 2005.01.09 11:59
中 2005.01.09 11:55
下 2005.01.09 11:57


 一番上の写真を見ると上空は青空が広がってますが、下がってくると白くなってます。西方向を見ていますので石狩湾方向になります。ずっと聞いていたラジオの天気予報では直ぐに降雪があります…旨報じてました。この送信所を見た後同じ市内にあるSTVラジオの送信所に行くことにするのですが、雁来バイパスに入った頃から粉雪が吹き付けるように降り始めました。粉雪で遠方の視界はおろか前の車の尾灯も時折見えなくなる、おおよそNHKやHBCの送信所を青空の下で見たのが嘘みたいな天候になりました。

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