この写真は2002.01.20撮影のものです。
中継局 早来局最近の様子です。ゴルフ場はオフシーズンなので下にあるような構図では撮影できません。今回は早来町新栄から200mm望遠で撮影してみました。下の写真と比較すると上のステージに1つアンテナが増えているのが観察されます。手前を向いているのが苫小牧方、背中を向いているのが夕張方(おそらく沼の沢)、その真ん中方を向いているのが増えたアンテナ、方位的には千歳市街を向いています。千歳電話局−早来の回線あり、の様ですが、その昔支笏−早来の回線があったり、早来−鵡川の回線があったりで今も昔も電波銀座の様相を呈しています。

 最近よく目に付く自動車電話基地局に併設されたマイクロアンテナや今まで枯れていた電話局の鉄塔にマイクロアンテナが生りだした…と言うことから長距離会社ではなく携帯電話事業者が自前でマイクロ回線を設置しているってことでしょうか?自前で回線準備することにより回線使用料が下がり、通話料金も下がってくれれば言うことないのですが。けど自前で回線を敷設するに足りるほどトラフィックあるんでしょうか?

 早来には千歳方に向いたアンテナ1つしかないので、ここで基幹回線(例えばNTTのマイクロ)に多重されるのでしょうか?同規模の樽前では苫小牧方と室蘭方にそれぞれ向いた小さめなパラボラがありましたので樽前では単に中継している、と考えましたが。ただ、安平方が鉄塔(鉄骨)の影になってよく見えません。もしかしたら安平局(基地局併設)向けのアンテナがあるのかも知れません。そうなると安平−早来−千歳のマイクロ回線があることになりますね。今度はそっち方面からもう一度観察することにして早来局の観察を閉じます。


この写真は2000.08.07撮影のものです。
中継局 千歳市から東に10kmほど進むと早来町があります。ここにコロイ山という海抜164mの山があり、山頂にはマイクロ中継局が幾つか設置されています。この山にはゴルフ場があり山頂付近まではお客のフリして行けます。ただし中継局はゴルフ場に行く道路沿いにあるのではなく、ふもとからそれ用の道路を延々登る必要がありそうです。上記のカットはクラブハウスから麓へ向かう際に、とあるマイクロ中継局が真正面に見えた場合です。

 マイクロ回線のアンテナ(白く目立つやつ)は苫小牧の方を向いてます。ステージが大きい割りには搭載されているアンテナがこじんまりとしているのは多少アンバランスな気もしますが…これが苫小牧方向ですから、ステージ上段にある背を向けてるアンテナは北(やや東より?)方面を見ている様です。夕張方面でしょうか…

 手前に鉄塔があり、搭頂に円筒レドーム収納型のアンテナが見えます。海抜200m近くあるので良く飛ぶことでしょう…でも周囲に何もないこんな開けた所に針状なものをいっぱい設置してるので雷の格好の餌食になりそうな気もするのですが。苫小牧方面からの障害物は見当たりません。双眼鏡でも使えば相手局が目視できそうですが(臨海の工業地帯の煙突はこの辺りから目視できます)、それでも苫小牧市明野からは直線距離でおおよそ17kmほどあります。

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