鉄塔のみ全景 週末に山梨県富士吉田市に行ってきました。富士吉田市には以前2年ほど住んでいまして多少地の利はありますがそれもかなり前ですので経路は単純に中央道八王子−河口湖の往復でした。左図は富士吉田市役所の隣にあるNTT富士吉田局です。以前ここにいたとき電話設営の申し込みと、移転(羽村へ引越し)する際に窓口まで出向いたことがあります。既に窓口はどっかに移転してるみたいでしたが、マイクロ回線のアンテナ・例の垂直系のアンテナ・(前にいた千歳支笏湖奥、美笛にあった)加入者局装置のアンテナが設置されていました。

 左図は市役所前から見上げた構図です。方位と地図からカセグレンアンテナ(右の大きいの)は三ツ峠山方向だと思います。地形図にも三ツ峠山には幾つかの電波塔の記号がありますのでマイクロ中継局もあると考えられます(FM富士、NHK甲府FMの送信所はあるそうです…なんでもここに送信所があるおかげで殊に前者の局は都内西部がかなりのエリアになっているとか…閑話休題)。

 鉄塔の脇には自動車電話基地局のアンテナが設置されています。また加入者局装置のアンテナ(見難いですがNTTのシンボルマークがレドーム上方にあります)がカセグレンと同じ方向を向いています。同じ形のアンテナはこの反対方向にも設置されていました。山小屋用でしょうか?

塔頂部拡大 塔頂部を方位を変えて拡大してみました。これは局の東側方面からです。朝の時間は順光になるので鉄塔の内側にある白い箱(たぶん垂直アンテナ用の位相器が収容されている?)が目立ちます。カセグレンの反対方向に加入者局用のアンテナが多少アッパーチルトの状態で設置されています。この図では左手方向が富士山、右手方向が三ツ峠山です。

三ツ峠方パラボラ拡大 ここと同じ様にしつこくアンテナ部を拡大してみました。放射器が良く見えます。また「NTTの中継局だとステージの上に載せているのが多いのですが」と記載しましたが、まさにその通りの設置形態となっていました。

 この地域、冬は2度しか経験していませんが多少降雪があると思いました。けどカセグレンにはフタ(レドーム)がついていません。富士吉田ほど降雪がない青梅・羽村近郊のマイクロにはフタがしてあったのですが…しかも標高差は600m以上ある三ツ峠山(標高1,785m)を向いているので若干上向き、しかも北に向かって開口してるし。アンテナの反射面を見るとなんかてかっている感じがしましたので撥水(雪)剤でも塗布しているのでしょうか…冬に見に行く課題が一つ増えました。



撮影 2003.06.07 午前7時前
(図の中に白い帯の様なものが見えますが、フィルムスキャナの不調で出てしまったものです。みにくくなっている点、お詫びします。)

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