鉄塔全景 ここのページでは送信アンテナ(鉄塔)の一部しか掲載できていませんでしたが、冬季の全景ということでリテイクしてきました。当日は石狩地区(札幌)は雪と予報されており、千歳から国道36号→北広島→江別と向かって行く方向の空はこの時期特有のどよんとした様相を呈していました。こと北広島から江別までの経路はかつて幾度か往復はしていたのですが、馴れないレンタカーと圧雪道路の運転感覚がもどらずおっかなびっくりでした。北広島から南幌町に入る頃にはなんとか周囲の車に合わせることができ、また幸いにも雪には降られませんでした。

 南幌町から江別市に向かっている辺りから紅白の鉄塔(第1放送)と上空の雪雲と同じ様な色の鉄塔(第2放送)が見えてきます。この時間は航空障害灯がパカパカ点滅していますので第2放送の鉄塔(の位置)も確認が容易です(第1放送のは紅白ゆえ目立ちます)。これが見え出すともう道に迷うことはなく、目的の場所にたどり着けます。この辺りは開拓地の流れか道は碁盤状になっていますので一条間違ってもすぐ戻れます。ただし区間によっては除雪されていなく、道がなくなっていることもあります。

 左図は送信所の前の道路から2〜3条南下した通りからのものです。詳しい地図を参照するとおそらく「南○○線」と特定できると思いますが、この通りを西方に進むと国道337号にぶつかる通りです。この通りをその国道方向に進んでいくと同じ構図で第2放送の送信所が見えます。更に国道側に進むと双方の鉄塔がぴったり重なって見えます。

 STVラジオの天気予報では「札幌は青空が見えていますが何時降ってもおかしくないです」旨報じていました。たしかに札幌郊外のここでも部分的に青空が見えてましたが、北の方を向くとどんよりした雲が広がっています。


札幌方面を見てみました この構図は上図を撮影した通りより2〜3条北上した通りからで、この通りは第2放送送信所・第1放送送信所の前を通過しています。鉄塔の基台部分の隣に見える白っぽい建物が局舎で、その左隣に(見難いですが)STL回線のアンテナが搭載されている鉄塔がありました。画面端の黒い建物は送信所の隣にあるゴルフ打ちっぱなし、でした。

 空の高いところは青空ですが低い方に行くにしたがって白っぽくなってきます。この位置から見るとSTLのパラボラは背面を向いているので画面奥の方が札幌市街地になります。


ふたつきパラボラ STL回線用のパラボラが搭載されている鉄塔は意外と高いもので、この鉄塔と別の鉄塔の間に線状のアンテナが展開されていました。パラボラは鉄塔の最上部に設置されており、レドームの下側には局名ロゴ(古いタイプ)が表示してあります。

 レドームの重要な役目として、アンテナ開口面への着雪を防ぐことがあります。ただ、レドーム自体に着雪してしまう可能性もあるわけで、左図を見ると左側(北側)の一部に着雪している模様です。ほっておくとそのまま着雪している部分が成長していきそうですが、ある程度の大きさになったら自重で落下でもするのでしょうか?それとも融雪ヒーターか何かあるのでしょうか?さすがにそこまでは観察できませんでした…

 アンテナからは黒いケーブルが引き出されているのが観察されますが、アンテナ直下にパイプの接合部分の様なものが見えるのでフレキシブルな導波管であると思われます。緩やかな弧を描いて布線されています。



撮影:
上 2005.01.09 10:46
中 2005.01.09 11:03
下 2005.01.09 11:30


ひとつもどります