地球の丸く見える丘展望館展望台から 過日、といっても1年10ヶ月前になりますが、千葉県の最東端にある銚子に行ってみました。左図は愛宕山にある地球の丸く見える丘展望館の展望台から、すぐ隣にあるNICT(情報通信研究機構)犬吠テストフィールドを眺めたものです。

 鉄塔にワイヤーがあったので接地型の空中線ではない模様。基部はそのままコンクリートの基礎に埋まっている様ですが…この鉄塔は電気的な動作は担当していないのでしょうか?展張されているワイヤーは梯子状のものでしたし、長さもえらい長いという程度でしか観察してなかったので周波数はどのあたりのものか不詳です。また、送信用なのか受信用なのかなどの目的も不詳、謎でした。

 でもこの様な環境のところに数波長の長さを有するワイヤーアンテナを設営できたら、例えば素人無線なんかでは3.5MHz帯とか1.9MHz帯の運用、気持ちよくできるでしょうね。(人工)ノイズも少なそうだし…

 このアンテナを引用したのは先月小金井にあるNICT(本部)の一般公開に出かけて、似た様な形状の空中線を見たからです。一般公開は建物の中での展示ばかりで敷地外れにある鉄塔、パラボラは一般公開されていませんでした。一般公開(見学)の際にいただいたパンフレットには小金井にあるこの鉄塔はイオノゾンデ(電離圏の電波観測)のためのものだそうです。国内には小金井の他、稚内・九州(山川)・沖縄の4箇所にあるとのことで、ここ犬吠についての記載はありませんでした(前者4箇所は電波観測部とありますが犬吠はテストフィールドとあります。あと茨城の大洗にもテストフィールドがあります)。


地べたから 展望台から降りて敷地の近くまで行って見ました。折り返しダイポールを放射器にした3素子の八木宇田アンテナが8本、なっていました。4方向のステーでがっちり固定されているので仮設ではなく何かしらの観測用でしょうか?見た目VHF帯のFM放送帯域に近い波長のアンテナの様ですが…

看板 施設の看板で、"NICT"のフル表示とロゴも一緒に表示されています。

ついで 施設の前の道からポートタワー方を見た図です。標識を撮ってみました。信号機の電柱の脇に見えているのがポートタワーで、その駐車場には無線電信創業之地記念碑とその説明を記した看板(これ)が並んで建ってます。行かれた際には是非ご覧下さい。

撮影:2005.10.23 11時前
初稿:2007.08.01


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