美笛TN(千歳方)入り口


 上の図は美笛(びふえ)トンネル千歳市内方口に設置してある無線中継局です。近寄って見ますとレドーム付きのパラボラ(だと思うの)とコーナレフレクタアンテナ、それと中継装置を収めた函がポールに設置されています。その脇には電電公社のマークが付いた局舎函がありましたが、その函へのケーブルは切断されていました(どうも使われていないようです:ケーブルの切り口に露出していた銅線もかなり酸化してたのでずっと前からこの状態でしょうか?)。またこの函には千歳〜恵庭岳会場局 第2電話中継局と書かれていましたがスプレーで消されていました。恵庭岳会場…って札幌冬季オリンピックの時のことでしょうか?ちなみに恵庭岳はここからちょっと下って道道78号をオコタン方面に曲がると正面に見える標高1,320mの山です。

 この局を最初に見た(正確には見流した)時、この先の美笛トンネル内に漏洩ケーブルでも引いているのかなと思っていたのですが、レドームにNTTのマークがあるので携帯電話用ではないでしょうし、ちょっと気になってはいました。またパラボラの下にあるコーナレフレクタも帯域がちょっとわかりません。で、ポールに設置してある中継装置の銘板を見ると「加入者局装置」とありましたので、小柄ながら電話中継局と判明しました。おそらく美笛野営場方面の電話ではないかと。確かに道道78号に分岐した途端に電話線が現れるし、その1本目の電柱は地下からケーブルが出てきてたし…あとトンネルの先(大滝方)にも伸ばしているのでしょうか。できればこの付近に公衆電話があれば万一の時に役立つとは思うのですが…もっともこの付近、携帯電話使用可能ですから設置なしでも大丈夫なんでしょうか?

 パラボラ、コーナレフレクタとも紋別岳の方…というか支笏湖温泉の方を向いています。紋別岳の頂上にはNTTの中継局があります。それとも支笏湖温泉の街中にある電話交換局が相手局でしょうか?ここの鉄塔にはコーナレフレクタがついてました。


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