袖ヶ浦火力発電所と五井火力発電所の真ん中あたりに姉崎火力発電所があります。左図は椎津(市原市にある地名)の坂上から3本並んだ煙突のあるプラントを見たものです。中望遠レンズで見ていますので遠近感がちょっと妙な感じがしますが、発電所から出発した超高圧送電線は市街地を通過するためかなり高背の鉄塔に展張されています。
画面左端の方に「→」を入れてみました。たぶん敷地内にあるマイクロの鉄塔です。ここからみると1枚しか生っていない様で、隣の火力でなくここから出発した送電線の最初の終点、房総変電所の方に向かって開口しているみたいでした。
椎津の富士見坂(天気が良いと東京湾の向こうに富士山が望めます)を下って旧国道16号に出て内房線の踏切を渡って椎津川を渡ると国道16号線の椎津入口交差点に至ります。
この国道を千葉方面に少し進むと発電所のまん前を通過します。上図のマイクロ鉄塔が若干良く見えるポジションになりましたのでもう一度見ても…レドームつきのたぶんカセグレンが1枚だけ、東方向に向かって開口しています。
その右側にはボイラ設備、発電機や変圧器の収納されている建屋、送電線があります。ここのプラントの煙突には(開口)アンテナは生っていないみたいでした。奥の方に、地味にマイクロ鉄塔が建っていました。
房総変電所向けに2基の鉄塔で3相4回線の送電線が出発しています(画面奥の方の2基がそれ)。この他、近隣の工場宛てにも送電線が出発しており、傍目で見て送電線が蜘蛛の糸の様に展張されている様です。
この付近の国道16号線は片側2車線、道路中央に広めのグリーンベルトのある区間です。そのグリーンベルトに、それそれのプラントの看板が設置されています。
撮影:2011.05.05 9時半頃