STATE OF QATAR
カタール(State of Qatar)の首都ドーハ(Doha)には、計六ヵ月もいました。皆さんはこの国について何かご存じですか?
殆どの人は1993年の"ドーハの悲劇"位しか知らないと思います。
この国はアラビア半島の中央から、ペルシャ湾(通称ガルフ)に向けて突き出た半島です
国土の大部分は荒涼とした荒野で、石灰石がゴロゴロしています。石灰石のせいで海はクールバスクリンに、登別カルルスの元を入れた様な色をしています。
南部の方には砂漠もあり砂を採取してきました。
天気はもちろん毎日快晴。冬でも日差しは強く、直射日光を浴びるとたちまち肌が焼るようです。ただし、日陰に入ると非常に涼しく、夜などは肌寒く感じる程です。朝起きると濃い霧に包まれていることも度々です。
今カタールは夏です。5月初旬でも最高気温は30度を超えています。僕がいる間の最高気温は気温45度。湿度が低いので、汗だくにはなりませんでしたが、真夏には湿度100%の世界が待っています。朝日の出と共に気温がぐんぐん上がり、日没後も湿度が高いせいで外に出ると汗が一気に吹き出すそうです。
そんな砂漠地帯のカタールでも雨が降ります。まとまって降る事が多いので道路はたちまち川の様になってしまいます。湾岸諸国は全体的に雨に対する対策が悪いようです。
カタールには多くの国から出稼ぎの労働者が来ています。インド、パキスタン、エジプト、スリランカ、フィリピン、その他。その為街で見かけるのは、殆どがこういった人達で、カタール人は街中ではなかなか見かけません。特に女性は少なくショッピングセンター、小奇麗なレストランで見かける程度です。
この国は、今回の国々の中でもイスラムの戒律が厳しく守られています。飲む、打つ、買うは当然禁止です。
どうしてもお酒が飲みたい場合は、五つ星クラスのホテルの中に有るバーやレストランで飲む事が出来ます。その際宿泊者以外はパスポートが必要なので忘れないようにしましょう。街中のレストランやホテルのミニバーにもビールが置いてありますが、ノンアルコールなので、注意が必要です。
ギャンブルも禁止です。ただし、くじはいいようで、街のあちこちに景品の車が展示してあります。1回20QR(650円程)で券を購入できます。出稼ぎ労働者で結構賑わっています。
買うは、非合法で無い限り絶対無理です。因みにカタール人がどうしても遊びたい場合は、バーレーンや、UAEに行くのです。(バーレーンへの行き方)
観光資源も殆ど無く、治安も非常に良好、おまけに敬虔なイスラム国家、カタール。その印象はただ一つ、すっご〜〜〜〜く退屈な国です。
カタールのデータ
正式国名 | :カタール国(STATE OF QATAR) |
首都 | :ドーハ(DOHA) |
元首 | :ハリファ・ビン・ハマドー・サニー首長 |
政治体制 | :君主制 |
人種民族 | :カタール人 |
宗教 | :イスラム教(スンニ派が多数。) |
言語 | :アラビア語 |
人口 | :カタール国籍約55万人('95年) |
| :その他国籍約37万人('95年) |
面積 | :11,437平方キロ(秋田県と同規模) |
GNP | :US$15,140('93年、一人当たり) |
通貨 | :カタールリアル(QR) $1=QR3.64 日本円は両替不可。 |
時差 | :-6時間(対日本) |
営業時間 | :平日 7:00〜14:00、16:00〜21時 |
| :金曜 午前中は休み、16:00〜21時 |
(地球の歩き方 アラビア半島編を参考にしました。)
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