1998年6月

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28	29	30

5月分へ＊＊７月分へ

1998年6月30日
(RABE AL-AWAL 6, 1419 AH)
今日の朝食:無し
今日の昼食:タイのシーフードラーメン、ご飯、コーラ(2.75KD)
今日の夕食:ビーフ炒飯、春巻き、レモンジュース、お茶(3.05KD)
今日の新聞:.
予想最高気温:50度
走行距離:0Km(自転車25分) 計65.9Km

休み。すまん！

最近は職場の挨拶は「昨日のゲームを見たか?」で始まる。「昨日のフランスは勝ったけど、全然シュートが決まらなかったから、サポーターは怒っているかも」と言ったら「我々はナイジェリアが負けたのがくやしい。唯一のイスラムの国だから。」だって。イスラームは一つというのを地で行ってますね。
もう一つのサッカーの話題はブラジルのロナルドの彼女。今日のクエートの新聞にはカラーでデカデカと載っていました。本当に美人ですね。で、皆の意見はやはり「美女と野獣」でした。

今日は要望の当HP愛好者からの強かった、ホテルのプールを写真に撮ってやろうと、出掛けてみるとそこは完璧なパーティー会場。しかもサッカー色を全面に出している。ウエーターの話によると、大画面テレビ(ソニーの100インチ)でワールドカップを楽しもうという企画で、ビュッフェ、飲物付きで一人6KD。本当にアラブ人はサッカーが好きだなぁ、と思っていたら、エレベーター内の広告によると、どうやら全世界のメリディアンホテルが一斉に開催しているみたいだ。9時半頃夕食から帰ってエレベーターに乗ると、何人ものアラブ人が会場まで上がっていった。
酒が有れば僕も行くけど、酒無しじゃぁね。それでも友達をを誘って行くアラブ人は本当に偉い!

ナイジェリア対デンマーク戦を見ながら書いているが、ちょうど今デンマークが開始そうそうの先取点。その前の試合のフランスに見せてやたいゴールだ。フランスでは勝ったから良かったものの、負けたら暴動が起きたんじゃないか?
今日の昼飯はお客さんを2人(ジャマールさん、アブルワハプさん)誘ってホテルのビュッフェへ。このホテルはなかなかできたホテルで、10日に一枚招待状をくれる。一枚で2人まで使えるので今日は2枚使い3人で食事。
二人とも今回のプロジェクトの為来日したことがあるが、アブルワハプさんはジャイカの招待で15年前に50日程日本(KDD)で勉強したらしい。そのせいか仕事が全く出来ないお客のなかでは、唯一よくわかっている。
日本にはどうやって来たのか聞いてみると、クエート航空でバンコックまで、そこから日本迄は日航らしい。彼らは通信省に勤める国家公務員なので、必ずクエート航空を使用しないといけないらしい。でも二人ともクエート航空はお気に入りらしく、ファーストクラスのサービスはいいとのこと。あとお気に入りは英国航空、エミレイツ。ではＪＡＬはというと、首を横に振る。こっちも納得。ＪＡＬを有り難がって乗るのは国会議員の先生ぐらいのものだろう。（因みに僕はマイレッジの為に乗りつづけている）。全日空は知らないだって。。田中康夫の言うとおり、天狗になっちゃいけませんよ、社長。

夕べはつい"Channel V"(STAR TVの音楽番組、日本や台湾、香港でも見ることが出来るが、中東はインド版の番組) の"百事可楽中文TOP20(ペプシ中国語TOP20)を最後迄見てしまい、寝たのは3時、起床は7時。お蔭ですごくだるい。仕事から帰って速攻で昼寝2時間。この時だけはクエートに来て良かったと思う。
ワールドカップを見てから(8時前)、ジムでいつものようにランニングを始めるも、5分で胸が痛くなりリタイア。きっと寝不足のせいだろう。そこで楽そうな自転車漕ぎに変更。ところが、すっごくきついッス。甘く見てごめんなさい。
10時前に夕食に行こうと思ったら、ブラジル、チリ戦が始まる所だったので、急遽ルームサービスに変更。食事を運んで来たお兄ちゃんも試合が気になるらしい。仕事が終わるのは12時で試合は見れないと嘆いていた。結局僕の部屋で5分ほどテレビを見ていった。
僕ももともとサッカーファンでは無いけど、アラブでは放送時間帯がいいのでどうしても見てしまう。お蔭で他のことが疎かになってしまう。困ったもんだ。

サッカーの試合が今日もあるが、日本とジャマイカはいずれも予選落ち確定。一方のアルゼンチン、クロアチアは決勝トーナメント決定。それでも2試合とも同時に行われる。日本では当然日本の試合が放送されるが、僕のホテルは9つのチャンネルとも、アルゼンチン、クロアチア戦が中継された。
その後日本の試合も録画で放送されるから、その間にジムで汗を流そうと思ったものの、やはり試合が気になる。
しばらくアルゼンチン戦を見ていると、画面に日本の試合の結果が出た。２−０。でもアラビア語の為どっちが勝っているかはわからない。インターネットでチェックすると、１−０でジャマイカリードらしい。
その後はインターネットを繋ぎっぱなしにしておき、頻繁にリロードをかけて試合結果を見る。結局負けた。。。。
ジムに行こうと思ったが、そのまま日本戦の録画をみることにした。アルゼンチンの試合は９つのチャンネルで放送していたが、日本の試合は３チャンネルでしか放送されていない。寂しいぞ。

仕事は休み、日記もやすみ。。。。

なんか良く寝たなーと思って目覚ましを見てみると8時過ぎ。ラジオ付き目覚ましのスイッチはチャンと入っていたが、ボリュームが絞ってあったために鳴らなかったらしい。一体誰が触ったんだ？
日本でも風が強いことは珍しくも何でもないが、クエートも風が強いことが多い。でこの国で風が強いとどうなるか。目を開けていられない、ほど砂埃が凄い。街のなかに居ると意識しないことが多いが、やはりここは砂漠のなかの国なのだ。
いつもは少しでも運動になればと思い、仕事の行き帰りは歩いているが、今日は風が強い為ジャマールさんがホテルまで送ってくれることになった。駐車場までの道を目をショボショボさせながら歩いていると、ジャマールさんの頭に乗っかっていた輪っかと布切れ（なんという名前だっけ）が風に飛ばされてしまった。周りの人は大笑い。有りがちな光景と思ったが、このような事は珍しいらし。彼自身２回目で１８年ぶりだと言っていた。
あの布切れ、石油が発見される前のラクダに乗っていた時代には、砂嵐避け、寒さよけになっていたが、今の時代は殆どアクセサリーとしての色彩が強いようだ。
体調悪く、２．５ＫＭしか走れなかった。このような時には無理しない事が大事だ。

日本大使館主催のパーティーに行ってきた。クエートに誰も知り合いがいないし、2時間孤立するのも目に見えていたので、気が進まなかったが日記のネタにと思い行ってみることにした。
大使館の周りには何時もは居ないパトカーが万一に備えて待機している。受付を済ませ階段を降りると、大使館の人らしい人が、出迎えてくれる。ここでこのような場所に全く縁のない僕は、間抜けなことに「こんばんは」で済ませてしまった。他の人を見ていると、(特にアラブ人)「こんばんは。今日はパーティーにお招き頂き有り難うございます。うんぬんかんぬん。。。。」と丁寧に挨拶している。どうやら在クエート大使の様だ。恥ずかしかぎり。。。
ボケ〜っと突っ立っていると、大使館の人が目敏く話しかけてくださり、クエートの通信事情について質問された。ここでも思わず間抜けな受け答えをしてしまい、お恥ずかしい限り。
こうなれば飲んで食べるしかないと思い、憧れのビールを飲み(大使館は治外法権なんですね)、寿司をつまみ、焼きそばを食らう。ビールが効いてきたのか、結構その辺の人と話も弾んできた。

トイレに並んでいるときにクエート大学に留学しているという学生と知り合った。彼の話はビックリすることばかり。
クエート大学は学費免除、宿泊費ただ、往復の旅費は支給(正規の運賃分支給されるので、安いチケットを買えば差額は丸儲け)、しかもお小遣いまで出るらしい。なんでクエート大学を選んだか聞いてみると、入りやすかったからだって。入りやすくてお金がかからないなら、言うことなしのような気がする。ただし女子は締めつけが厳しく、外出時は場所や目的を届けないといけないし、門限も9時までらしい。
クエートはホモが多いそうで、親切な人に車に乗せてもらったら、その人のちん○んを握れと言われたとか。どうやらお金をとってそのような事をするフィリピン人がいるのでそれと間違えられたそうだ。そんなで、街を歩いているとフィリピン人に間違えられ、ガキどもに石を投げられ襟首掴んで睨み返したとか、面白い話のオンパレード。そんな彼は3日後にはクエートを発ち、シリア旅行をしてから日本に帰るそうだ。
彼の友達は3月に一年半の予定で来ている。日本では英語を専攻していたがクエートでアラビア語を勉強するらしい。彼は日本でコーランの勉強をしていたそうだが、どうやらモスリムかもしれない。
先日ショッピングセンターで会った女子大生らしき二人連れにも声をかけた。ところが一人は韓国人でした。。。僕が話をした彼女は既に帰国したとのこと。
生まれて初めて大学の先生とも話をしたし(国籍不明)、インドネシア人とインドネシア語で話も出来たし、最初は2時間苦痛で過ごすのかと思ったけど、あっという間に時間が過ぎた。

ジムから部屋に戻ると、ベッドの上にFAXが置いてあった。日本大使館からFAXされたもので、
『外務省危険情報。アラブ首長国連邦、イラン、オマーン、カタール、クウェート・・・・・:危険度1「注意喚起」』と書かれていた。一体何事かと読んでみると、「イラクが査察で緊張が高まり・・・・・」と書いてある。なに？何を今頃・・・間違って送ってきたのかな、と思い、もう一度日付を確かめる。すると題名の所に『外務省危険情報・・・「注意喚起」解除』と書かれていた。
また、同ＦＡＸによると、イスラエル、エジプト、トルコ、レバノンに海外危険情報が出されているようです。
また今日も日本からの救援物資が到着。贈り主は浦和の素敵なおじさま。レトルトのご飯、お粥、おかきが入っていました。いつもいつも有り難うございます。

今日の職場での話題は勿論、ワールドカップの日本の試合。
そこで問題になったのが試合開始時間。僕が「試合開始は15時半(日本時間21時半)からだよね」と念を押すと「ラー(ノー)18時半から」と言われてしまった。そこで僕の持っていた英字新聞と、インターネットから落とした組み合わせ表で確認すると間違いなく15時半からだ。ところがアラビア語の新聞と、連中が机に張っている組み合わせ表では18時半一体どうしたことだろう。。。。。。
いずれにせよ連中は全部の試合を見ているから何時からでも関係無いと言っている。そこで彼らに、日本チームの応援をするように、『にっぽん、、にっぽん』と『ニッポン、チャチャチャ』を教えた。でも日本が負けたところをみると連中は応援せずに、昼寝をしていたに違いない。

夕べはお湯割りのせいで、ベッドに入ったらあっというまに夢の中へ(今までなかなか寝つけなかった)。今朝もスッキリと目が覚めた。
酒は百薬の長とは良く言ったもんだ。
前回の日本酒はもともと好きでないし、一合入りのブリックパックだったので無理やり飲んだ為、心地よい睡眠とは行かなかった(御免ねＮさん）。今度は地元鹿児島の焼酎だし、五合いりなので好きな分量飲めるのがうれしい。

再度郵便の受け取りに挑戦する。再びアラブ象のQuaiyumさんが付き合ってくれた。窓口に行って紙を出すと、担当者とQuaiyumさんが嫌な感じで話をしている。どうやらパスポートが必要なようだ。パスポートを取りに行って再度挑戦。今回の荷物を取りに郵便局に向かうのは５回目だ。やっと受け付けてもらえた！しかし荷物を待っている間隣の人の様子を見ていると、税関の職員が中身の一つ一つをチェックしている。ヤバい！もう心臓はバコバコ、頭の中では如何にごまかそうかという事を考え始めた。
いよいよ、僕の荷物が出てきた。税関の職員がカッターを渡し、「自分で開けろ」という。箱の中にはカップラーメンと煎餅が見える。係官はカップラーメンを一つ取りだして眺めたあと、「いいよ」と言ってくれた。な〜んだ、簡単じゃん。 という訳で僕は今#804040芋焼酎のお湯割りを飲みながら、この日記を書いている。

今回のプロジェクトに協力してくれた、ＲＹＯちゃん、よっちゃんありがとございます。

12時30分頃仕事中にも係わらず(といっても仕事なんて無いけど)、アラブ象のQuaiyumさんのボロ車で郵便局まで連れていってもらう。日本人のイメージではクエート人は皆ベンツにでも乗っていそうだが、ぼろい車に乗っている人も結構おおい。特に僕のお客さんである通信省の人はそうだ。公務員は給料が安いのだろうか？
郵便局に着いたのは１２時４５分。閉店時間の３時には余裕で間に合った。窓口で紙を見せる。「地下に行け」。地下に降りる。誰もいない。Quaiyumさんが中を覗き色々話をしている。なんと、窓口は１２時３０分に閉まっていた。また出直しである・・・・・
帰りはクエート大学の横を通って帰る。ここは女性だけのキャンバスで下校時間とも重なり、クエートの女子大生が通りに溢れている。普段街中で見かけることは少ない、アバヤを着て全身黒づくめの女性も大勢いる。後は髪だけ隠した人、まったく普通の格好をした人など様々。皆さん車でご通学の様子。中にはボーイフレンドがお迎え？みたいな女性もいたがどうやらお抱え運転手の様だ。

日本結構善戦しましたね。日本の解説者はどんな能書きを垂れているかはしれませんが、素人の僕が見るかぎりは良くやったと思っています。とはいえ、負けは負け。

日本の試合が終わると同時に、ドアの隙間から一枚の紙が差し込まれた。「郵便物が届いたので出頭せよ」と書いてある。日本からの救援物資が1週間程で届いたようだ。今までは部屋に直接持ってきてくれたが、「取りに来い」というのは中身に問題が有るのだろうか？(実は#804040焼酎が入っている)
レセプションのミス ノハ（美人）に紙を見せると、歩いて５分程の中央郵便局に行けという。この中央郵便局どう見ても日本の特定郵便局程の広さしかない。本当に中央郵便局なの？と思ってしまう。中に入ってもそれらしい窓口は無い。。。。。どうやら小包は別の郵便局に行かないと行けないらしく、紙にアラビア語で場所を書いてもらう。ううん、ノハさんの嘘つき！！
くそ暑いなかホテルに戻り、ノハさんに事情を話しす。彼女は地図を広げながら、場所の説明を始めた。そこで一言「ノハさん、歩いていけるの？」「・・・遠いです。。タクシーの運転手は場所をしってるわ。」タクシーの手配をしてもらう。中央郵便局より遙に大きい郵便局の中に入ると、窓口には誰も居ない。。。隣の電話の窓口には人が居るので聞いてみると、郵便の窓口は3時までだって。。。。。。中央郵便局は9時までなのに。待たせておいたタクシーでホテルに戻る。結局タクシー代の３ＫＤ（$９)が丸損。

#804040休 み

アラブ象でも見る？（Quicktime movie.205K)

明日の話のネタにと思って一所懸命見ていた、サウジ 対 デンマーク戦。不覚にも途中で寝てしまい、サウジが点を取られたシーンを見逃してしまった。試合が退屈だったのもあるが、原因は夕べなかなか寝つけなかったこと。
なぜならば、隣の部屋から女性の#804040あの声が聞こえてきたのだ。生まれて初めての経験。少しはこっちも興奮してくるかなと思ったけど、ただただうるさいだけだった。
先日も書いたように、ホテルで映る26CHのうち9CHでワールドカップの中継をしている。いずれもアラビア語の中継、解説だ。今日のサウジ戦はサウジのアラビア語のチャンネルで見てみた。すると途中で画面が切り替わり、モスクのお祈りの中継が映し出され、サッカーは英語のチャンネルの方へ変更になった。ただし英語のチャンネルと言っても、実況はアラビア語のまま。お祈りが終わると再びアラビア語のチャンネルへ変更になった。
流石はサウジ アラビアというしかあるまい。

今履いている靴は去年カタールで買ったナイキのエアー。フィリピンの過酷な山登りを体験したりで、靴底はだいぶ擦り切れている。このままでは中のエアーが抜けるのは時間の問題(^_^;。そこで新しいジョギングシューズを買うことにした。
ホテルの目の前にあるスポーツ屋がちょうどセール中で大賑わいなので、足を運んでみる。リーボックがズラリと並んでいる。僕の目に止まったのは16KDのジョギングシューズ。展示品はアラブ人の足に合わせて非常にでかいので、店員に25.5Cmを探させた。しかし、そのサイズはないらしい。このクソ暑いなか他の店に行く気もしないので、「25.5Cmのジョギングシューズを探して欲しい」と頼む。暫くして持ってきたが、余りにもデザインが"ださい"ので×。次のも×。すると「これが最後」と行って持ってきた物はなかなかの品物。しかし、一見して高いというのがわかる。「いくら？」「26.5KD」「値引き前でしょ」「ノー、アフター ディスカウント」「高い。25KDなら買う」奥に引っ込み上司と相談して戻ってくる「26.25KDならどうだ」「駄目。26KD」「ノー、とにかく履いてみろ」履いてみると確かに凄くいい、高いだけの事はある。で結局何だかんだで26.25KD( $78.75)で買ってしまった。うう、俺って本当に交渉が下手くそ。
ジムで試してみると歩くのはちょっと歩きにくいが、ジョギングをするとクッションが効いて、膝に全くショックが伝わらない。ジムの兄ちゃんが「いい靴履いてるね」と話しかけてくる。この円安の時期に高い靴を買わされたと思い、後悔していたど、ちょっといい気持ちへへ。

これがそのReebok RUN DMX6だ(GIFアニメ。96.7K)

始まりましたね、ワールドカップ。インターネットで今日の試合予定を調べてみると、11日からとなっている。あれ？今日から試合も始まるはずじゃなかったっけ？まあいいやと思い、ジムのテレビを何気なくつけると、ブラジル対スコットランドのキックオフ直後だった．頭の中は(@_@)状態。。。。ノルウェー対モロッコを見ながらふと気が付いた。ホームーページは日本時間、新聞はクエート時間ということに(^_^;
テレビも日本は真夜中の放送だが、クエートはゴールデンタイムの放送。(日本との時差は6時間)。これなら無理せずにテレビ観戦できる。ラッキー！しかもホテルで見ることの出来る2６チャンネルのうち、９チャンネルでサッカーをやっているので、好きなチャンネルで観戦できる。でもどのチャンネルも同じ画像でアラビア語での放送だけど。１チャンネル位英語でやれよ。

今日は幾つかの問題が発生し、久しぶりにいそがしかった。その中で最大の問題は、クエートとＵＡＥで言葉が通じないこと。。。。ＵＡＥはインド人とスリランカ人、クエートはアラブ人。お互い英語は話せるのだが、発音がおかしいので聞きとれない。しかもお互いやりたいことが、食い違っているので全く仕事にならなかった。結局土曜日になればＵＡＥにもアラブ人が出てくるので、それまでお預けとなった。（アラブは木、金曜日は休み）
その間お前は何をしていたかだって？僕は別件で忙しかったし、僕にもインド人のヒングリッシュは聞き取れなかった。

ここしばらくインターネットがうまく動かない。サーバーには繋がるけど、そこから先に延びない。一日全くメールを読めない(Nifty宛は読めます。)かったし、昨日の日記もアップできなかった。で今日メールを見てみると、なんと4人の方から初めましてのメールが来てました。嬉しかったです(^_^)。これからもよろしくお願いします。
今日もしつこくプールを覗きに行った。すると目の前に有るのは紛れもなくプール。テーブルがない替わりにデッキチェアーが置いてある。でもプールと言っても小さいのでエクササイズ用というよりは、リクレーション用といった感じ。
一通り体を動かしたあと自転車漕ぎに挑戦。置いていかれないように一生懸命漕いだのが失敗の元。部屋に帰ってからもクタクタ。調子に乗るんじゃなかった。このような状況のときにはビールと思い、韓国料理屋でビールを頼んだ。 ここで先日他の客がビールを飲んでいるのは確認済。ウエートレスに「ビール有る？」と聞くと「今は置いてません。禁止になって罰金を５０ＫＤ払わないといけなくなりました」「え、でもノーアルコールだよ？」「ノーアルコールも駄目なんですよ。クエートってクレージーな国ですから。。。」あぁ、なんて国だ！

帰りのエレベータに他の日本人と乗り合わせた。エレベータの中はアルコール臭かった。ちっきしょう！

サッカーのワールドカップもいよいよ目前。クエートの新聞はここのところずーっと特集記事を組んでいる。自国のチームは参加しないが、サッカーは大分盛んなようだ。
お客さんの中の紅一点Ｄａｌａｌさんによると、日本チームは動きが素早いらしい。これは他の人に聞いても同様の意見だった。果してそうなんだろうか。。。
ついでに彼女にアラブで人気のスポーツを聞いてみると、サッカー、ハンドボール、バスケットボール、バレーボールが人気らしい。確かにこれらのスポーツはテレビで中継したりしている。
次にアラブの女性はスポーツをするのかという質問は、学校ではバレーボールやバスケットボールをした。でも卒業してから家の中でする以外は難しいとのこと。ついでにビーチでは水着を着るのかと聞くと、長袖にズボンを履いて泳ぐそうな。。。。ちなみに彼女は普段もアバヤ等は着ないで普通の格好をしている。
ホテルに帰ると、フルーツバスケットが３倍位の大きさになっていた。今までの大きさだと、３日ともたなかったので、気をきかせてくれたのだろうか。ラッキー。
今日再びプールを覗いてみた。やはりテーブルが並びシーツの様なテーブルクロスがかかっていた。ジムのお兄ちゃんに「本当にあそこはプールなの？宴会場みたいだ」と聞いてみると「ここ３日程プライベートなパーティーが入っています。もっと早い時間に来れば泳げますよ」だって。なるほどようやく納得。

お客さんのスタッフの中で唯一仕事がわかる人がイタリアに打合せに行ってしまい、お客さん自力では仕事ができなくなってしまった。ドバイ、カタール、バーレーンではなく、何故クエートに派遣された訳を再認識させられた。
プールは諦めて、ジョギングをすることにした。といっても今の時期、外を走ると一瞬で干からびてしまいそう。それに車に轢かれる可能性も大。
そこでホテルのジムで運動することにした。手始めはランニングから。ハムスターよろしく、ベルトの上をくるくると走らされる訳だが、走っても走っても、かなか距離が稼げない。30分走って距離はたったの3キロ。汗はかくが息は殆ど切れない。これでは運動になっていないのかもしれない。明日はもう少しスピードを上げて走ろうと思ったのも束の間、夜になったら脚が痛くなってきた。走ったその日に脚が痛くなるとは、新人類と呼ばれた世代もすでにおじさんの仲間入りをしてしまったらしい。

寒い。まじで寒い。懐もハートも寒いが、仕事場はもっと寒い。
何処の国でもそうだが、通信機器の入っている部屋は、機器を冷やすためにエアコンがガンガン効いている。あくまでも装置の為だから、人間様が寒かろうがそんなのは関係なし(本当はそんなに冷やさなくても問題なし)。しかも、今の部屋はだだっ広いうえに装置が少ししかないので、余計寒い。今日はたまらずトレーナーを持ち込んだ。それでもまだ寒い。
冷え性の上にこの冷房、パソコンでの遊び過ぎ、ごろ寝での読書、そして運動不足のせいで、肩が凝って仕方がない。しかも肘の悪い左腕には痺れも。。。。。。うう、まずいぞこれは。本気で運動しなきゃ。

このままでは豚になってしまうので、プールに行こうと思い立ち、先ずは下見に行くことにした。
なにせ私採れ野、生まれてこのかたホテルのプールに入ったことが無い。その為下見は不可欠という訳だ。
"BAY WATHI"に出てくるようなお姉さんがいたらどうしようとドキドキしながらエレベーターに向かう。プールに行くには業務用のエレベーターを使うらしい。15階に到着。エレベーターを出て見るとそこは非常階段。しかも入口には鍵がかかっている。あれ〜おかしいぞ。どうやってプールに行くんだ??
しかたなくエレベーターに乗り7階にもどる。ところがエレベーターは16階へ。ドアが開くとそこは宴会場。しかも真ん中に池まである。なかなか立派じゃないか
再度7階にもどる。今度は客用のエレベーターで15階へ。ところが15階のボタンが無い。。。。
どうやら15階に行かないエレベータも有るようだ。またもや出直し。ようやく15階に到着。受付には誰もいない。ゴルフシュミレーター、ビリヤード、どうやって使うのかも判らない筋トレの機械が並んでいる。プールは更に奥に有るらしい。
"SWIMMING POOL"と書かれたドアを開けると螺旋階段。それを昇って行くとそこは先程の宴会場ではないか。。。。。
さっき池と思ったのは実はプールらしい。じゃなにかい、パーティー用のテーブルに囲まれた中で泳ぐのか？プールに付き物のデッキチェアーはどうした？水着の美女は？どうみてもこれは宴会場だぞ。ここで泳ぐのか？いい見せ物だぞ。
なにかの間違いだろうと思い、テーブルに食器を並べているお兄さんに「ここはプール？」と聞いてみると、そうだって。僕がこのプールに来ることは二度とないだろう。
夕食はルームサービスを取ってしまった。持ってきたおにいちゃんは日本語で挨拶するのはいいけど、帰り際「じゃーね」はないだろう(^o^;

結局今日は100m位しか歩かなかった

今日は休み。
な〜んにもしなかった。明日こそはホテルのプールに行こう!

お昼は胃むかむかして食べる気がしなかった。昨日の天ぷらがまだつっかえた感じ。取り敢えず、リポビタンDとアイスクリームでエネルギー補給。
夜街を歩くと汗が出てくる、いよいよ夏到来か。
街にはセーラー服が目立つ。残念ながらミニスカートやルーズソックスははいていない。どうやらインドの兵隊さんだ。皆さん買物を楽しんでいるけど、一番の人気は何故か毛布。インドの軍艦では毛布は貸与されないのか?それとも寝心地が悪いのだろうか。核爆弾を作る前に、兵隊さんに毛布を与えたら。
兵隊さんといえば、カタールのバーで出会ったフランス傭兵部隊の藤原さん。写真を送ると言ったきりそのままになってしまいました。ごめんなさい。

1998年6月2日
(SAFAR 7, 1419 AH)
今日の朝食:無し
今日の昼食:天ぷら定食、コーラ、お茶(3.75KD)
今日の夕食:無し
今日の新聞:Kuwait urges India-Pakisutan talks.
予想最高気温:50度

今日は暑い、いや熱い。本当に熱い。
といっても僕が外に出たのは、仕事の行き帰りだけですけどね。それでも帰りは午後2時だから一番熱い時ですね。
で、気温も高いけど体温も高そう。。頭が痛い。。。。。。
なんといっても晩御飯が要らないくらいですからね。原因は不規則な生活と、仕事場の冷え過ぎのエアコンかもしれない。ホテルのエアコンは"OFF"にしてても寒いし。

前日へ＊＊カレンダーへ＊＊翌日へ

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1998年6月1日
(SAFAR 6, 1419 AH)
今日の朝食:無し
今日の昼食:シャワルマ２個、コーラ(0.５KD)
今日の夕食:石焼きビビンバ、お茶(5.0KD)
今日の新聞:Kuwait urges India-Pakisutan talks.
予想最高気温:不明

昨夜というか(今日というか)の停電はいつまで経っても復旧せず、廊下は蛍光灯が点いているし、エレベータの「チン!」という音も聞こえてくるので、もしかすると自分の部屋だけが停電で、ホテルが気づいていないのではないかと思えてきて寝つけなかった。そこで不安を解決すべく電話で聞いてみると、只今作業中で後30分待ってくれとの事。またそんな気休めを言って、本当は朝まで復旧しないじゃないの?と思っていると、丁度30分後の2時30分に元に戻った。 今日は朝っぱらから両替に行く予定でいたので朝寝が出来るのが幸いした。
両替が終わって仕事場に行くと装置が警報を出している。どうやら停電があり、9時間に渡りシステムが停止したらしい。一瞬ホテルの停電と関連付けてしまったが、調査の結果関連はなかった。でも原因が余りにもお粗末すぎる。まだ運用に入っていなくて良かった。もし運用中だと国際電話回線が使えなくなるという重大な自体を引き起こすところだった。

昨日の話で恐縮だが、新聞に"行方不明の14才の少女が見つかった"という記事があった。
少女はイラン人に連れ去られ、二人にレイプされた。そして海岸で解放された。警察が踏み込んでみると一人は頭から血を流して死んでいたらしい。安全といわれているクエートでもこのような事件も起きる。油断大敵。

もう一人の犯人も逮捕されるとイスラームの戒律により厳しい罰が下る事だろう。

前日へ＊＊カレンダーへ＊＊翌日へ

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