貨車についているカタカナは、その貨車が何に使われる車両で、どの位の荷物が積めるかを表わしています。
(1)1文字目の意味(貨車が何に使われる車両かを表わす)
貨車の種類 |
構造や用途 |
使われるカタカナ |
有がい貨車 |
有がい車 冷蔵車 |
ワ レ |
無がい貨車 |
無がい車 長物車 大物車 車運車 |
ト チ シ ク |
コンテナ貨車 |
コンテナ車 |
コ |
ホッパ貨車 |
ホッパ車 石炭車 |
ホ セ |
業務用貨車 |
車掌車 控車 |
ヨ ヒ |
タンク貨車 |
タンク車 |
タ |
(2)2文字目の意味(貨車がどの位の荷物が積めるかを表わす)
積み込める荷物の重さ |
使われるカタカナ |
13トン以下 |
(カタカナが付きません) |
14〜16トン |
ム |
17〜19トン |
ラ |
20〜24トン |
サ |
25トン以上 |
キ |
(3)数字の意味(貨車が何という形式の何号車になるのかを表わす)
・国鉄での数字のつけ方(JRになってから再生産された形式もこの方法で数字をつけます)
貨車の数字=(形式を表わす番号)に(車両番号)を足す
(例)タキ3001は、タキ3000形式の2号車(車両番号は0からつけるため2号車の場合は1を足す)
もし、車両番号が形式と同じ位になった場合は、形式を表わす番号の前に被せます。
(例)タキ21576は、タキ1500形式の277号車
・JRでの数字のつけ方
貨車の数字=(形式を表わす番号)−(車両番号)
(例)コキ100−1は、コキ100形式の1号車
ただし、車両番号には貨車の仕様の違いによって飛び番号をつける場合があります。
(例)コキ102−501は、コキ102形式500番代の2号車