社会保障 社会的連帯の理念

  静岡県富士市 社会保険労務士 川口徹
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全世代型社会保障改革 進む少子高齢化

シニア世代 更に活躍を 
繰り下げ受給65歳から70歳(42%の増額) 
更に75歳まで(84%の増額)に の選択肢の拡大
在職定時改定型 65歳から69歳まで毎年厚生年金額を増額する制度 
改革案
 20200308

ミレ二アル世代 1981年〜96年生まれ
M世代の特色

金融危機 失業の増加 格差拡大 気候問題の深刻化等厳しい環境で育つ
消費行動 職業観 社会的価値感が大きく異なる 
デジタルネイティブ世代 情報を簡単瞬時に入手可能
物より経験 所有より借用 交流サイト 経験の共有 
SNS等の第3者評価を重視 仕事の充実感や大義を重視 
社会や環境への貢献 非財産的価値を重視 日経大機小機2016・9・29

1  社会的連帯の理念

社会保障制度はこの世に生を受けた人間が
安心して一生を送れるように 
病気 失業 障害 等のリスクを最小限にとどめる安全ネットの役割 
そして年金などが所得保障として考えられたものです 社会的連帯の理念に根ざしています

最近の定義の例としては、社会保障制度審議会が、
社会保障とは「国民の生活の安定が損なわれた場合に、
国民に健やかで安心できる生活を保障することを目的として、
公的責任で生活を支える給付を行うもの」と定義している。

その発端は救貧法・生活保護・生活救済・ヒュウーマニズム人間愛からです 
救貧 防貧対策  
社会扶助方式

それに加えて 生産現場のの人達の相互扶助の精神からです   
社会保険方式
社会保障制度はこの基本理念の異なった二つを包含して存在しています

社会保障制度は庶民愚弄型の一面もあります  政・官・資尊民卑
私の子供時代は 
庶民の職業は 魚屋 八百屋 床屋 鍛冶屋 菓子屋 呉服屋 と”屋”がつきました 
今では 
政治屋 経営屋と庶民の職業の屋がつくと卑下して使われています 
偉いのは経営者 政治家というらしい 
また政治家でも程度が落ちるとあの人は政治屋でなく商人みたいだという使い方をします

この思想が社会保障制度にもあります 
すなわち庶民はお金等の使い方が下手だから政府が使い方を指導するとか管理するということです 
官が民を指導する これが強制拠出・申請給付です 
大きな政府志向になります  玉石混交 石を取り除かねばなりません

地方自治体の首長も 
官出身が多く 組織票で選挙が形骸化しています
  
間違いました 形骸化していました ニュウ ミレ二アム
過去形ですと思いましたが!!???? そともともいえないとの見解もたくさんあるようです
2006/2/9

課税最低限(控除の合計額) 現行所得税の課税最低限 標準世帯382万円

はじめに

「改革の要点1」
2 人的資源の効率的活用
現在では 
社会保障制度

現役期の人の能力の最大発揮・活用のためのセイフティーネットとしての意味が加えられます 
すなわち人的資源の効率的活用で全体のレベルアップを目指し 
その成果を国民に還元を目的とします

労働保険は労働者の保護を目的としますと記述されていますが 
労働者の保護のみを目的
としてるわけではありません

人の労働能力の最大発揮・活用を言外に含んでいるわけですし 
かつ期待されているわけです 

従って労働者の権利を主張し 
自分を守る事は
第一段階として 国(企業ではありません)のためになるということです
 

万が一の労働能力喪失の場合にも
可能な限り手厚く保護
する事は 現役労働者に心強い安心を与えるためです
正当な権利を主張することは国家が健全であることの証明にもなります 
国は企業より上位概念です

安心と安全を保障することにより
更なる個人の能力を発揮してもらい 社会全体のレベルアップを志向するということでしょう

情報や知識は現場現場に広く分散 身近な人が活用することにより経済効果が上がる

個人の能力開発 
労働市場のミスマッチの解消 
育児や介護と仕事の両立
病気など不測の事態に遭遇した場合の公的安全ネット

いったん開始された所得再分配政策は民主的な過程を通してスリム化されることはないだろう  
F・ハイエク

日経社説より1999.12.11
今は一部の相当の能力の持ち主でない限り 
選択の喜びを享受しぬくい過渡期にある
生涯のどの段階でも無理なく学べる教育制度が定着するなどの
慣行の変化や仕組み制度の整備が必要だ

租税 児童手当3歳未満 17、5万円の給付 保育サービス〔入学前まで〕550万円 
高校まで1000万円 国立大学800万円

老齢年金 年間200万円 老人医療 76万円 
2015年には3人の現役世代で1人の高齢者を支えます

3 老後のリスクと不安 社会保障制度が取り除く  
しかし社会保障制度は不公平感も醸成する

支払う保険料と受け取る保険金が等しければ社会保険制度は要らない 等しくなければ不公平? 

努力や責任に応じて負担を調節  応能負担の見直し

個人の努力  失業 疾病などのリスクを少なくする

社会保険制度は 不安を取り除くが
実際の恩恵を蒙る人は可能な限り少なくしなければならない 
従って
リスク予防を重点政策にしなければなりません 

また若い時の障害と
老後のリスクは
自己責任の範囲に差があります 自己責任の範囲と枠外を考えねばなりません

キーワード 社会保障制度と税制  負担と受益の公平 自助と公助のバランス

健康維持活動 生活習慣病の予防

児童福祉 教育 職業訓練と続く連続的な人的資本の強化

各人が生活保障能力を強化する

社会保障包含の論理 排除の論理
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shakhshou/shakhghj.htm
情報の格差・情報弱者kakusajh.htm 格差社会の論点kakusas.htm#101
所得格差http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/kakusa/kakusas.htm
 学歴格差 健康格差
社会保障費
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shakhshou/shakho1.htm 

災害 パニック 秩序 逃げ遅れ バイアス 命と安全 秩序と相互扶助 連帯意識 コミュニティー
これからの社会保障 
私の見解

大きな政府
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shakhshou/ooknseih.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shakhshou/ooknseih.htm  
1  社会的連帯の理念
社会保障 社会的連帯の理念shakhshou/shakhrent.htm#1
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社会保障の弱点
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shakhshou/shakahsh.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shakhshou/shakahsh.htm
2 人的資源の効率的活用 ポジティブ思考の社会保障

3 老後のリスクと不安
個人の努力により 失業 疾病などのリスクを少なくする
社会保障法・労働法の解釈
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nenkin2/shakhrent.htm

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