年金法の不備 行き過ぎの社保庁批判 

富士市 川口徹http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/

年金法の不備 行き過ぎの社会保険庁批判 nenkrs\nenkhb3.htm
社会保障制度と政府の国民管理・政争の具nenkrs\nenkhb2.htm
何故 年金加入歴の記録漏れが起きたのか nenkrs\nenkkrk.htm
宙に浮いた年金記録 年金記録漏れ
年金制度の不備nenkrs\nenkrons.htm
年金相談質問nenkrs\soudann.html
年金定期便nenkrs\teikibin.htm

社会保障番号制度の導入
nenkrs\nenkhhb3.htm

厚法92条 (時効)第92条 時効 保険料 2年 保険給付を受ける権利 5年を経過 時効によって消滅する
(期間の計算)第93条  
年金の時効 jikou2.htm 
年金・労務の相談・質問 年金証書番号nenkrs\nekishs.html

不信 未納 厚生年金 共済年金 共済年金の国庫負担率

年金記録漏れ問題は積年の結果であるので
現政権の責任追及でなく これからどうすべきかを質していくべきでしょう 
2007/5/24

脱退手当金nkminou.htm#46 
脱退手当金のように納付はあったがその後返還を受けたものもあるのです 女性の場合が多い

年金の制度設計の積年の不備が集合した結果を 現在公表され その怒りを 国民との接点にいる現在の窓口担当者に向けられのは いじめになると思われるので気をつけた方がいいでしょう

年金制度を否定しないのであれば 年金制度に対しても進化を期待し
不必要に過去の不備にこだわりすぎないで これからどのようにすべきかを論じ合った方がいいと思います
 

社会保障制度の維持発展には相互の理解と協調の意識が必要で 対立的相互作用での発展には向かないと思われます

もともと年金制度も高邁なる精神の下で制度設計されたものではないのです 
体制維持者たちの為の社会不安政治不安解消を目的としていますので政治体制を維持できればそれ以上積極的になりません 

民主主義・国民主権の浸透に応じて制度が進化しているのです

nenkhb2.htm

宙に浮いた年金記録 年金記録漏れ

厚生年金未加入事業所 63000事業所
国民年金保険料納付率65.5% 2006年度

年金の記録漏れ 対象者がわからない年金記録5000万件を再調査 
2007/5/24の新聞で報道されています

年金記録不備 権利者の確認 同一性の検証は放置されていたので
年金の受給額が減ったり 受け取る権利を失っている人も生じていることでしょう 
障害年金 遺族年金なども納付要件が必要ですので記録漏れがあれば正当な支給はされなかったはずです

年金を請求する場合に裁定請求書を作成しますが その際 作成記載の注意事項の説明をみます
これからの年金労務相談soudann.html
年金相談に必要な手順と事項
これらの手順は通常に行われているはずですし そうであれば取得漏れは非常にすくないはずです
年金歴は生活歴の投影です 
生活歴を本人が言えば年金の納付記録は捜しやすいでしょう
2007/12/17年金特別便発送 
宙に浮いた年金記録約5000件 未統合記録の存在 記録の不備は自らチェック 自己責任 照会票作成

私の見方と主張

年金手帳・領収書は証明に使われるわけですので 紛失した人は他の方法で納付の証明に労力を使うのは仕方ないでしょうが 
しかし 公的年金は皆年金で強制加入ですので
一般国民は払わなければならない ・・・だから・・払っているはずであるという認識があります 

社会保険側は 強制加入なのに 未納の場合 何故納付まで請求しなかったか その過程の説明が必要でしょう

公害訴訟 医療過誤訴訟などで挙証責任の転換などとして論じられています 
同様な考え方でいいでしょう 
しかし本人の請求のみで支給しろというのは年金制度の否定です 

本人の請求のみで支給してもよいというのが
年金保険料の支払者である国民の意思であれば支給すべきでしょうが 
悪質な未納者に年金を支給することにより
自分の年金受給額が少なくなると言うことを覚悟しなければなりません

その負担が自分に帰ってくることにより 年金制度は信頼を失い 崩壊するかもしれないのです
それでも多くの国民の意思でそのような年金制度が支持されているのであろうかどうかの議論になります

制度だって成長します 人間の意識も成長します 
非難する人が正義の人であって 非難される人が悪人の如く様相を呈していますが 
仕事をすれば非難されることが多く 仕事をしなければ非難される事実が生じないのです 
仕事をしない人が強気で非難する側にたつことが多いようです (大人と若者・親と子の関係も類似します) 
見ざる言わざる聴かざるに追い込んで行くことになる 
正義は攻撃に強いが防御は弱い 気弱な人 良心的人など凹む(へこむ)でしょう 
(減点主義 消極的 弁解釈明先行型 本音と建前 隠蔽 その典型が公務員でしょう) 
批評家はそのままでは実践者にはなれないし実践者にしてはいけないのです 
責任ある立場にはなれないのです
ほどほどってことになるのでしょうか それとも進歩発展のパターンなのでしょうか
メディアから一方的に偽善的無責任評論が正義の代弁の如くはびこるのも考えものです

批判側が本流になってはいけないし 本流と認知してはいけないと思います 
本流になるには批判を受ける側・提案者・実行者にかわらなければならないのです 
批判の受け側になってない間は まだ本流になってはいけないのです 
まだ民主的に責任能力ある実践者として評価精査されてないからです

 

社会保障番号制度

社会保障カード(社会保障番号制度の導入) 

年金 介護 医療の個人情報の一元的管理 給付と負担の明確化 2006 
重複診療

個人情報保護 納税への活用
税・社会保障の一体設計

社会保障カードの対象範囲 年金 介護 医療に限る 
各制度の個人情報を統一して管理する社会保障番号の導入は先送りする 2007/12/4

年金制度改革の停滞

記録問題が政争に利用されているため年金制度改革が遅れる様相です

公務員優遇是正 年金の一元化

基礎年金の財源 国民の負担率 2分の1

パート労働者の年金加入 

加入期間の短縮

保険料の納入率

社会保障国民会議 民主党参加拒否

年金制度と少子高齢化社会

 

組織と業務の不備 事実の確認 争点の検証 業務の監視
迷子の年金を捜せ
権利者不明・迷子の年金記録
さまよう年金記録問題nenkkrk.htm
年金履歴 照会票
記録漏れnenkkrk.htm#81
消えた年金 横領nenkkrk.htm#101 
社会保障番号制度
年金等・社会保険の判例審査hanresin.html#1 障害基礎年金の不支給決定 名古屋地裁nkminou.htm#123

宙に浮いた年金記録

私の見方と主張

一 不服申立huhukumt.htm#11 不服申立・審査請求huhukumt.htm

年金の請求手続き をします
nenkin2\tetuduki.htm 年金履歴
年金労務相談
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nenkin2/soudann.html

国民年金第3号被保険者
届忘れ未納3号kokune3.htm#81 nenkin/koku1gou.htm#81
無年金障害者munenkin.htm 未届け3号 無年金障害者munenkin.htm#4 未届け3号munenkin.htm#81

年金未納nkminou.htm#46
脱退手当金itijikin.htm#3
脱退手当金の期間
脱退一時金 脱退手当金itijikin.htm

年金等の時効
(時効)第92条kshou.htm#h92 (期間の計算)第93条
年金の5年の時効jikou.htm 年金の5年の時効jikou2.htm#21-1
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/jikou2.htm 時効jikou2.htm についても
社会保険事務所の対応に原因があれば今まででも時効を適用しない扱いはなされていると思います
記録漏れの可能性の趣旨の通知 社会保険事務所で確認要請

もらい忘れと年金時効特例法jikoutk.htm jikoutk.htm
年金のもらい忘れ・記録の訂正soudann.html#5 これらに気配りしていなかったことが不思議です

遡及しない事後重症請求jigohon.htm#1 jigohon.htm  おもしろ年金omosrnk.html

厚生年金未届け・未加入ksmknyu.htm  
厚生年金適用事業所の被保険者でありながら厚生年金受給者になれない人たち
35年勤めても国民年金のみ そのため配偶者もサラリーマンの妻でありながら3号になれない
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/ksmknyu.htm#1

社保未加入shmknyu.htm
私は有限会社に勤めています 従業員は私だけです 勤めて25年になりますnksskm.htm#112
無年金高齢者mnkk.htm

自治労www.jichiro.gr.jp/seimei/070611.htm
新しい機構に変わったとき 国民が 引き続きよろしくお願いしますという気になるか 
これからは結構です もういいですという気になるか 一読してみるといいでしょう

http://www.jichiro.gr.jp/seimei/070601.htm

遺族年金と保険料納付要件
http://www.nenkin.go.jp/ 社会保険庁

遺族年金pe-ji.htm
年金で遊ぼう年金の繰上げ請求・繰上げ支給繰上げnenkrs\kuriage.htm

年金法の不備 行き過ぎの社会保険庁批判 nenkrs\nenkhohb.htm

 

迷える納付記録の存在を指摘しても 
それがすべて社会保険庁の非難に繋げるのはのは行き過ぎです 
許容の範囲であるかどうかなのでしょう  医療過誤の場合でも当時の医療水準を考慮します
現実の自然・社会ではありえない人間の想定する完璧さで世の中は動いてはいないようです 
迷える納付記録を少なくする努力の仕方 
その被害者に対する対応が適正妥当かを問題にすべきなのでしょう 
更にこれからどんな対策をとるのかに知恵を絞るのが大切なのでしょう

単に欠点傷口を指摘して騒ぐのはいかがなものでしょうか

今はまだ管理しやすくする為の国民総背番号制が如く制度はではないのです 
社会保障カード(社会保障番号制度の導入) 賛成53% 反対27%
またプライバシー保護のためやたらに迷える納付記録を公開できないのです

法の欠陥による不備は政治家と報道の自由のあるマスコミの怠慢の責任でもある

宙に浮いた年金記録の存在を知りながら、抜本的対策をしてこなかった国会(国権の最高機関) 歴代政府、厚生労働大臣の責任
国会が国権の最高機関でありながら行政のみの責任追求というのは奇異だと思いませんか

年金制度が混乱し ここまで年金制度から不安をあおるならば この制度を廃止したほうが良いのではないかとも思うほど奇異に感じます

国会(国権の最高機関)の議員が自分達の責任を自覚しないで 自省もなく
年金制度の不備から生じる混乱が 社会保険庁やその職員の所為であるが如くの言動は如何がなものでしょう

立法者は法律が適正な効果を上げているかホロ-する義務が当然あるでしょう
社会保険庁・事務所の職員が違法な指導したとしても 今回のそれは社会保険法の欠陥による必然的結果でしょう
行政府も与野党の国会議員も政府を監視するマスメディアも長年欠陥法を放置した責任があるでしょう 
参謀が一兵卒に戦争責任を言及しているようでみっともない
今では 会社の経営者が責任を従業員に転嫁する言動がありますがみっともなさの相似形です
与野党の国会議員や政府を監視するマスメディア等、彼らを批難し責任を言及できる対抗勢力がないというだけでしょう

この混乱の原因は年金法の中にもあり その法を現実化することにより混乱が現実化したとも思われるのです

 

その年金に関する法を立法化するのは 国会で国会議員が行います 
従って年金法が原因であれば国会議員が責任を取るべきなのです
 

しかるに国会議員は行政にすべて責任がある如く 
あの追求は自己の責任に意識を向かせないために行政・政府与党を異様に激しく追及している忍者の目潰し忍法の如くです 
確かに行政の無駄遣い 記録に関しての不注意怠慢もあったでしょうが 
いまだ年金の適用事業所を法人にしたままです 小規模法人の実態を知れば 適用は実際不可能・完全不適切です

未届け事業所・未加入事業所ksmknyu.htm
有限会社に勤めているがnenkin2/wadai.htm#91
更に適用事業所の届出をしても そのような事業所からの年金保険料の徴収となれば さらに困難きわまります 実際徴収の強権を発動させないのですから
国民年金の免除制度についても法の欠陥です それなのに行政窓口担当者への責任転嫁の如くです
年金制度の恩恵を被っている人も多くいるわけですのでその運用に携わっている社会保険事務所の人に感謝しても良いはずです 実際そのような受給者も大勢いるようです マスコミ関係者も高給ほしさに 視聴率を上げようと 不必要に誇大な批難をして面白がらせるのも問題でしょう

国民年金法に至っては国民年金第1号保険者は収入がない人が多いし 年金制度を知っていることを前提とした扱いは 如何なものでしょう 
実際 彼らは年金法を知らないし興味もなかったわけですから 
社会保障は国と国民の協働の上に成り立つ制度ですので国民の協力がないと上手くいくわけはないでしょう
それから生じる不備を社会保険事務所の職員 法の忠実な執行者たる行政府の職員の所為にするべきではなく 
立法者も責任を感じればもっと建設的知恵が出るでしょう

現在社会保険事務所では職員など(最近社会保険労務士も応援にいっています)が記録訂正のために応対していますが 彼らは記録を正しくするための仕事をしているわけです 

立法者とは国会議員です 野党の議員も当然同罪です 
立法した法律がどのような効果を及ぼしているかを監視するのは野党のもっとも重要な役わりなのです 
その法の欠陥は国民年金制定施行直後から生じていたということでしょう 

立法と行政監視が国会議員の仕事でしょう 
法制定の責任 特に野党は適性妥当にに運用されているか監視責任があるはずです   

無責任立法と監視の怠慢

年金制度の不備や混乱が行政のみから生じたのか 年金法そのものの欠陥(国会議員の責任)の拡大なのか
よく区別して自省もしてほしいものです 

ということで舛添厚労大臣の問責決議は参院の恥ずべき行為だと思いますが如何なものでしょうか
2008/4/4

社会保障制度と政府の国民管理 政争の具 
この視点も考慮に入れての議論が必要なのです
nenkrs\nenkhb2.htm  nenkrs\nenkhb2.htm

nenkrs\nenkrons.htm BACKホーム  
富士市 社会保険労務士 川口徹
nenkrs\nenkrons.htm nenkrons.htm nenkrs\nenkhb2.htm