年金で遊ぼう 
年金の標準報酬月額改ざん

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富士市 川口徹

少額に改ざんした標準報酬月額
標準報酬月額を低く改ざん 年金額が減る 

社会保険料負担を軽減したい事業主と
保険料の徴収率を上げたい社保事務所と利害が一致
 
1993年から1995年に多量発生

標準報酬月額の改ざんについては2通りに分けて考えます
標準報酬hyjnhs\hyjnh.htm
中小企業の経営が苦しい 社会保険料が払えない 遡及訂正
経営の安定しない中小零細企業に一律適用に無理がある

@給与に応じた標準報酬月額の保険料を払っているのに社会保険庁に記録されている標準報酬月額は少ない 

この場合は社会保険庁に標準報酬月額を通知する事業主に刑事的問題があるでしょうが稀なことでしょう

A給与に応じた標準報酬月額でなく保険料を少なくするために
事業主が社会保険庁に給与に応じた標準報酬月額でなく 少額に改ざんした標準報酬月額を通知して保険料の支払を少額にする
従って給与が高いから支払った保険料も多いということではないことになります

この場合は簡単に年金額を増やすわけにはいかないでしょう
支払っている保険料に応じた年金額でいいわけです

もし支払った保険料に対応した年金以上に年金を支払うと
その原資は 問題のない通常の人の年金支給額を減額しなければならないことになるでしょう

更に社会保険に加入させない法人事業主がおり
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nksskm.htm#112  
この場合事業主は社会保険料の負担は逃れられます 従業員には厚生年金に関する記録はありませんので厚生年金の支給はないでしょう
この件はなぜ問題にならないのでしょう

年金の標準報酬月額改ざん
改ざんが疑われる事例 約6万9千件 社保庁職員と相談
第三者委員会nenkmond/nenkronh.htm

年金改ざん 戸別訪問 2008/10/16
2万人の戸別訪問
標準報酬が5等級以上引き下げ
6ヶ月以上遡って引き下げられた

年金の標準報酬月額改ざん

社保庁組織ぐるみの犯罪的行為 徹底追求する(鳩山由紀夫幹事長2008/9/10日経)とのことだが 
標準報酬月額改ざんは相当前(昭和50年ごろより前)から行われており また最近設置された社保庁でないのに 
今ごろになって 
そんなに信用できない人たちの集団と思われることが異常です 

ほんとに犯罪的行為があるのか 年金制度 その運用に欠陥があるのではないか
長期に 大掛かりに 組織的に 多くの職員がかかわっていたとしたら 制度や法そのものが問題視され 
法制定者・指揮命令管理者が責任を追及されるもので 
現場の職員の問題ではないでしょう
制度欠陥を職員欠陥に転嫁したとしたら その政治家そのものの意図的犯罪的言動です

保険料徴収について
標準報酬月額を社会保険庁職員が不正に改ざんしたと会社社長が証言と報道にあったが
不正関与ということにはなるのであろうが 
これに関しての担当職員への責任論については 的外れのような気がするのです
徴収率を上げるために 個人の決断としてそこまでしないだろう とか 組織的だとすれその意図はなんだろう 不正行為の認識があればもっと言い逃れできる方法をとったであろうとか想像するのです 

問題は事業主が規定どおりの保険料を払わなかったのか その保険料の決定 徴収に関しての考え方・評価の仕方にいろいろあるわけで 許容の範囲を超えた程度の不正(違法)であるか 責任があるかを論議すべきであろう 

なぜこのような行動をしたかを考えれば 担当の職員の処理は不適切かもしれないが いわれてるほど非が有るとは思えないのです 
最善の解決策でなければ不正になり責任を問われ批難されるというのは問題でしょう 私は社会保険法に欠陥があると思うのです
社会保険未加入問題shmknyu.htm#61

不適正の改ざんがあったとしても不正とされるのはごく一部で 多くはそれなりに納得できるあるいは許せる範囲の理由があるのではないか

政治的駆け引きとか 政治を茶化すマスコミの誇大表現が有るのではないか
2008/9/10

事例発生環境

経営が傾いた企業などが 標準報酬月額の記録を改ざんする事例が多い
事業主は 
経営が苦しいので出費を減らしたい
景気悪化とともに賃金をさげる 
賃金は下げないで保険料を払わない

標準報酬月額の申告額のみを減らしたり 加入期間を短くすれば 事業主の保険料負担を減らす効果がある
社保庁職員は
保険料納付額を下げたい事業主の言い分をのんで保険料を納めてもらい収納率を上げる
滞納保険料の徴収しやすくなり 徴収率をあげられる 
従業員 
給与を下げるのでなく保険料算定の標準報酬額を下げるだけならば 従業員の手取りは下がらない

保険料が未納になるより 少しだけでも払ってもらうか 払わなくても済む状態になってもらう方が良い
保険料徴収の見込みがない場合 
自らの判断で 企業に標準報酬月額引き下げの指導をした との職員の答えがある

不正な処理は事業主の了解無しには出来ないはずです 事業主の押印が必要なのです

年金の標準報酬月額改ざんは このような状況が多くに当てはまると思います 
これだと適不適 妥当性の問題であり 
経営の苦しい企業が給与を下げられないというのも奇異であり 事業主が保険料をネコババするってどう言う状態なのでしょうか 
労使関係に紛争があるか異常な関係も考えられるのです 
普通の社保庁職員がそれに協力するということは考えられないことです

事業主が会社の負担部分を支払わなかったことなのか 経営危機等の平常時でない時にはそれに対応した方法ががあるわけでしょう 問題は社会保険料も払うのに困難な中小零細企業が さらに経営が苦しくなった場合を想定し
どのような解決がいいのだろうということです 
賃金の約束も流動的で賃料と保険料の区分けも明細もないか曖昧かもしれない 保険庁の職員の言動を多くの事業主が素直に従うこと自体もおかしい 行政手続きの不適正と刑事法違反とは意味が異なります 刑法にかかわる言動は灰色無罪が一般的に認められています もっと事実を調査確認してから 公表をしてほしいものです

社保庁の「徴収理念」と
「現場におけるその徴収実践手続きに充分な権限付与 実行可能な強制徴収権があったのか」という法制定者・指揮命令管理者の状況認識の問題であり 現場職員の犯罪性は薄いと思いますが 実態は如何でしょう 

規定額どおり払うならば相談する必要がないのですから 保険料を払わない相談なのか 払えない相談なのかと思われます
給料を下げれば保険料を払えるのですから 給料は下げないという相談だったのかもしれない 自分だったらどのようにしたのか
当時は 非人情冷徹な法的処理でなく 将来を期待し 規定どおりでなく 少々問題はあるが現実的判断でよき方法だと思ったような気がするのです 
それを現時点で不正とされ責任を追求されるとなると 知らぬ間に犯罪とされる恐怖社会のようです 魔女狩りとか生贄にされる如くです 
恐怖社会の到来とか前兆なのでしょうか ただ私の推定の話ですので事実がわかってくれば別の結論になるでしょう

過去の記録により犯罪的意思の存否を認定するのでしょうが 
徴収制度の欠陥であればそれは為政者・行政の幹部の怠慢により犯罪者となる結果責任なのでしょうか

またその改ざんについて 従業員が承知していたのか 承知していなかったのか
標準報酬月額の改ざんと支払い保険料との関連を 押えなければならない
保険料に対応した年金支給なので 
従業員が承知していた少ない保険料の支払であれば 支給年金額は当然少なくなる

給与と保険料との関連を厳格に取り扱うのであれば
未加入適用事業所の本来払うべき保険料や 加入事業所の未加入被保険者の本来払うべき保険料との
比較公平に付いてまで同様に言及しなければならないでしょう  常態的 一時的により 対応は異なるでしょう

保険料と年金額の対応に絞っていいのではないか 私の意見です

改ざんが疑われる事例 
会社の経営状態が悪いわけでないのに標準報酬月額大幅に下がるなど不審な点があるか確認をする

従業員を偽装して脱退させる改ざん事案
標準報酬月額の改ざん 引き下げ処理

改ざんが疑われる事例 約6万9千件

総務省の
年金記録確認第三者委員会
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nenkmond/nenkronh.htm
に申立
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nenkkiet.htm
総務省年金記録確認第三者委員会が不適正と指摘した88件9割が
@標準報酬月額の引き下げ処理とほぼ同時に加入資格喪失
A5等級以上上下
B6ヶ月以上の遡り記録訂正
この3条件該当検索 1億5千万件の内6万6千件が改ざんの疑い
2008/9/19

舛添大臣には 社会通念に則した判断するように そして
事実関係とその背景法律関係をよく調査したのちの結論であることを望みます
2008/9/19

非公表の文書開示 2009/10/1
長妻昭厚労省の指示
有識者の委員会が9月上旬に舛添前厚労相に提出した非公表文書の公表
職員が改ざんした背景に年金制度の不備がある
改善を怠った厚労相や社会保険庁幹部の責任を指摘する内容が記されていた2009/10/2日経

同委員会は 滞納企業に保険料納付を求める社保庁職員が差し押さえなどで強制徴収すると企業が倒産しかねない板ばさみにおかれていたことが問題の背景にあると指摘

制度の問題点を放置した当時の幹部の責任も明らかにすべきだ

歴代幹部にも当時の努力不測に対する釈明乃至現時点での見解の提出を求め公表すべきだと提言

C:\WINDOWS\Profiles\tk-o\デスクトップ\WWW\shahoshou\shakaiho4.htm

少子高齢化 未納者の急増 記録漏れ問題

年金の将来に不安 不信

高齢化による制度破綻

未納者増加による財源不足

年金額が保険料納付額を下回る

2006年 国民年金保険料 実質納付率49%

第3号被保険者の納付 負担 働く女性の不公平感

負担と受給額の損得感

厚生年金の記録改ざん 厚生労働省直属の調査委員会 2008/11/28
標準報酬遡及訂正事案などに関する調査委員会報告nenkmond\zsnnkh.htm#13
現場レベルでの改ざんの組織性を認める報告書を公表
消された年金 組織性 厚生年金の空洞化
nenkmond\kaizan.htm

混乱の原因は杜撰な年金法にありnenkmond/zsnnkh.htm

ねんきん特別便の見方 解説Vnenkmond/nenktkbk.html 

nkknyukrk.htm

http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/asobonk.html#1
年金の受給資格 納付期間http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/km60hsk.htm#f20
nenkmond/nkknyukrk.htm#16

厚生年金裁定の基礎となる標準報酬月額の改竄(かいざん)問題
標準報酬月額
http://www.sia.go.jp/seido/iryo/iryo08.htm

改ざんの関与
第三者委員会 

組織性の認定 社会保険庁 厚生労働省に管理監督責任があると断じた

社会保険の事務手続きThttp://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shahojimu.htm#39
社保事務パートなどkennpo/shahojimu.htm#8
保険料
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/hokennry.htm#101
消された年金nenkmond\kesartnk.htm
消えた年金nenkkrk.htm
http://www.ier.hit-u.ac.jp/~takayama/pdf/interviews/yomiuri0706.pdf#search='杜撰な年金法

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