社会保障
富裕な高齢者同世代の相互扶助
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  静岡県富士市 社会保険労務士 川口徹 

富裕な高齢者 同世代の相互扶助
7 同世代の相互扶助方式「改革の要点2」
8 経済的強者と弱者
9 相互扶助制度
9-2 子の扶養と親の公的介護
10年金制度改正
年金制度改正に向けて 
公的年金は営利追及しない公的機関だから安全ですの虚偽性 
社会保障制度と私見nenkin2\shakaiho.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nkhutan.htm
http://www.hhk.jp/info/seisaku/grand/grand.htm

7 同世代の相互扶助方式」「改革の要点2」

私が不思議に思うのは相互扶助方式であります 
異世代 後世代が介護費用を負担する相互扶助方式 賦課方式です 

順繰りの後世代相互(世代間)扶助方式ですが
同世代の相互(高齢者世代内)扶助方式
も考えて良いのではないか 
高齢者は長年の生活の中から貧富の差が広がっています(所得格差が大きい)

65歳以上の高齢者世帯の貯蓄額2500万円 
全現役世代平均の1.5倍 高齢者1人当たりの収入は現役世代と変わらない

多数の豊かな高齢者が
賦課方式によって
相対的に貧しい現役世代に年金・医療・介護について負担を強いる制度 
日経2000/06/28 鴇田(ときた)一ツ橋教授

高齢者の所得や資産の水準は
個人による格差が大きいが 平均すれば現役世代と比べ必ずしも少なくない 
日経2000/03/16

高齢者にも負担 社会保険方式よりも消費税方式との提案あり

2000年の推計人口は 50歳以上が成年人口のほぼ半数を占める
負債を除いた日本の純金融資産でみれば
50代以上は82%弱を保有する豊かな世代
(国立社会保障人口問題研究所)

chousa

このように金融資産も多い高齢者が
なぜ現役世代の援助を受けるような仕組みになるのか  
このことは老親の財産(相続財産となる)への目減りを防ぐ一部の相続人(子)の潜在的策略としか考えられない 

世代内格差の縮小  うんざりするほど耳にする抜本的対策 

参考 リバースモーゲージ 
不動産を担保に生活資金を借り入れ 死亡後に不動産を処分することで返済する

要介護者のいない低所得者の保険料負担は社会保障制度の不正義の部分であり 疑問と不信感を持たせます

富裕者も多い高齢者の同世代の人への助け合いはないのでしょうか

それよりも
子の養育費 教育費の現在の公的扶助から 
社会的責任による費用の全額負担が論理的です 
若い世代は資産の蓄積がない 
高齢者は自己責任による資産蓄積の期間が長い

現在年金保険で使われている世代間扶養の意味は

一 社会的世代間扶養(家族間の世代間扶養でない) 

現役世代の拠出金を原資として年金の給付金を決めると言う意味です  
従って給付金が現役世代の人口構成の影響を受けます

8 経済的強者と弱者

低所得者と所得再分

年金保険制度には所得再分配という理念がありますが 

高齢同世代の高額所得者と低所得者間(高齢者の世代内)の所得再分配・助け合い
・・・ それはどこに行ったのでしょうか
同世代どうしで解決したらどうでしょう 
同世代の助け合いはしない? 話がとんでもない方向にそれている 大蔵省・・?? 
助け合いという言葉には注意を要します 累進消費税 所得税(累進税率 勤労意欲の減退 助けたくない?)

富裕な高齢者もたくさんいます 
この富裕層の高齢者は同世代の相互扶助として介護費用の負担をする気はないのでしょうか 
同世代の富は同世代の人達の働きの結果ではないのですか 
世代間の所得再分配よりも高齢者世代内の所得再分配を重視すべきとも思われます 

しかし現在では無理でしょう 
なぜならば共通の不安ではないからです 
若者なら将来に対する共通の不安はありますが富裕な高齢者は経済的不安はないから扶助の相互性はないのです  
富裕な高齢者はその富を楽しむのは当然のことだということです  

 機会の平等と結果の平等

世代間の公平と世代内の公平 世代間の相互扶助と世代内の相互扶助 扶助と公平

生前贈与 遺産贈与などの私的個人間の所有権移転 これらの関係は

相続財産となれば 後世代の機会の平等を阻害する働きをします ここを議論すべきだと思いますが いかがでしょう

はじめに

参考 介護保険

9 相互扶助制度

社会保障制度は
自己責任・自助努力では解決できない場合の相互扶助制度であるのに
自己責任・自助努力で解決しているものまで
世代間の助け合いに含めるのは高齢者に対する偏見の世論つくりである 
不必要に若者に負担を感じさせる世論は社会悪ですし 
公的機関の不適切で不必要な介入になります

立ち上げは国家だとしても 
将来は地域住民の自発的相互扶助精神の醸成による介護にしなければならないと思います

介護保険の負担が多くなれば私有財産との関連も考慮しなければなりません 
社会的責任が強調されれば自由も制限されなければならなくなります 

責任の社会化が個人を責任からの開放し 
それはさらに責任の分散を生じ 責任の所在があいまいになり 
無責任社会へ
との恐れもあるのです

9-2 子の扶養と親の公的介護

子の育児・扶養は親の責任・私的責任(公的扶助) 
親の介護は社会的責任(介護保険) この発想の違いはなぜか 

高齢者の福祉が社会保険であり 
育児が公的扶助で成り立ち、社会保険でない 
この二者の相違もかんがえなければなりません 

次世代現役の子供の育成が親・個人の責任で成り立っています 
これを抽象的に世代間として捉えれば矛盾は感じないかもしれませんが 
具体的個人から捉えれば 
育児に携わる人と 
育児を負担しない人との間の不公平
があります

10 年金制度改正

新エンジェルプラン
政府の基本方針 
社会全体で子育て家庭を支援 
仕事と子育てが両立可能な環境整備の必要性を強調

保育所 入所児童世帯の生活保護目的から 生活支援目的に 

休業手当ての給付水準の引き上げ 職場復帰の支援措置創設 家族看護休業制度検討 保育所 民間参入 企業内保育所支援 
32000人待機児童 延長保育 休日夜間保育 1999.12.17

社会保障の税の財源  
消費税 相続税 介護の社会化は一対の関係である相続の社会化に帰着する

 

はじめに

11年金制度改正

12年金制度改正

13年金制度改正

年金制度改正に向けて  35兆円

具体的人間(自律)を捨象した 具体的人間の生きる意義(自己選択・自己決定権など)を捨象した 社会保険・社会保障制度は不正義です 

制度は手段であり目的ではありません 
個々の人間が人間らしく生きるため
に社会が認知され制度があるのです 
権利は他人の犠牲を基盤にすべきものではありません 

幸福の最大値はバランスの上に成り立つわけですから個々の事象についてパーヘクトの満足はありません

長命を保護の対象としてみるより 
長寿にするため
に高齢者の社会貢献の場や方法を模索すべきです

長命は保険事故なのか 
一定の年齢に達すれば老齢年金受給
現在の公的老齢年金は年金払いの強制貯蓄みたいです 
従って拠出金は生存中に受給しなければ不満を感じます 

これからの年金 
長命そのものは保護すべきリスクの保険事故ではありません 
所得能力喪失 高齢が保険事故である 老齢年金支給から 

所得能力喪失 高齢による労務不能の場合の所得保障が老齢年金保険です 
この場合は高齢でも所得があれば減額されます

高齢でも所得が多ければ年金は貰えない

国民は前者 一定の年齢に達すれば老齢年金受給の理解です 
政府は後者 高齢による労務不能の場合の所得保障の意味で対応しています

 

公的年金は営利追及しない公的機関だから安全ですの虚偽性 

公的年金は国民の強制的負担で成り立っています 
公的年金では保険料の値上げで制度維持を図ります 
これでは制度は維持できても国民の生活が破綻します 本末転倒です

責任者を特定できない公的年金の安全性を主張すればするほど不安を感じます

年金財政も不安の段階でなく 実態は破綻しているはずです 

1960年代の社会状況の中で設計された社会保障制度がその原型を維持する限り 
現在の社会状況に対応できる社会保障制度であり得るわけはありません 
それなのに「国の制度だから安心です」という表現をする政治家官僚が存在することが問題です 
それほどごまかしやすい制度であるということです

公的年金の欺瞞的部分は国民の拠出金の歯止めがないところです 
給付の約束を履行するには拠出金を無制限に増加させることが出来るということ 
すなわち逃げ道があることです

厚生年金福祉事業団の破綻を参考にしましょう

計算4画面keisan4.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/keisan4.htm#4
nenkin/zairou.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/

年金支払い記録経過表示

在職者支給表示(停止コード)一覧表
nenkin\zairou.htm

  コード 支給停止額の計算方法
基金加入期間無し 400 全額支給
  401  
  411 全額支給停止(加給年金額を含む)
基金加入期間有り 600 全額支給
  601  
  611 全額支給停止(加給年金額を含む)
  614 全額支給停止(加給年金額のみ支給)

最適賃金を見つけるためにnenkin2\hyou.htm
nenkin2\jyukyuuhyou.html
最適賃金を見つけるために最適賃金を見つけるために
在職老齢年金と高齢者継続雇用給付金など
支給表比較表を作成しましょう
年金の計算nenkin2\KEISANN.htm 6 年金計算 6-2 年金計算data 7年金11年度価格受給表 年金受給表
高齢社会の年金nenkin2\shaho.htm
社会保障私見nenkin2\shakaiho.htm 8 私の年金感 社会保障制度 
相談nenkin2\soudann.html 9年金相談
手続きnenkin2tetuduki.htm ※ 老齢年金請求 手続き 2 障害年金  3 遺族年金 4 共済年金 5部分年金
話題nenkin2wadai.htm

 

 

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