年金改革の論点
年金制度が国民の行動・意識に影響する
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden.htm
ホームページにBACK5 社会保険労務士 川口 徹

スウェーデン方式
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden3.htm
年金制度が国民の行動・意識に影響する
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden2.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nenkkk.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nenkkk.htm

年金制度が国民の行動・意識に影響する

そして給付と負担 財源を問題視しますが
私はもっと問題にすべきは

制度が人の思考に影響を与え行動を変えるということだと思います

人の行為は本人の意思意欲と環境との相互作用により決定されています
制度的・政策的要因 社会的・文化的要因
従って税方式か社会保険方式によって国民の行動・思想・思考方法が変わるということです
直接税 間接税 富裕税なども同様です 

そしてこの思想などが国家の将来を左右します 
これの論議が少ないのは摩訶不思議です

個人の尊厳を守るには社会保険方式が原則になります 
そして20歳からでも払える保険料が出発点になるでしょう

民主主義社会の理解があれば充分制度維持は可能ですし  
そのような教育は当然認容されるでしょう
川口2003/10/24

 

http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm
基礎年金の税金化について
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50

2009年には基礎年金の2分の1は財源が税金になる予定ですので基礎年金の税金化は進んでいるのです
国民の共生共存の意識に応じて社会保険料と税金のバランスを変えていっているのですから 
あえて基礎年金は税方式と言っても
何も新鮮味のある政策 マニフェストではないのです 

年金保険料納入の性善説論 
未納者265万人近いのに性善説は矛盾である 
http://www.fukushi.com/news/2001/05/010528-a.html
納入事実の証拠としてふさわしいかどうかでクールな決断をすべきでしょう 
証明の努力を求められなければなりません 問題はその程度です 
第三者委員が支払の判断しても その支払の財源は年金加入の納入者の保険料や税金なのですから 
他人(国家)の判断で 年金納付者の受給額が少なくなるのです
第三者委員が他人の年金(年金加入者の財産)の受給額を侵害するのです  

消費税で財源をまかなうにしても 消費者から年金の財源になる過程では不正とか手続きミスが出ないというのであれば
年金保険料関与者は無能とか悪い人で税金に関与する人は能吏とか善人であるという証明がされているのでしょうか

単に目先を変えるだけの思いつきの発言であればそのような人に払う人件費はそれこそ税金の無駄使いでしょう
2007/7/13 参院選の公約に関して

消費税の脱税が横行 飲食店 人材派遣業 建設業 消費税減免制度の悪用 国税局 国税庁 2007/7/16
社会保険庁の廃止・解体 日本年金機構 2010年

政府管掌健康保険 事業所150万件 1900万人 全国保険協会

子供を育てる意味 地域 コミュニティ
環境
人類史5万年前

所得再分配政策 
低所得者を救う⇒努力したが運が悪い人を救う 

互恵的な利他主義  格差がないと努力をしない 

選択や努力 才能 家庭環境

運が貧困の原因 怠惰が貧困の原因

給付の仕組みの再構築 2003/10/24 日経

1公的年金の所得保障機能 収入の高かった人は 給付水準の累進的削減

2 退職後も高収入 年金給付をしない

3 給付総額を削減

2004年の公的年金制度改革

給付額 モデル月額238000円 2002年度 現役世代の平均賃金の59.4%  400673円

保険料13.58%を20%までに引き上げ以降は固定する

団塊の世代1947 56.8%から1949生まれまで 

1960生まれ 65 2025 54.4%

給付倍率

1935生まれ    保険料の8.4倍

1945            4.7  

1965           2.8

1985           2.3倍

年金改革社会保障制度の発展 目的とその社会 shakaiho.htm
 
        モデル年金   保険料率 男性の平均月収

1961年 国民年金発足     3519円     3.5%   14000円

1965年 月額1万円を目指す   1万円     5.5%   25000円     いざなぎ景気1965〜70

1969年 月額2万円を目指す  1万999円     5.5%   38000円

1973             52242円     7.6%   84600      第1次石油ショック

1976 オイルショックに対応  90392      9.1%   136400     第2次石油ショック1979年

1980 支給開始年齢80歳    136050     10.6%   198500

1985 基礎年金制度導入    176200     12.4%   254000

1988  公的年金等控除新設

1989 完全自動物価スライド  197400      14.3   288000

学生強制加入 91年度

1994             230983      16.5%  340000

1999             238125      17.35%  367000

 

厚生年金の給付水準は 
60年代の制度改革で次々と引き上げられる 
65年の1万円は現役会社員の平均月収の4割弱

69年の2万円は4割強 
福祉元年の73年 
賃金スライドの導入 物価スライド 
27年間の保険料で現役月収の約6割の年金保証の内容となる 
改革の直後オイルショック 高度成長は終焉を迎える

80年代石油危機後も
加入期間が短くても充分な年金額を支給 
将来四十年保険料を払えば平均月収の80%以上受給可能の異常事態になっていた 
そこで85年改革 給付水準の引き下げ 
この改革の10年の遅れと3号被保険者制度の誤算が年金制度破綻の主たる原因とされている

保険方式から税方式へ

保険料の代わりに税負担が重くなる

世代ごとの保険料負担額と年金給付額

生年 保険料負担額 年金給付額 負担給付比率
  @ A A/@
  万円 万円
1935年生 700 5800 8.4
1955年生 1800 6300 3.5
1975年生 3900 9300 2.4
1995年生 6500 14200 2.2
2015年生 9800 21100 2.1

専業主婦 65歳時点における額

厚生労働省試算 2003/8

片働き世帯は全体の4分の1

厚生労働省関係者が言う 
公的年金は世代間の助け合いの仕組みである 
損得で議論すべきでない
 

このようなことを言うこと事態が傲慢であると思われる
助け合いは損得ではない 
しかし助け合いの程度・範囲・質量の外枠は不明確であり曖昧である
 
その外枠周辺は損得の世界と混在します
純粋な助け合いはほとんどの人は異議を唱えません 
外枠周辺の混在部分が疑惑・不平不満の生じるところです 
それを損得でないといっているからおかしくなるのです 

仕組みの不備を覆い隠す言質です  
だから不信が生じるのです 
外枠周辺部分は損得の意識が生じてくるのです 

立案者にあのような考えの押し付けがましさがある限り 
公的年金の仕組みはうまく機能しないでしょう

2004年の年金改革 厚生年金夫婦で分割  分割対象 制度実施後の婚姻期間にとどまる

年金改革 負担と給付
格差社会 強者の論理 所得の移転 公平 弱者の正義と恐喝 社会の安定平和

06年度公的年金給付  47.4兆円 国民所得比12.6% 
物価上昇率から0.9%分の調整率を引いた値を年金額に反映させる

負担と給付の関係がみんな同一であればそれは社会保障制度としての年金制度ではなくなります

年金が社会保障制度を構成するものであれば負担のみの方も給付を受けるのみの方も生じることは覚悟しなければならない

誰が損をし誰が得をするかの制度による所得移動なのです 
それが納得できる合理的根拠付けが大事なのです

それに年金運営に携わる人たちの人件費事務費が多く 
それにより負担の割には給付が少ないことが問題なのです 
ここが年金不信の根源なのです
 
従って年金改革は公務員制度改革又は公務員の意識改革も重視されているのです 

年金不信は大きな誤解と 
経済産業研究所のY氏は言っています

@将来の保険料負担に上限を設けた 
上限の時期がくれば法律改正が今までのやり方です 法改正しない約束はできないでしょう そういうわけでこの上限は全くごまかしの役目以外にありません

A賦課方式だから世代間不公平は避けられない
その当時の給付額と拠出額の数字で説明しないと納得できないでしょう

積立て方式の問題点は 運用リスクだそうです
積立て方式・賦課方式shaho.htm#45

 

年金 医療 介護 2002年 年収の22.78% 本人分11%超

どのような政策でも
その政策が有利に働く人と不利に働く人が生じる

社会保険料が高いとの批判は内容を分類して考察しなければならない

拠出者個人のために使われるれる部分と 
公共公益・他人のために使われる部分があるからです

拠出者個人のために使われるれる部分
保険料の高さは深刻な問題にならない

公共公益・他人のために使われる部分
保険料の高さは深刻な問題になる

保険料拠出 負担部分が多く受益部分が少ない人たち
社会保障制度 大きな政府に反対し 税方式に反対します

保険料拠出 負担部分がすくなく受益部分が多い人たち
社会保障制度 大きな政府に賛成し 社会保険方式に反対します

本人の意思努力に関係なく
制度の有る無しで
生活が変わる人びとがいることになります 

税方式か社会保険方式shahozei.htm

保険料の段階的引き上げ 20年後に固定方式
給付と負担 パート労働者加入 高齢者の就労促進策 60歳前半の在職老齢年金20%減額の削除低所得者
kouen

 

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年金資金運用
公的年金積立金の運用
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nkunyou.htm nkunyou.htm#1

現在では資本家は労働者を搾取する反社会的存在だとされていません 私企業でも社会的貢献を必要とされています 国の監視の基に年金資金運用する公益法人の制度を積極的に考慮してほしいものです 

現在の年金と医療制度の骨格は1961年に国民皆保険・国民皆年金として実現 
高齢化率は低く 少子化の兆しもなかった 雇用も拡大し 所得も伸びた

この恵まれた時代に設計された制度のマイナス部分がそれから30年から40年後に顕在化したということになります 
厚生年金加入者3295万人 受給者1650万人   50.1%  2人で1人支える 1998年度末]

しかし 資本蓄積(社会資本)が時の経過と共に増え 教育投資も多い後世代では これらの恩恵を得て労働生産性も高いと考えねばならない そうであれば国民負担率が上がっても可処分所得は減りません誤解を招く表現は政府不信を生じさせます IT革命が生産性の向上をもたらす

世代間扶養なら なぜ私の子の養育費用を支給してくれなかったのですか 運が悪いで済ますのですか  
社会的正義は個人的不正義不道徳になることもあります

2002年度末の積立金が前年度より1.9%減少し141兆円5000億円になった。
株価の低迷が原因
公的年金は
保険料からその年の給付費を払った剰余金を将来の年金給付に備えて積み立てている

積立金は財政融資資金に預けるほか 
年金資金運用基金が財投債の引き受けや
民間金融機関を通じた市場運用を実施している

厚生年金の分132兆1000億円 1999年はは135兆400億円であった

国民年金は9兆5000億円 前年度9兆7000億円

2003/10/10

年金積立金145兆円の取り崩しが必要 坂口厚生労働相

負担抑制と給付の維持が狙い 年金の保険料20%労使折半上限  
原則理念のぶれ的取り崩しはますます年金の将来不満不信が高まる可能性も考えられます

2003/9/

積立金の運用http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nkunyou.htm

国民年金は国民皆年金
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50

賦課方式 少子高齢社会 積立て方式 積立金の取り崩し

拠出と給付の対応がない 税方式 最低保障年金 個人勘定

所得比例部分の民営化

現在の年金制度はshaho.htm#44
現在の年金 (年金積立金143兆円 2007年には150兆円と言われています)

現在の社会保険制度・年金保険について

成立の要件としての原資の徴収

厚生年金は(1942年)積立方式で成立しました

老齢基礎年金は立ち上がり期には 賦課方式で成立しました(1961年) 
しかし少子化社会・人口構成が安定しないので修正が必要です 

財政方式 
積立て方式・賦課方式shaho.htm#45   

賦課方式 (現役世代の保険料が年金受給世代の年金に回る) と 
積立方式 (自分が貰う年金を積み立てる)

立ち上げ期と成熟期

国民年金は国民皆年金を目指して賦課方式を採用しました 国民年金は保険税として徴収 保険税としての保険料は定額です 賦課方式が故に立ち上げ期もすぐ保険金を給付できます 社会的世代間扶養という理論的根拠を与えました 

現在の年金と医療制度の骨格は1961年に国民皆保険・国民皆年金として実現 
高齢化率は低く 少子化の兆しもなかった 雇用も拡大し 所得も伸びた

賦課方式は 負担をしない高齢世代に即時に受益を与え その程度も増幅しがちであった
1973年福祉元年 老人医療費無料化 国民年金の増額

この恵まれた時代に設計された制度のマイナス部分がそれから30年から40年後に顕在化したということになります

世代により人口が異なります 給付に必要な資金をすべてその都度徴収すると人口構成の変化により不安定になり 世代間の不公平も生じます  人口構成により調整する必要があります   そのため予め積立てをしておく必要が生じ その運用の問題が発生してきます

2000年には4人で一人分 2010年には2.8人で一人分 2025年には2.3人で一人分の負担です 国民の負担率の増加を意味します そのため政府は保険料の値上げと給付金の引き下げを主張します これは賦課方式の場合の事です
厚生年金加入者 3295万人 受給者1650万人   50.1%  2人で1人支える 1998年度末]

しかし 資本蓄積(社会資本)が時の経過と共に増え 教育投資も多い後世代では 
これらの恩恵を得て労働生産性も高くなると考えてもおかしくない 
そうであれば国民負担率が上がっても可処分所得は減りません 誤解を招く表現は政府不信を生じさせます IT革命が生産性の向上をもたらす

 

積立方式だと
自分の老齢年金は自分の拠出金からです 
保険料と給付額が連動し 国民負担率の増加は自分への年金給付の増加を意味します 
この中から障害年金・遺族年金充当分を引けば良いわけです 
問題は給付時における積み立て額の実質の評価額です 
現役世代の生産性に影響されます

賦課方式であれば 
必要な財源は現役世代から保険料として徴収されます 
保険料は
負担能力であり 現役世代の生産性に影響されます 

賦課方式であろうと積立方式であろうと

現役世代の生産性に影響されますから 
その意味では世代間扶養は当然の事であり

どちらを基本とするにしても具体的妥当性を考慮して修正された方式になります 

新制度移行の際 二重負担にならないように
積み立てた保険料の運用も
 
給付時における積み立て額の評価額も 
結局は 人口や経済状況の制約をうけます

この点を考慮に入れてないから小田原評定になるのです

事業家や医師の場合を例にすれば 
後継者がいなければ如何なる蓄えも設備もノウハウも無価値になるということです 
如何なる有用な承継物も後継者の利用能力が価値の最大値です

すなわち先代の価値は次世代(後継者)次第なのです 
現状維持あるいは価値の増殖は認識不足です

人口や経済状況の変動 思想の制約をうけます 
積み立てた保険料の価値評価も現役世代の影響次第なのです

結局は その年度の支給可能額を 
みなし積み立て額という評価額で個々人の分配額をきめ  
これを基本に給付をすればいいのです

経済的側面では
積立て方式も賦課方式も
本質的
・結果的にはあまり変わらないにしても 
国民はどちらを基本した方が
わかりやすいかを問題にしなければなりません

意見参加が容易になるからです 
住民(国民)理解・意見参加が民主主義の基本であり 
自己主張は 生存の自己確認です

賦課方式だと積立金があるはずはありません

賦課方式はその年次ごとに精算する方式だからです 
年金の原資を融資するほど剰余金はありえません 
現在でも積立金が143兆円あること自体がおかしいのです 
国民は積み立て方式のつもりで保険料を納付していたのです 
官僚が運用に失敗したので 
あるいは自分達の為に使いすぎたので賦課方式だと言い出したのだと私は思います 
そのため説明に つじつまの合わない・不自然な現実的でないことが生じているのです 
納付が義務となり、
未納は違法となります 
制度の良し悪しの判断は不問です 
積立て方式だと 予見できますので制度の良し悪しで参加します 
自分の財産がどの程度自分の手の内にに在るか無いかが大切なのです 2004/9/30

 

総報酬額性でないと不公平という主張の意味

本来年金は保険料を払わないものは貰えないと考えれば不公平でないはずです 

払ってもその相応分は貰えないから少なく払う人は得になる だからボーナス分を払わない人は得になる 従って不公平である 政府側の論理で国民拠出者の論理ではありません 

しかし恩恵を受けるのは政府でなく私達の親世代で同じ国民です 世代間の助け合い賦課方式 如何に考えれば良いのでしょう 

賃金スライドは無くなります  物価スライド方式のみ

はじめに

 

現在年金保険で使われている世代間扶養の意味は
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50

一 社会的世代間扶養(家族間の世代間扶養でない) 

次に 現役世代の拠出金を原資として年金の給付金を決めると言う意味です  従って給付金が現役世代の人口構成の影響を受けます 

世代間扶養と言う理念は世代間不公平を内在していたのです 只 歴史的な背景が違う世代の間で公平性を論じてもわかりにくいがため負の部分が顕在化しなかったのでしょう 

「世代間の負担の公平」は賦課方式だと  拠出の根拠と受給の根拠に関連が切断されるのでその負担の公平の判断基準が明確にしめされない限り 政治的に利用されやすい

積立方式だと自己の積み立て額が基本になるからわかりやすい 状況の変化に合わせて立ち上げ期の賦課方式から積立方式へシフトしていくべきでしょう

積立方式だと 積立金が蓄積されますので 年金資金が 資本として自己増殖作用が可能です 資本主義社会体制の基で高齢者が資本家としての地位を得る事になります 

だとすれば高齢者は労働能力喪失し労働者の地位を失ってたとしても資本が生み出す利潤(運用益)で生活可能な年金を受給できるようにもなります 

経済的には可哀想な老人ではなくなります 

一定の年齢になれば年金を受給できるようにし それで高齢期の人生を楽しむようにします 高齢になる事は人生を楽しむ年齢になるという事を意味します

株式運用によって経済が成長する場合 
株式運用はリスク資本を提供することであり 
それにより技術革新(イノベーション)や起業が促進される 一人当たりの生産性が高くなる
但し 経済成長にはリスク資本が不可欠

国債運用の場合 国債とは 赤字国債などは論外である

 

現在の徴収した年金保険料を全て使い尽くす賦課方式は 個人の生活に例えると貯蓄をしない生活です そんな人はほとんどいません まして老齢年金は拠出金を40年以上の後に支給する制度です

賦課方式は立ち上がり期のやむをえない方式です
年金保険料負担期間はないのに受給している現役時代に年金制度のなかった人は 保険料に該当する負担を税金として徴収され それを社会資本充実のために供しています 
その恩恵を後世代の人が受けているので 無拠出受給者であってもそれなりの正当性はあります  しかし何時までも国民に賦課方式の説明を固執するのはいかがでしょう

積立方式だと説明が容易です 
負担と受益が明白(個人) が社会保険の特徴
だったはず  (社会保険は人頭税か?) 

年金は 労働者を対象に 労働者保険・厚生年金が積立方式で行われました 

しかし第二次世界大戦 戦後の混乱 インフレで積立金も価値がなくなりました 長期的政治の安定が必要条件です

積立方式だと自分の老齢年金は自分の拠出金からです 国民負担率の増加は年金給付の増加を意味します 

この中から障害年金・遺族年金充当分を引けば良いわけです 問題は給付時における積み立て額の評価額です

賦課方式だと説明しにくい 

賦課方式 (現役世代の保険料が年金受給世代の年金に回る)だと 

国民年金は保険税として徴収 保険税としての保険料は定額です 賦課方式が故に立ち上げ期もすぐ保険金を給付できます 社会的世代間扶養という理論的根拠を与えました 

立ち上げ期と成熟期

国民年金は国民皆年金を目指して賦課方式を採用しました

賦課方式は 負担をしない高齢世代に即時に受益を与え その程度も増幅しがちであった
1973年福祉元年 老人医療費無料化 国民年金の増額

 

政府が政策に利用しやすい 政治的リスクか 市場リスクか
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50

日本は 修正積み立て方式 あるいは 積立金が多めの賦課方式 といわれています

昭和36年からの国民年金は賦課方式で行われました 少子化で現役世代の負担が過重になりそうです 
人口増加を前提にした昭和年代の国民年金の賦課方式は人口バランスが安定することがなければ 世代間の助け合いという表現は政策不備をカモフラージュする言葉です

老齢基礎年金は立ち上がり期には 賦課方式で成立しました(1961年) しかし少子化社会・人口構成が安定しないので修正が必要です  

賦課方式の欠陥 
拠出と給付の関係 自助努力とその成果の関係などがわかりにくい 厚生年金基金の破綻は企業労働者の人数の減少も原因の1つである

世代により人口が異なります 人口構成により調整する必要があります 

2000年には4人で一人分 2010年には2.8人で一人分 2025年には2.3人で一人分の負担です 国民の負担率の増加を意味します そのため政府は保険料の値上げと給付金の引き下げを主張します これは賦課方式の場合の事です

国民年金の空洞化膨らむ
国民年金の未納は 将来の無年金者 低年金者を生み出し 世代間扶養の原則(賦課方式)を揺るがす 

年金制度の不安 
保険料が上がりつづけるのではないか    答えは YESです 
払った保険料に見合う給付が受けられるか 答えは NOです

理由は 
少子高齢化が進む社会で賦課方式だからです
 高い保険料を消費税で払うか保険料で払うかの問題です

どちらを基本とするにしても具体的妥当性を考慮して修正された方式になります 
結果的にはあまり変わらないにしても 国民はどちらを基本した方がわかりやすいかを問題にしなければなりません

2002年3月8日 19:34
「賦課方式」に代わる「積立方式」についてのメリット、デメリットを教えてください

厚生年金は(1942年)積立方式で成立しました

財政方式   賦課方式 (現役世代の保険料が年金受給世代の年金に回る)と
       積立方式 (自分が貰う年金を積み立てる)

はじめに

社会保険庁の解体
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50

社会保険料の徴収に問題があるから 国税徴収と同一機関で徴収するかのごとく議論は 雑である

税金としての集金や使い方と年金としての集金や使い方が異なるので国民の対応が異なっているのです 
社会保険庁を解体すれば上手くいくわけでないのです どのような制度・運用にするかが重要なのです

制度などが変われば公務員の態度も変わるのです
年金制度改正に向けてnenkin2/shakaiho.htm#14

年金行政の失敗を現場の公務員にしわ寄せするのは不条理です
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nenkin2/shakaiho.htm#14

 

10 確定給付型と確定拠出型
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50

現在の保険料は確定給付型で安心と政府はいっていますが 5年ごとに財政再計算をします つまり五年ごとに変わるわけです 

個人の受ける年金の受給額の拠出金に対する比率は毎年低下しています それを5年後毎に更に低下させます

その上 受給年齢を上げていきます  

社会保険庁発行のパンフレットにこう書かれています 
日本の国が健在である限り 公的年金はなくなりませんし 保険料を納めていれば年金が貰えなくなることはありません ご安心ください

しかし おそらく 国民は
@国の年金財政が健在でない 
A年金が少なくて生活保障にならない 
B受給年齢が高くなり 年金を貰える期間がほとんどないから 老後の保障にならない 
Cそれに年金制度は不公平だ
と思っているのです だから年金に不信感があるのです


確定給付型だから安心と思っている国民がいるのでしょうか 原資に不安定要因があれば給付は不安定になります 確定給付は原資の安定の反映に過ぎません 


社会が安定すれば確定拠出形も給付価値は安定します 

確定給付型は無理があります 固定的安定社会であれば確定給付型が年金としては安心である 動態的社会ではそれは実際的でない かえって政治的操作をされやすい事を国民は気づいているのです

その破綻の犠牲を受けるのが自分たちだと今の若者が思っているのです
ほとんどの人が保険料を払っても自分たちはもらえないという不安を年金制度に持っています
これは国民の思考方法と政府の思考が違うからです 国民主権とは言えません 

動態的社会においてもフレキシブルに対応できる確定拠出型は無理が少ない 

公的年金の安全を主張すれば 安全のために犠牲になる部分を知る必要があります 
本来国は生産部門を所有してないから 国民にその補完を求めなければなりません 
公的年金の情緒的安全性の主張は 国民負担の増加を意味します 
そうであれば制度が残り 国民が破綻する事が考えられます

個人の受益額を増やし負担を減らす政策は将来世代に一方的に支払いを背負わすことのなります 将来世代の負担能力は如何ほどでしょうか

使い捨て出来ない国民=労働力の効率的有効な利用 その恩恵の対象は国民であります 国家でも企業でもない

国民の立場になって考え国民の論理に沿った説明が必要です

 

 

社会保障制度ただ乗り論

少子高齢化社会の医療年金介護は若者の拠出金が高齢者の給付に当てられます
 社会保障制度がなければもともと子が高齢者である親に個人的に負担すべきものなので社会保障制度のために負担が増えたわけではありません 
しかし制度であるために具体的個別的にみればただ乗りも生じる不公平感があります 
従って子の養育も社会的責任の観点が必要なわけです 為政者が単に道徳の名の下に社会の制度を維持しようとすることは現実的でありません

はじめに

 

医療の問題点は 医療情報が医療機関に偏在(情報の非対称性)していることだといわれています

医療費 97年 30兆円 1人あたり24万円 その37%が老人医療費  2050年には1人当たり85万円

2004厚年法nkk.htm

社会保障制度の発展 目的とその社会 shakaiho.htm

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静岡県富士市 社会保険労務士 川口徹

http://www1.mhlw.go.jp/wp/wp99_4/chapt-a1.html

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/11/h1117-1d.html

http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi

C:\WINDOWS\Profiles\tk-o\デスクトップ\WWW\nkkkhs.htm

 

年金の一元化
官民格差kanmin.htm と年金の一元化
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/hou.htm

共済年金はなぜ別なのかnenkin/kyousai.html
公的年金制度の変遷
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50
nenkin/kyousai.html#81

年金・雇用年金・雇用と社会保障
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shahosho.htm

少子化の原因shoskg.htm

社会保障制度の発展 目的とその社会 shakaiho.htm

高齢者の知恵と経験を生かした適職の開発
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nenkin2/shaho.htm

年金の加入nenkin2/wadai.htm

社会保険未加入 shmknyu.htm

保険料を納めていない人

現在年金保険で使われている世代間扶養の意味は 

同一世代(高齢者同一世代内)の相互扶助方式「改革の要点2」

給付と負担

国民年金は国民皆年金

公的年金積立金の運用 2003/10/10

リバースモーゲージ

確定給付型と確定拠出型   1999.07020 

 私の主張 1 私の主張 2 介護保険 

2004厚年法
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/mnkk.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/mnkk.htm

年金改革1@ 第3号被保険者 

年金改革2A 離婚時の分割

厚生省 社会保障 年金制度改革
http://www.sia.go.jp/seido/nenkin/nenkinkaikaku.htm
社会保障制度改革
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/06/s0616-4a.html

社会保障制度shahosho.htm
社会保障制度と私見 

年金改革 負担に見合う給付 255

年金を考えよう 
現在の年金制度はshaho.htm#44
現在の年金制度はshaho.htm (年金積立金143兆円)

年金改革 年金の空洞化nkkaikaku.htm
年金制度改革nksdkk.htm

公的年金積立金の運用

保険方式か 税方式かhou.htm#1

賦課方式と積立て方式
積立て方式・賦課方式shaho.htm#45

 

社会保険方式と税方式
保険方式か 税方式かhou.htm#1
年金の財源
給付分配をセットに考察しない税方式賛成者は無責任であるhou.htm#102

財政方式 賦課方式と積立方式 結局は 現役世代の生産性に影響されます

年金改革から社会保障へ
http://www.jnpc.or.jp/cgi-bin/pb/pdf.php?id=143

賦課方式・積立て方式nkkaikaku.htm
賦課方式と積立て方式
積立て方式・賦課方式shaho.htm#45
年金の一元化http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/hou.htm#101 
基礎年金の税金化について
年金資金運用 積立金の運用
公的年金積立金の運用 公的年金積立金の運用
積立て方式・賦課方式shaho.htm#47
http://www.mhlw.go.jp/topics/nenkin/zaisei/zaisei/yougo/you-ha.html

http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm

年金制度改正に向けてnenkin2/shakaiho.htm#14
社会保険庁の解体  
年金制度改革nksdkk.htm
社会保障制度shahosho.htm
社会保障制度と私見 

年金を考えよう 
現在の年金制度はshaho.htm#44
現在の年金制度はshaho.htm (年金積立金143兆円)

年金改革 年金の空洞化nkkaikaku.htm

社会保険方式と税方式
保険方式か 税方式かhou.htm#1
年金の財源
給付分配をセットに考察しない税方式賛成者は無責任であるhou.htm#102

年金制度が国民の行動・意識に影響する
財政方式 賦課方式と積立方式 結局は 現役世代の生産性に影響されます

年金改革から社会保障へ
http://www.jnpc.or.jp/cgi-bin/pb/pdf.php?id=143
自律と自立があって社会保障
高齢化社会の年金に及ぼす影響
年金より雇用

年金の財源nenkzaign.htm
社会保険料は強制徴収ということで税金に似ているが
 給付目的が限定されているので本来の税金と大きく異なっている
社会保険料を税金と同じという考えの方では 大きな誤りを起こすであろうと思いますがいかがでしょう 2007/8/7 /169
年金改革 年金改革shnkk.htm#nk1 負担に見合う給付 255
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50
年金改革 年金の空洞化nkkaikaku.htm
年金の積立金で高齢者は資本家nenkin2/shaho.htm#1
高齢化社会の年金に及ぼす影響nenkin2/shaho.htm

 

税方式か社会保険方式shahozei.htm 消費税方式shouhizei.htm
年金資金運用#62 公的年金積立金の運用nkunyou.htm
http://www.jnpc.or.jp/cgi-bin/pb/pdf.php?id=143

用語

リバースモーゲージ
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shnkk.htm#50
高齢者が所有する不動産を担保に年金方式で生活資金を融資し 最終的にその不動産を処分して返済する制度 
問題多く伸び悩んでいる 武蔵野市は1981年導入
 

年金補完で威力 2004/9/19 日経
自治体 住宅メーカーの間で導入が進んでいる
マンションは担保として認められないことが多い

スウェーデン方式http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden2.htm
スウェーデン方式http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden2.htm
経済 財政 社会保障 3http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden3.htm
デンマーク 
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden3.htm
デンマーク
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden3.htm

支給開始年齢http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nenkkk.htm
年金改革2
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/sahops.htm
これからの年金
neksdkk\krkr.htm
マクロ経済スライド http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/mcrsrd.htm
neksdkk\mcrsrd.htm
年金改革私案
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nenkkrkr.htm
年金改革支給開始年齢neksdkk/nenkkk.htm http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nenkkk.htm 年金改革私案neksdkk\nenkkrkr.htm
社会保険のポータルサイト年金制度改革

社会構造に影響neksdkk\shahoze2.htm neksdkk/shahoze2.htm
社会保険方式と税方式neksdkk\shahoze3.htm 
税と社会保障社会保険方式と税方式neksdkk\shahozei.htm 
スウェーデン方式 1999年の年金改革 neksdkk\suweden.htm 
年金の空洞化neksdkk\nkkaikaku.htm http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nkkaikaku.htm
年金改革の論点 年金の財源(税金と社会保険料)neksdkk\shnkk.htm 

http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nksdkk.htm http://www.bekkoame.ne

http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nenkkk.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nenkkrkr.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nkkaikaku.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/nksdkk.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/sahops.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/sd1gk.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/shahoze2.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden2.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden3.htm
スウェーデン方式shnkk.htm#50 みなし掛け金制度 1999年の年金改革
労働重視の社会保障政策shahoshou/shahrod.htm
年金制度が国民の行動・意識に影響する
財政方式 積立方式・賦課方式shaho.htm#45結局は 現役世代の生産性に影響されます shaho.htm
年金改革から社会保障へ
自律と自立があって社会保障
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/nenkin/bunnseki.htm#3 年金財政

年金制度が国民の行動・意識に影響するhttp://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/neksdkk/suweden.htm