価値の多様化とその認容

富士市西船津109−5 TK-O 年金労務研究の川口徹 
 

 

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価値の多様化と認容 
そして大切なのは価値の多様化とその認容です 通用する社会的能力

価値の多様化は大勢の人に高い能力評価と自信を与えることも出来ます 
自信はその人に輝きを与えます そのことは活性化の源となります
 

多様性こそ種の生存の条件

ただし経営者の言葉だとその中身は 与える地位もない賃金もない 感謝状にしますか 単なる言葉だけにしますか 安くつきます のようなところもあるのではないかとも思います 2000/10/13

多様性が都市の本質 活力の源泉  
ジェイン・ジェイコブス 思想家
高速道路が地域社会を分断し 大公園は非行者のたまり場 猥雑な下町こそ都市の生命

キーワードは「多様性」
ハイエクは 社会を意のままに設計し組織できるとする知識人の思い上がり設計主義に由来すると主張
20世紀は革命 専制 恐慌 戦争の悲惨を人類がやっと生き延びた「生と死」の時代 人類を束縛する隷従への道 ハイエク

20世紀後半は束縛から解放する「隷従からの道」自由の復権
個人の微細な自発的協力

普通の人々の 日々の生活の積み重ねが人間の文明を形つくる
香西 泰2006/6/5日経経済教室より
価値の多様化katityk.htm  

多様性と異質性
ダイナイズム イノベーション

 

自己の生活を守る行動

組織に支配力ある個人
一般の人たちと違った発想で組織の力を利用して 一般の人たちに支配者として現れ 
自己保身の手段・自己の生活を守る行動として
一般の人たちの権利を侵犯し利用する事が生じます
 

(〇戦前・戦中の行政官僚と軍部 〇戦後は官僚と特定企業 企業の政治献金 圧力団体 
〇90年代の日本経済崩落の課程での金融既得権益の保護)

最初は人々の有益な組織が侵害者に変身するわけです 
(権利を守る規制が侵害する規制になる)
理想や社会のアイデンティティーを具現するためであった組織の構成員が 
時の経過とともに既得権を享受する人達の集団になっている 
既得権による安定高収入がゆえに集まる集団になるのです
賃金の安定と省力する労働エネルギー
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/HelloWork/koyou.htm#1-1

 

私企業の公的機関への上乗せ請求 
人件費の水増し請求 ピンはね利益 
自衛隊 財務事務所 公務員の視察費 研修費 物品購入費 会議費で遊興娯楽費の裏金作り 

癒着の構造が大きな組織で 生産部門でない官僚公務員・ホワイトカラーの収入アップ・バブルの内容です 

公務員 県職員 自治体職員 組織ぐるみ
出るわ出るわの裏金問題 
違法の意識がないので裏金問題の発覚しないところが悪質の気もします
物品の架空発注で公金支出
部署間で融通

公金意識の欠如
長崎 鳥取 

静岡 96年公費不正支出 
北海道 95年 空出張
大阪 岐阜 
談合事件の和歌山 福島県知事 佐藤えいさくという人もいましたね

すなわち人間の最初の行動動機は 正義とか善とか公益で動かない 
自己の生活を守る行動です 

西武鉄道 三菱自動車などの不祥事(2004年) 囲い込み症候群(同志社大学 大田肇教授 組織論)
組織の規範が個人を縛り付ける 倫理違反さえ起こす 終身雇用などの雇用形態 

 

会社人間 組織への忠誠心 
成長の原動力でもあるが 状況が不安定だと組織に頼り 保身に走ることにもなる

永続する強い組織
外部の声を組織内に伝える 広報活動
環境の変化に対応した自己改革 自浄能力 2005/1/17

職場が流動化しているとか 倫理的行動を取った人が次に移った職場で高い評価を受けるとかの社会的ベース次第です

 

 

国家と言う単位での所得再分配や規制に限界 集権的な行政国家の転機

国民が政府の活動を如何に民主的にコントロールするかが重要 
情報公開 住民参加 合意形成の選挙制度

社会保障制度も 
個々人の生活向上を目的としていますが 
個人より国の繁栄 社会の安定などという標語の基に
個人個人が特定の人の道具とされ 
個人個人が下部構造の構成員としての評価に成り下がる事が生じます 個人が矮小化されるのです 

それを避けるために 
制度も個人個人の権利擁護のため 
わかりやすいもの
透明性の高いもの、
反論しやすいものにしなければなりません 発言の自由を尊重

それが自由主義社会の社会保障制度なのです 
わかりにくい年金保険・社会保障制度は危険ですし 
歴史的に認知されていません 21世紀は個の時代です

IT革命時代には 大切なのは知識でなく 倫理観であり 
それを育むのは 学校教育か家庭教育か 社会教育か 政治の問題として話題に上がっています

行動の行き過ぎに歯止めをかけるのは やはり自由を保障されている個々人です 
無関心は悪ということになります

 

倫理で(企業)選別の時代にと 高 巌早稲田大教授 2000/05/15の日経に見出しがありました