●唄方
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朝8時ピッタリに目が覚めてしまった。ホテルの一階にあるパティオにて朝食。No.3の67pのメニューを頼んでのんびり食事をしていたら、庭の向こうの通路を真新しい乗用車が走っているのが見えました。そういえば街では古い車ばっかり見かけるような気がしてるんですけど、この国でも新車ってあるんだよな(アタリマエ!)。ここで新車を買うのって勇気がいるような気がします。みんな、運転が粗っぽいし、走ってる自動車を見るとあっちこっちボコボコにへこんでる車が多いですから。
12:00にディアナがピックアップに来てくれました。昨夜、サンドラと食事したレストランの近くでビュッフェスタイルのランチをいただく。
そういえばディアナとゆっくり話をするのは初めてです。
彼女は英語があまり得意ではないと言います。また、母上の友人のご亭主が日本人とかで日本語を少しだけ知っています。
15:00から稽古開始。新人のJ-JO(ジェイジョ)にお三味線の手ほどきをします。すでにマルコがあるていど教えてくれていて、バチの持ち方と姿勢を直したらあっという間にマルコと同じくらいに弾けるようになってしまいました。
●レックスとJ-JO
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彼も勘がいいなと思ったら、マルコと同じくギターが弾けるそうで、バンドもやっているそうです。
前にも書いたと思うのですがこの国では伝統的にギターを弾くことがごく普通なタシナミ、とでもいんでしょうか、とにかくギター人口が多いんです。似たような楽器である三味線に対してもおっそろしくカンがいい人が多いです。
マルコはコツコツ練習してくるタイプで、間違えると自分を許しません。その場で汗だくになって何度も弾き直します。対してJ-JOは間違えるとこっちを上目遣いで見てニコッ(このニコッがカワイイので、つい許してしまう)と微笑んでゴマカすんですが、次に弾くときにはほぼ完璧に間違えません。こいつは天才だ。人が弾いてるのを見てると何となくわかっちゃうんだそうです。
唄の連中にクダンの唄扇子を配ったら、大喜びでした。タテ唄のレックスはもうタテ唄らしい風格さえ出てきました。
●ザヤス先生のお宅にて
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囃子のレッスンはトッタン拍子を中心にしました。新人のゴルジやジャンは汗だくです。女の子で勘のいいIMMAにやらしてみせて、「できないとお前達はクビだぞ」と脅かしながら稽古をすすめました。かわいそうだけど時間がないので仕方がないんだ。許してくれ。
ディナーはザヤス先生の家にご招待。一緒に暮らす言語学のベッカ先生とサンドラの4人で宴会でした。
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